こんにちは、DX攻略部のヘナトンです。
Salesforce承認プロセスを利用する際に承認履歴も利用してますか?
承認履歴とはレコード毎の承認プロセスの推移を一覧化してくれる便利な関連リストです。
ビジネスの意思決定をデジタル化する承認プロセスにおいて、その履歴が誰でも正しく確認できる状態にあることは、組織の透明性を確保する上で欠かせません。
Salesforceでは、レコードの関連リストとして承認履歴を表示させることで、過去の判断経緯を即座に把握できるようになります。
今回はそんな承認履歴の設定方法と利用方法を解説していきます。
そもそも承認プロセスとは何?という方は概要と基本的な作成方法をこちらの記事で解説してますのでご覧ください。
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承認履歴を画面上に配置するための基本的な手順
まず承認履歴を表示するにはそのオブジェクトに承認プロセスが作成されていないと表示する履歴は存在しません。
承認プロセスを作成した後、承認履歴をページレイアウトおよびLightningレコードページに配置することで、表示できます。
以下に承認履歴を配置する方法を解説していきます。
- ページレイアウト
- Lightningレコードページ
- 関連リスト
- 関連リスト – 1つ
- 関連リストのクイックリンク
ページレイアウトで配置する方法
こちらはClassicから続く標準的な設定手法です。
設定>オブジェクトマネージャ>該当オブジェクトで承認プロセスを作成したオブジェクトマネージャを開きます。

該当ページレイアウトを開きます。
複数ページレイアウトがある場合はそれぞれで設定する必要があります。

左上のページレイアウト項目から「関連リスト」をクリックすると設定できる関連リスト一覧が表示されます。
その中から「承認履歴」をドラッグ&ドロップで関連リストに配置します。
左上の「保存」または「適用」ボタンをクリックすることで有効化できます。
Lightningレコードページで配置する方法
設定>オブジェクトマネージャ>該当オブジェクトで承認プロセスを作成したオブジェクトマネージャを開きます。

該当Lightningレコードページ>編集を開きます。
複数のLightningレコードページがある場合はそれぞれ設定する必要があります。
Lightningレコードページでは3つの設定方法があります。
関連リストを表示する場合

標準の「関連リスト」コンポーネントを配置する方法です。
これは、ページレイアウトで定義されたすべての関連リストを一括で表示する際に使用します。
左のコンポーネントから「関連リスト」をドラッグ&ドロップで配置したい場所に設定します。
関連リストを配置すると複数の関連リストが配置されますがこれらの関連リストはページレイアウトで設定したもののみ表示されます。
「保存」後「有効化」することで表示できるようになります。
関連リスト – 1つを表示する場合

特定の関連リストだけを抽出して表示する手法です。
左のコンポーネントから「関連リスト – 1つ」をドラッグ&ドロップで配置したい場所に設定します。
右の「関連リスト」で「承認履歴」を設定することで承認履歴を配置できます。
この関連リストで選択できるものはページレイアウトで設定したもののみです。
「保存」後「有効化」することで表示できるようになります。
関連リストのクイックリンクを表示する場合

情報の密度を高めたい場合に適した表示形式です。
左のコンポーネントから「関連リストのクイックリンク」をドラッグ&ドロップで配置したい場所に設定します。
複数の関連リストのリンクを配置できます。
ページレイアウトで設定した関連リストのリンクのみ表示されます。
「保存」後「有効化」することで表示できるようになります。
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2026年現在の承認プロセスにおける最新仕様と変更点
技術の進展に伴い、承認履歴の見せ方も以前より高度な制御が可能になっています。
動的関連リスト(Dynamic Related Lists)の活用
2026年現在、特定の条件を満たした場合のみ承認履歴を表示させる「動的関連リスト」が普及しています。
例えば、レコードが承認申請中のフェーズにあるときだけ履歴を最上部に表示させ、完了後は下部に移動させるといった、ユーザーの文脈に合わせた表示制御が可能です。
これにより、画面上の情報過多を防ぎ、重要な情報へのアクセスを容易にします。
Slackおよびモバイルアプリとの連携強化
現在、承認作業の多くはPCの前だけでなく、SlackやSalesforceモバイルアプリ上で行われます。
承認履歴の関連リストを設定する際は、これらのモバイル端末から閲覧した際の視認性も確認しておく必要があります。
特にSlack上での承認後に履歴がどう反映されるかを確認しておくことは、現場の混乱を防ぐ上で重要です。
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実務における承認履歴の活用とガバナンスの維持

承認履歴を表示させる最大の意義は、単なる記録の保管ではなく、その後の業務改善や監査に活かすことにあります。
承認履歴関連リストで可能なことは承認状況を一目で確認できるだけではございません。
承認者は右上の▼ボタンから承認や却下などアクションを行うことができます。
監査対応と意思決定の振り返り
内部監査や外部監査において、適切なプロセスで承認が行われたかの証跡が求められます。
関連リストにコメント欄を常に表示させておくことで、承認または却下の理由が明確になり、後から判断の妥当性を検証することが容易になります。
また、ボトルネックとなっている承認ステップを特定するためのデータソースとしても、正確な履歴管理は不可欠だと思ってます。
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まとめ
承認履歴の解説は以上です。
承認履歴は申請者や承認者はもちろん、そのレコードを参照できる全員が現在の承認状況を確認できる重要な関連リストです。
承認プロセスの作成後はぜひこの承認履歴を設定して、承認状況を把握しましょう。
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