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初めてのLINE公式アカウント運用でつまづいたポイントとは?ビジネスを成功させるための改善策

こんにちは、DX攻略部のikedaです。

「LINE公式アカウントをビジネスで活用したい」

「LINE公式アカウントの運用がうまくいかない」

「LINE公式アカウントは無料でどこまで利用できるの?」

上記の悩みでお困りではありませんか?

本記事では、LINE公式アカウント運用初期につまづいたポイントや、ビジネスにおけるLINE公式アカウントの効果的な運用方法を解説します。

公式LINEアカウントの機能も解説しますので、ぜひ参考にして下さい。

LINE公式アカウントの無料機能

「LINE公式アカウントは無料でどこまで利用できるの?」と気になっている方も多いでしょうが、LINE公式アカウントには無料機能と有料機能が存在します。

それぞれで使える機能を把握して、ビジネスに役立てましょう。

まずは、無料機能について解説します。

メッセージ

メッセージは、無料プランで月に1,000通まで友だちに送信可能です。

送れるメッセージの種類は、以下があります。

  • テキスト
  • スタンプ
  • 写真
  • クーポン
  • リッチメッセージ
  • リッチビデオメッセージ
  • 動画
  • ボイスメッセージ
  • リサーチ
  • カードタイプメッセージ

メッセージはユーザーとコミュニケーションを取りやすい機能の1つです。

機能が豊富にあり、メッセージにスタンプを加えると親しみやすさが出てユーザーが開封しやすくなります。

メッセージ配信は必要な情報をタイムリーに届けるだけでなく、顧客との関係を維持するための手段としても役立つでしょう。

ステップ配信

ステップ配信は友だちに追加されたユーザーに、あらかじめ設定したタイミングで自動的にメッセージを送信する仕組みです。

ユーザーの関心を維持しやすくなったり、購買行動につなげやすくなったりなどのメリットがあります。

ステップ配信の使用例を以下で紹介します。

  • 友だち追加された日にお礼メッセージを配信
  • 2日後に商品紹介メッセージを配信
  • 5日後にアンケートを配信

自動配信であるため、LINE公式アカウント運用の負担が軽減される点も魅力の1つです。

チャット

チャットは、LINEアプリと同様に手軽にユーザーとコミュニケーションを取れる機能です。

電話やメールより気軽に使えるため、問い合わせやサポート対応に向いています。

以前は相手からのメッセージがないとメッセージの送信ができませんでしたが、2024年7月よりアカウントオーナーからメッセージの送信が可能です。

しかし、利用時の注意点があるため気を付けましょう。

  • ユーザーが必要とする情報やサービスの提供と異なる目的で、理由なくチャットを送信すること
  • 広告や宣伝目的でチャットを送信すること
    (例:新規サービスや商品の紹介、キャンペーンのお知らせなど)

(引用:https://www.lycbiz.com/jp/news/line-official-account/20240522/

    アカウント停止のリスクがあるため、チャット開始機能の利用は十分注意しましょう。

    チャット機能はスピーディな対応でユーザーとの距離を縮め、信頼性を高める手段として効果的です。

    応答メッセージ

    応答メッセージは、ユーザーからの問い合わせに対して自動で返信を行う機能です。

    問い合わせが多い場合や、営業時間外に対応する場合などに役立ちます。

    応答メッセージには2種類あり、「キーワード応答」と「一律応答」があります。

    一律メッセージは友だちからのメッセージに対して、事前に設定したメッセージを一律で返信します。

    たとえば、「お問い合わせありがとうございます。〇〇に関する質問は平日10:00〜18:00に対応いたします。」といった問い合わせに関するメッセージの設定が可能です。

    あらゆるメッセージに対して上記のメッセージを自動送信するため、ユーザーを待たせずにスムーズな案内が可能です。

    キーワード応答は設定したキーワードが友だちから送られてきた際に、メッセージを自動で返信します。

    キーワードを「予約希望」と設定しておけば、友達がキーワードを送信した際に予約希望のテンプレートメッセージを送信できます。

    人手不足でも、効率的にユーザーへの対応が可能です。

    リッチメニュー

    リッチメニューは、LINEのトーク画面の最下部に固定表示される画像付きのボタンを指します。

    タップすると商品紹介ページや公式サイトへの遷移などさまざまなアクションを設定できるため、ユーザーが必要な情報にたどり着ける導線作りが可能です。

    店舗やブランドに必要な項目を自由に設定可能なため、ブランドイメージに合わせたメニュー構成やビジュアルで訴求力を高められるでしょう。

    また、メニューは複数のボタンに分けられていて複数の情報やサービスを一画面で提供できるため、ユーザーが画面を切り替える手間が省けます。

    リッチメニューにはメリットが多いため、ぜひ有効に活用しましょう。

    クーポン

    LINE公式アカウントではクーポンを作成可能です。

    クーポン機能には以下のメリットがあります。

    クーポン機能のメリット

    • 友だち追加につながる
    • 集客が期待できる
    • リピーターの獲得につながる

    クーポンは、獲得条件を詳細に設定可能です。

    たとえば、「友だちに追加されたらクーポンを配信する」という条件を設定すれば、友だち追加の促進や集客につながります。

    また、利用期限も設定できるため、キャンペーンや季節ごとのプロモーションに合わせて柔軟に活用できます。

    クーポン機能を活用すれば、ユーザーにメリットを提供しながら集客効果を高められるでしょう。

    ショップカード

    ショップカードとは、LINE公式アカウント内で発行可能なポイントカードを指します。

    商品購入時や来店時にQRコードを読み取るとポイントが獲得できるため、ユーザーがポイントカードを忘れてもLINEがあればポイントを貯められます

    ポイントカードのゴールは「1~50」まであり、アカウントオーナーが自由に設定可能です。

    ゴールすると、ユーザーは特典チケットと交換ができます

    たとえば「飲食店での一定金額以上の利用ごとにスタンプを1つ付与し、10個貯まれば割引や無料サービスを提供する」といった内容が設定可能です。

    ゴールまでに複数回ショップカードの利用が必要なため、ユーザーのリピート率アップが期待できるでしょう。

    リサーチ

    リサーチとは、アンケートを友だちに配信してデータを収集できる機能です。

    アンケートには以下の形式があります。

    • 選択式(単一または複数回答)
    • 自由回答式(認証アカウントのみ利用可能)

    新商品のアイデアについての意見や、現行サービスに関する満足度のアンケートを取るなどの使い方があります。

    実際のユーザーの意見が収集できるため、リサーチ機能を活用すればサービス向上に役立つでしょう。

    LINE VOOM

    LINE VOOMは、動画コンテンツの投稿ができる機能です。

    動画だけでなく写真やテキストを組み合わせた投稿で、ユーザーに視覚的なアプローチができます。

    LINE VOOMが閲覧できるのは「フォロワー」であり「友だち」は閲覧できません。

    したがって、LINE VOOMでアプローチするためにはLINEのアカウントがフォローされる必要があります。

    LINE VOOMは、フォロワー以外のユーザーにもアプローチが可能です。

    投稿に「いいね」や「コメント」などのアクションが可能で、「シェア」機能もあるため、シェアを行ったフォロワーからも情報が発信されます。

    フォロワーが増えるほど、たくさんのユーザーの目にコンテンツを見てもらえる可能性があるため、積極的に活用しましょう。

    LINEコール

    LINEコールは、ユーザーと通話ができる機能です。

    LINEコールは利用時に通話料金が発生しないため、無料で音声通話やビデオ通話が利用可能です。

    ユーザーはURL・QRコードを読み取れば発信ができます。

    企業や店舗からは発信ができないため、リッチメニューやSNSにURL・QRコードを掲載してユーザーからの問い合わせを促しましょう。

    ユーザーサポートや予約受付など、ユーザーとの素早いコミュニケーションを図る機能として役立ちます。

    LINE公式アカウントの有料機能

    次に、LINE公式アカウントの有料機能を解説します。

    LINE Messaging API

    LINE Messaging APIを活用すれば、無料機能の自動返信よりも高度な返信が可能です。

    自動応答メッセージのカスタマイズやパーソナライズメッセージを柔軟に配信できるため、マーケティングの精度を高められます。

    たとえばユーザーの行動履歴に基づくおすすめの商品情報や、購入履歴に合わせたプロモーションメッセージの配信が可能です。

    また、APIを活用したチャットボットの導入すると、問い合わせなどのユーザー対応を効率化できます。

    友だち追加広告

    友だち追加広告は、ターゲットユーザーに向けてLINEアカウントへの登録を友だちの追加を促せます。

    広告を配信したいターゲット像に合わせて広告を作成です。

    したがって、自社サービスに関心を持っているユーザー層や興味を持ってもらいたいユーザー層など様々なターゲットにアプローチできるメリットがあります。

    また、広告がLINE VOOMやトーク一覧に表示されるため、多くのユーザーの目に留まりやすいメリットがあります。

    クリックしたユーザーをLINE公式アカウントに誘導できるため、友だち追加のハードルが低く集客効率を上げやすいです。

    上記の特徴から、友だち追加広告は友だちを効率的に増やしながら、プロモーションやキャンペーンに活かせる土台を築きやすくなります。

    LINEで予約

    LINEで予約は、ユーザーがLINEアプリ内から予約を行える機能です。

    ユーザーはLINEを通じていつでも予約が可能になり、予約の手間が省けます。

    LINEで予約機能には以下のメリットがあります。

    LINEで予約のメリット

    • 予約手数料なし
    • 予約数を管理画面で確認可能
    • 予約に関する通知がある

      予約の確認やリマインドメッセージも自動で送信されるため、予約の管理がスムーズです。

      たとえば、ユーザーが飲食店を予約する場合、ユーザーは電話をかけずに予約ができます。

      一方で、店舗はLINE上で予約内容を確認可能です。

      また、予約に関する通知機能もあるため、ユーザーが予約を忘れるリスクを減らせます

      予約制を導入している店舗にとって、心強い機能です。

      プレミアムID

      プレミアムIDは、希望する文字列でアカウントIDを作成可能です。

      企業や店舗の認知度を高めたり、ユーザーが覚えてもらいやすくなったりするメリットがあります。

      ユーザーにとってわかりやすいアカウントIDに設定しておくと、検索や登録がしやすくなるため新規ユーザーの流入も見込めるでしょう。

      LINE公式アカウントのビジネスでの活用方法は?実用例を解説

      私は整骨院でのビジネスで、LINE公式アカウントを活用して患者様の満足度の向上につとめました。

      その際のLINE公式アカウントの活用例をご紹介します。

      LINE公式アカウントを使った患者様との交流

      整骨院の患者様とは、以下のLINE公式アカウントの機能を活用しました。

      • メッセージ機能
      • 友だち追加広告
      • リッチメニュー

          患者様とのコミュニケーションには、主にメッセージ機能を活用しています。

          日中は仕事をされている患者様が多いため、電話だと連絡がつかない場合が多かったです。

          メッセージ配信を実践すると、患者様と連絡が取れる回数が増え離反の減少につながりました。

          同時に予約の促しもできるため、患者様と信頼関係を築きやすく集客もできるメリットがあります。

          新規の患者様の集客には友だち追加広告リッチメニューを活用しています。

          整骨院のホームページに公式LINEのリンクを掲載し、友だち追加と予約の促しを実践しました。

          新規の患者様にとって、治療内容や料金設定は気になるポイントなため、リッチメニューに設定し初めてでも不安を少なくするよう取り組みました。

          また、友だち追加と同時に治療費のクーポンの配信を実施しています。

          以上の施策によって、患者様との信頼関係の構築や満足度の向上につながりました。

          集客数も上昇したため、整骨院でのビジネスに合った機能だと感じました。

          LINE公式アカウント運用でつまづくポイント

          LINE公式アカウント運用初期の方がつまづくポイントを解説します。

          友だちの数が増えず集客につながらない

          LINE公式アカウント運用を始めた段階では、友だちの数が集まらないという悩みは多いです。

          原因として以下が考えられます。

          公式アカウント運用初期の友だちが増えない原因

          • アカウントの認知度不足
          • 登録特典に魅力がない
          • 発信内容にメリットを感じない

          認知度を高めるためには、LINEアカウントをホームページやSNSなど複数の方法で積極的に告知しましょう。

          リンクを掲載したり「LINE登録で限定クーポン配布中!」のメッセージを発信したりすることで、ユーザーの興味を引きやすくなります。

          登録したユーザーが魅力を感じる特典の提供も効果的です。

          初回限定のクーポンや期間限定で利用できる特典を提供すると、新規登録を促進できます。

          また、発信内容にも工夫が必要です。

          告知や宣伝のみでは、ユーザーはメリットを感じずブロックされる可能性があります。

          ユーザーにとって有益な情報を提供し役立つ情報や豆知識を交えることで、興味を引きながらアカウントの価値を高めましょう。

          メッセージが読まれない

          せっかくの配信内容も、開封されなければ意味がありません。

          メッセージが読まれやすくするためには、以下のポイントを意識しましょう。

          • メッセージ内容の構成
          • 配信のタイミング
          • 文面の工夫

            開封率を上げるためには、ユーザーの興味をひくタイトルと冒頭文を意識しましょう。

            タイトルは、目をひくキーワードや具体的なメリットを盛り込むと効果的です。

            たとえば「期間限定セール中」や「今だけ割引クーポン配布中」など、ユーザーの行動を促す内容にしましょう。

            冒頭文は、ユーザーにとっての利便性やメリットを伝えると続きが読まれやすいです。

            メッセージを配信するタイミングも、開封率に影響します。

            仕事の合間や夜のリラックスタイムなど、ユーザーがLINEを見やすい時間帯を狙いましょう。

            過度な配信は避け週に1回を目安に配信すると、ユーザーに読まれやすいです。

            また、メッセージの内容はユーザーにとって役立つ情報やメリットを感じる特典を入れると、読まれやすくなります。

            上記の工夫を取り入れると、メッセージの開封率を高めアカウントの価値を上げられます。

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            発信内容に合わせた機能を使えていない

            LINE公式アカウントでメッセージを発信する際、内容に適した機能を使いこなせないとユーザーへの訴求力が低くなりやすいです。

            たとえば、限定クーポンの配信はクーポン機能を使うと、ユーザーに直接的な価値を感じてもらいやすいです。

            イベントやセール情報などにはリッチメニューリッチメッセージを活用して、視覚的に伝えると情報が埋もれにくく関心を引きやすいでしょう。

            また、アンケートや意見収集が目的であればリサーチ機能を利用すると、今後のマーケティング施策にも活用可能です。

            発信内容に最適な機能を使い分けると、ユーザーの興味をひきやすいです。

            ユーザーの行動を促進し、アカウントの効果を引き出しましょう。

            分析方法がわからない

            LINE公式アカウントの効果的な運用には、定期的な分析が必要です。

            しかし、分析方法がわからずデータを活かせない場合があります。

            まず、アカウントを分析するには、目的を明確にして適切な指標に注目しましょう。

            LINE公式アカウントには、リッチメニューメッセージ配信の反応を示す指標が多くあります。

            たとえば、友だち数の推移を見れば、新規顧客の関心度やアカウントの成長状況がわかります。

            また、メッセージ開封率やクリック率などは、配信した情報がユーザーにどれだけ関心を持たれているかを示し、次の施策に役立てられるでしょう。

            特に、クリック率が低い場合は内容を見直し、興味を引く表現や訴求点を工夫しましょう。

            上記のデータは管理画面から確認可能で数値を基に改善を重ねると、ユーザーの行動パターンも把握しやすくなります。

            LINE公式アカウントの効果的な運用方法

            ビジネスにおけるLINE公式アカウントの効果的な運用方法について解説します。

            運用方針を決めておく

            LINE公式アカウントを効果的に運用するために、明確な運用方針を決めましょう。

            ターゲットに沿った配信が行いやすく、継続的な成果につながります。

            具体的には、メッセージを配信するターゲットや提供する情報の内容を明確にし、ブランドやサービスに合ったコンテンツを決めます。

            たとえば、飲食店なら新メニューやイベント情報を中心にした更新が効果的です。

            季節やユーザーの興味に合わせた情報発信を心がけると、ユーザーの興味を引きやすいでしょう。

            また、配信頻度や内容のトーンを統一すると、ユーザーにとってわかりやすく親しみやすいアカウントを目指せます。

            ペルソナ設定を明確にする

            LINE公式アカウントは、ペルソナ設定を行うと効果的に運用できます。

            ターゲットとする人物像を具体的にイメージと、ユーザーに響く内容を発信しやすくなりアカウントの魅力が高まりやすいです。

            ペルソナ設定では、以下の項目を具体的に想定しましょう。

            • 年齢
            • 性別
            • 職業
            • 趣味

              子育て世代をターゲットとする場合、育児情報や地域のイベント情報を配信すると共感を得やすいです。

              また、ビジネスパーソンを対象にしたサービスであれば、忙しい日々に役立つ時短のコツや効率的なアイテム紹介などが効果的です。

              ペルソナが明確だと、ユーザーの関心に寄り添った配信が可能になり、高い効果が期待できるでしょう。

              PDCAサイクルを回す

              LINE公式アカウントを効果的に運用するために、PDCAサイクルを回しましょう。

              PDCAサイクルとは、「Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)」の4つのステップを繰り返し、アカウント運用の方向性を修正するための方法です。

              まず、運用の目的に合った計画を立てましょう。

              新規ユーザーの獲得やリピート促進を目指す場合、クーポン配布や限定情報の発信など目的に応じた施策を実施すると効果的です。

              次に、立てた計画に基づいて実際にメッセージを配信し、ユーザーの反応や効果をチェックします。

              メッセージの開封率やクリック率などを確認し、ユーザーに響いた施策を把握しましょう。

              評価した結果を基に改善点を見つけ出し、次回の配信に反映させるとアカウント運用の精度向上につながります。

              まとめ

              LINE公式アカウントをビジネスで活用するためのポイントは、以下のとおりです。

              • 運用方針を決めておく
              • ペルソナ設定を明確にする
              • PDCAサイクルを回す

              アカウントの土台を確立しておくと、アカウント運用でつまづいても修正が可能です。

              ビジネスに合ったLINE公式アカウントの機能を使いこなし、ユーザーに合わせたアプローチでアカウントの魅力を高めましょう。