こんにちは、DX攻略部です。
いきなりですが、SERPと言われるSEOに関する用語を知っているでしょうか?そこまで、メジャーな用語ではないかもしれませんが、最新のGoogleのシステム上とても重要なトレンドです。
今回の記事では、GoogleのSEOトレンドであるSERPについて解説していきます。
この記事を見れば、SERPとはなんなのか?どう活用すればいいのか?といったことを理解することができます。
- SERPとは
- SERPの実例
- SERPの重要なポイント
などをできるだけわかりやすく、解説しようと思います!。
SERPとは
SERPとは、Search Engine Result Pagesの略であり、直訳すると検索エンジンの結果ページのことを示しています。
つまり、キーワード検索(クエリ)への応答として検索エンジンから表示されるWebページのリストのことです。何かアルゴリズムのことを指しているというよりかは、検索結果ページのことを「SERP」と呼び、特徴付けているという感じですね。
SERPと言えばオーガニック検索の結果一覧というのが普通だったものが、近年はSERPの構成に変化が生じていることが注目を浴びてきた理由です。
具体的に「ニューヨーク 配管工」で調べた例を出しますが、オーガニック検索結果だけだはなく、以下の三つの要素でSERPが構成されるようなっています。
- Paid Results :有料検索結果
- Local Results :ローカル検索結果
- Organic Results :オーガニック検索結果
Paid Results :有料検索結果
有料検索結果は、サイトへのアクセスを集めるためのGoogleの広告枠のことです。
有料検索結果に表示させるためには、Google広告より広告依頼を出す必要があります。
Google広告に登録後、広告の掲載内容を作成し、運用費用の目安を設定します。その後、特定のキーワードで他の依頼者との入札金額に基づいてランク付けを行い、その順番で表示順位を決定します。
不動産業をやっている場合は、「不動産」「地域名」というキーワードに対して入札を行い、広告を表示するように依頼します。
Local Results :ローカル検索結果
ローカル検索は、「エリア名+業種」といったGoogleマップを用いた情報が表示されます。
ローカル検索の情報を最適化するためには、MEO対策が不可欠であり、特にエリアごとのサイト集客をしている企業にとって、ローカル検索への対策は重要です。
検索するユーザーの位置情報や検索ワードに基づいて最適な企業を表示するため、検索したユーザーの50%が1日以内に表示された場所を訪れているといったデータもあります。
例えば、ユーザーが「近くのラーメン屋」を検索した場合、ローカル検索のエリアには、近くのラーメン屋さんの口コミ・評価・位置情報・営業時間といった項目が表示されます。
企業サイトなどから情報が結び付けられて、自動的に表示される場合もありますが、情報を正しく記載するためにはGoogleマイビジネスに登録し情報を入力する必要があります。まだ、対策を行っていない企業様は、すぐに対策を行うようにしましょう。
Organic Results :オーガニック検索結果
オーガニック検索結果は、ユーザーの検索キーワードに基づいて、関連性が高いと考えられるウェブサイトのリンク一覧を表示するエリアです。
Googleは、SEOと言われる検索順位最適化と言われる複雑なアルゴリズムを使用して、検索結果ページに表示されるリストを決定します。
ビジネスの競合が多いキーワード市場ほど、検索結果の最初のページに表示することは難しいと考えられます。多くのSEO対策がオーガニック検索と言われるサイトリンク一覧の順位を上げるための対策であるため、SERPの仕様が変更してきている現在では、その他の対策の重要性が増してきていると考えられます。
SERPがなぜ注目されているか?
それでは、検索結果一覧であるSERPはなぜ注目されるようになったのでしょうか?
主に有料検索結果と言われる広告枠とオーガニック検索結果が表示されるのが主流だったSERPですが、近年ローカル検索などのGoogle側がまとめた情報を上部に表示する流れが強まっていきました。
このように、インターネット上にあるサイトに訪れるのではなく、Google側がまとめた情報のみを見て、サイトクリックをしない「クッリクなし検索」が増加傾向にあることによって、SERPとしてwebマーケターから注目を浴びるようになりました。
SERPの仕様が変わり、さらに「クリックなし検索」が増加すれば、SEO対策をするだけでは上位表示することがさらに難しくなることが考えられます。
SERPの実例
上部で紹介した「有料検索結果」や「ローカル検索結果」以外にも、SERPの要素には様々な種類が存在します。
他のSERPの要素についてどのようなものがあるかを解説します。
強調スペニット
強調スニペットは、検索キーワードに対して関連性が高いと評価されたサイトの一部を表示してサイト上部に表示する仕組みです。
強調スペニットに選ばれるには、サイトの表示順位を1〜2ページ目までに上げる必要があります。しかし、一部のマーケターによっては、「強調スペニットを回避する対策を講じることが必要だ」と発信している方もいます。
その理由として、強調スペニットを得たサイトのアクセス数が強調スペニット外になった途端に激減し、その後ランキングから大きく外れるといった傾向を見せているからです。そのため、今後そういった傾向が強まれば、強調スペニットに選ばれないための対策が必要になってくるかもしれません。
ナレッジグラフ
ナレッジグラフ(ナレッジパネル)は、厳選されたソース(WikipediaやCrunchbaseなど)からスクレイピングされた情報が抜粋され表示されます。
Wikiのような人間が編集したソース、Googleインデックスから抽出されたデータを元に整理されたデータを表示しています。
通常、オーガニック検索結果の右側に表示されます。
Youtube動画
「〇〇 やり方」「〇〇 方法」といったHow-to系の検索に対しては、YouTubeの動画が表示される傾向が増加しています。
また、これ以外にも「最新 行ってみた」などのYoutube上でのコンテンツが多い場合も、Google側が上位表示をする可能性が高いです。
Youtubeでのコンテンツが増加するほど、検索結果に動画が表示されるキーワードも増加することが考えられます。
ニュースボックス
検索キーワードに対して、話題のニュースなどがボックスでSERPに表示されるものです。
日本では、Yahoo!ニュースの記事が載る場合が多いですが、海外では、BBCやBloombergのウェブニュースがピックアップされるそうです。
人名や場所などに関するホットな情報があれば、ニュースサイトが表示される可能性が高いです。
アンサーボックス
検索キーワードに対して、確実性の高い情報を瞬時に表示するものです。
「富士山 高さ」といったキーワードや、「スカイツリー 高さ」などの情報は、検索してすぐに情報を知ることができます。
SERPからわかる市場の変化
このようにSERPの仕様が変わることからどのような市場の変化がわかるでしょうか?
SERPの変化からわかる検索市場の変化を分析します。
音声検索の需要
アメリカでは、2020年に50%の検索流入が音声検索からの流入になるという予測がされています。
それに、伴って音声検索で主要な、「what」「how」といった質問分野に対して、SERPが特徴的に変化してしているのがわかります。
つまり、Google自体も音声検索の需要に備えて最適化しようとする動きが始まっているということです。今後音声検索の需要が伸びた場合に、どのような分野のどのようなコンテンツがユーザーに求められるかを分析して、先読みすることが重要かもしれません。
SEO対策以外の重要性の高まり
SERPでの、オーガニック検索の割合がトップから減少したことによって、SEO対策だけではサイト流入の対策が足りない可能性があります。
そのため、インターネットからの集客をするためには、SEO対策だけでなくSNSなどのインターネット上で総合的に対策する必要があると考えられます。
コンテンツマーケティングだけでなく、リストマーケティングといった他のマーケティング手法も絡めることによって、安定した集客の流れを得ることができます。
SEO対策の変化
SEOコンテンツと言われるものの目的は、「ユーザーにとって最高の情報を届けること」が主軸となってきましたが、
これまでの完結でわかりやすい文章と言うよりは、そのサイトのコンテンツでなければ伝わらない情報というものが必要になってきているのかもしれません。
最近上位表示されているサイトの中に1万字ほどの、文字数の多いコンテンツが多数確認されています。そのため、他のサイトと差別化を行い唯一無二のコンテンツというものが求められている可能性があります。
簡潔ですぐにわかる情報はGoogle側が瞬時に届けて、文字数がある程度なくてはユーザーに届かないコンテンツは、それぞれのコンテンツからユーザーに届けるという流れができれば、コンテンツを作成する側はさらに内容の濃いコンテンツを作成することが求められるのかもしれません。
まとめ
今回は、SERPというSEOマーケティングの用語について解説しました。
SERP自体は、そこまで注目の浴びていない分野だったのが、Googleのシステムアップデートにより意識する必要性が高まってきました。
SERPがさらにアップデートし、サイトリンク一覧の表示方法がさらに変わったりするかもしれません。Googleの動向を気にしながら適切な対策をできるように準備しておきましょう。
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