こんにちは、DX攻略部です。
今回この記事では、「ひとり起業とは何か」について解説していきます。
近年では、年功序列や終身雇用の形態が崩壊しつつあり、この先同じ会社に勤め続けていくことの不安などから、「ひとりで起業したい」と思っている方は年々増加傾向にあります。
そういった方向けに、ひとり起業することのメリット・デメリットを解説した上で、ひとり起業におすすめのビジネスや、成功のためのポイントなどについても詳しく解説していきます。
特に、「ひとり起業におすすめのビジネス」や「成功のためのポイント」の要点を抑えることで、今後、ひとり起業を選択する上で失敗しないために、最初に理解しておくべきことが分かります。
ひとり起業とは?
ひとり起業とは、文字に書かれている内容そのまま、「一人で事業を立ち上げる」ことをいいます。
ここで言う「事業を立ち上げる」とは、どんな業種でも営利目的の経済活動をするのであれば、起業したことになります。
利益が出た・出ないは関係なく、新しく事業を始めたのであれば、それは「起業」に定義されるのです。
そう考えると、ひとりで起業することは比較的だれでも容易にできため、ハードルが低いことが分かります。
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ひとり起業の種類
ひとり起業の種類としては、「一人で事業を立ち上げる」といっても様々あり、大別すると「個人事業主として起業するケース」と「会社の設立して事業を起こすケース」があります。
2つの種類について、下記にて詳しく解説していきます。
個人事業主
個人事業主として起業するには、税務署に開業届を提出します。
開業に必要な書類などは、国税庁の公式サイトからダウンロードすることが出来ます。
また、個人事業主といっても、ずっと1人で経営していかなければならないものではなく、従業員を別途雇って、複数人で事業を行うことも可能です。
会社の設立
会社を設立して起業するには、法務局に法人登記の手続きを行います。
会社の設立となると、複数人いなければ設立できなそうなイメージですが、実は会社の設立時に必要な最低人数は1人で、「株式会社」、「合名会社」、「合同会社」の3種類の中から設立できます。
ひとり起業するなら、個人事業主と会社設立どちらが得?
現代では、ひとり起業は個人事業主としてでも会社の設立という形でもどちらでも可能なことを解説してきました。
しかしそうなると、どちらで起業した方が良いのかという問題が発生しますが、一つの目安となるのが事業による収益です。
収益とは、所定の会計期間内で、企業の営業活動によって生じた資産が増加した金額のこと(資本金は除く)です。
経営者個人に発生する所得税は、所得が高くなるほど税率が高くなりますが、法人税は所得に関係なく税率は一定のため、ある程度収益がある場合は、会社を設立した方が税金が安くなります。
先ほど、ある程度収益がある場合と言いましたが、だいたい500万円以上収益がある方は、会社の設立を検討することをおすすめします。
ひとり起業のメリット・デメリット
ひとりでの起業には、主に次の4つのメリットがあります。
ひとり起業のメリット
『メリット』
- 少ない資金で起業可能
- 業種・業務選択が自由
- 労働時間が自由
- 経営判断が迅速で、仕事が円滑に進みやすい
少ない資金で起業可能
複数人で起業する場合、総務省の統計では会社設立の資本金・準備金は平均300万円~500万円かかると言われています。
しかしひとり起業の場合、資本金などを準備する必要がなく、パソコンがあれば開業できる事業などであれば、少しの資金で事業を開始することが可能です。
会社員として働きながら起業して個人事業主も兼任する場合、生活資金は確保できるため心理ストレスも軽減されるでしょう。
業種・業務選択が自由
ひとり起業した場合、自分のやりたい業種や業務の選択が自由になり、自分で決定できます。
例えば、会社員のようにデザインの仕事をしたいのに事務の仕事や営業部にまわされて、やりたくない仕事を延々とやらなければならない。などのミスマッチから解放されます。
また、自分があまり得意ではない仕事は外注するなどの決定も自由で、事業の運営範囲も自由にカスタマイズできる裁量があります。
労働時間が自由
ひとり起業した場合、就業時間の制約から解放されます。一般的な会社員のように、1日8時間労働ではなくなるのです。
これは、24時間1日中仕事をすることも可能ですし、はたまた短時間で業務を切りあげることや長期休暇なども可能です。
ひとり起業ではなく、従業員や経営上のパートナーがいた場合、短時間労働や長期休暇はとても取りにくいのが現状です。
自分がやりたい仕事を好きな分だけ、時間調整できるのもひとり起業のメリットと言えるでしょう。
経営判断が迅速で、仕事が円滑に進みやすい
ひとり起業した場合、自分が責任者となるため、経営上での判断・決定が速く、仕事が円滑に進み事業にスピードが出ます。
まだ誰も参入していない事業を展開する場合には「スピードが命」のため、ひとり起業のほうが有利です。
また、複数人で起業した場合には意見に食い違いにより、様々な問題が生じる可能性がありますが、ひとり起業はその心配がありません。
ひとり起業のデメリット
次に、ひとりでの起業には主に次の3つのデメリットがあります。
『デメリット』
- すべてが自己責任
- 地道な努力継続が必要
- すべてひとりでやらなければならない
すべてが自己責任
ひとり起業は、メリットで「業種・業務選択が自由」な点を挙げましたが、裏を返せば失敗したらすべて自己責任という点が、最大のデメリットです。
一度のミスが大きな損失になる可能性があり、その失敗は誰もサポートしてくれません。
仕事が終わってみたら、利益が出ておらず赤字だったということにならないために、仕事を契約する場合などは細心の注意が必要です。
地道な努力継続が必要
ひとり起業は、利益が出たら自分の報酬となりますが、地道な努力の継続が半永久的に必要となります。
例えば、細々とした営業活動や関連セミナーなどの出席です。まず、自分の会社を知ってもらわないことには仕事のオーダーは来ません。
自分のことを知ってもらうための努力がとても重要になるわけです。
すべてひとりでやらなければならない
ひとり起業は、自分で何をやるのかやらないのか判断が自由ですが、事務作業や経理なども含めて何でもひとりでやらなければなりません。
自分がやりたい業務だけではなく、最低限の事務や経理の仕事の知識も勉強しておく必要があるのです。
どうしても自分では、仕事がまわらない場合は外注の方法がありますが費用がかかるため、外注を利用できるかは利益がどのくらい出ているかにもよるでしょう。
ひとり起業におすすめのビジネス
ここでは、ひとり起業におすすめのビジネスを3つを紹介します。
自身の持っているスキルを活用した仕事
Webライターや、Webデザイナー、翻訳、プログラマーなど、自分がすでに持っているスキルを活かす起業スタイルです。
すでにそのお仕事で給料をもらって生きていたため、更なるスキル向上や広げていきたい事業展開イメージが出来ているならおすすめです。
また、基本的に資格不要で、パソコンがあれば仕事が完結できるビジネス形態のため、少額で起業しやすいメリットがあります。
コンサルタント
企業の経営課題を解明し、戦略立案・業務プロセス改善など、課題を解決のお手伝いをするビジネスです。
弁護士や税理士、社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーなど、持っている資格を活かした活動になります。
持っている資格が難しければ難しいほど需要があり、活動しやすく軌道に乗せやすいのがメリットです。
ネットショップ事業
インターネット上でネットショップを開設し、運営していくビジネスです。
商品は多岐に渡りますが、イメージしやすいところだとアクセサリーや小物、服などの販売です。
近年では、『BASE』や『STORES』など低コストで、ネット上にショップを開設でき、商材や売り方によっては在庫を抱えず事業展開できます。
ひとり起業で成功するためのポイント
ひとり起業で成功するためのポイントは、以下の2つです。
- 自分の持っているスキルや特技を活かす
- 可能な限り少額で起業し、資金を確保しておく
自分の持っているスキルや特技を活かす
ひとり起業をする場合は、自分の持っているスキルや特技などを考え、「自分が実践・実現したいこと」、「自分に出来ること」を熟考した上で、そのサービスには「ニーズ」があるのかを選択していくことが重要です。
起業した事業を運営していく上で、地道な努力と継続力が大切なことは先ほど挙げましたが、やはり自分の得意なスキル分野ではないと挫折しやすく長続きしません。
自分の好きな分野で得意な事業をすればどんな窮地に陥っても、成功するまで頑張り続けることが可能でしょう。
可能な限り少額で起業し、資金を確保しておく
ひとり起業をする場合には、可能な限り少額で起業できるように、調整することをおすすめします。
選ぶ業種によっては開業資金をあまりかけなくても起業することができるものもありますが、最初から事業が軌道に乗り上手くいくとは限りません。
最初は利益があまり出ない可能性を考慮し、十分な生活資金を確保してから起業すると余裕が生まれ、多少のミスも恐れず仕事にうち込めるでしょう。
まとめ
ここまで、「ひとり企業とは何か」について解説してきました。
ひとり起業は、仕事に対応する自由度が高い代わりにすべてが自己責任になることをご理解いただけたと思います。
経営者としての自覚を持ち、成功させたい明確なビジネス戦略と成功させたいという強い意志がある人なら、ひとり起業に対する興味が強まったことでしょう。
この記事を読んで、ひとり起業をする上でのポイントを理解していただければ幸いです。
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