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オウンドメディアを運営する目的とは?それぞれの目的に合った指標も解説

こんにちは、DX攻略部のなおぴーです。

「自社のオウンドメディアを立ち上げたい」

「オウンドメディアでは何ができて、何を目的としているの?」

昨今、さまざまな目的を持ってオウンドメディアを運営する企業が増えてきています。

オウンドメディアにはメリットが多く、持つことでさまざまなことを行うことが可能です。

今回の記事では、オウンドメディアについて運営目的を中心に見ていきましょう。

オウンドメディアを運営する目的

オウンドメディアを運営する目的はさまざまありますが、大きく下記の5つに分けることが可能です。

それぞれの目的について、一つずつ見ていきましょう。

  • 新規顧客の獲得(集客)
  • 顧客との関係を深める(ブランディング)
  • 自社製品・サービスの売上を上げる
  • 新たな人材を集める(リクルーティング)
  • 長期的な資産を構築する

新規顧客の獲得(集客)

まず1つ目の目的は、自社の新規顧客を獲得(集客)することです。

オウンドメディアでは、戦略的に情報発信を行う(SEO等)ことで、さまざまな層にリーチすることが可能。

また、SNSでの2次拡散を見込むことができます。

上記のように潜在的な顧客にアプローチができ、新規顧客を獲得できる見込みがあるため、集客を目的とする企業も多いです。

顧客との関係を深める(ブランディング)

2つ目は顧客との関係を深めることです。

オウンドメディアを持つことで、自社の雰囲気や顧客層に合わせた、デザイン・コンテンツ制作が可能になります。

一貫したメッセージを発信し続けることで、顧客との関係構築、企業イメージの定着等につなげることが可能

適切なブランディングを行うことは、企業にとっても顧客にとっても大切な要素です。

新たな人材を集める(リクルーティング)

3つ目は、新たな人材を集めるため(リクルーティング)です。

リクルーティングを目的としてオウンドメディアを運用することで、自社の強みや理念、魅力を発信できることはもちろん、企業理念に沿った人材の雇用などに繋がるでしょう。

また新人教育の一環として取り入れることで、企業理念の理解が深まるなど、運用側にもメリットがあります。

長期的な資産を構築する

4つ目は長期的な資産を構築することです。

オウンドメディアを運営することで、新規顧客の発掘を広告費無しで行うことや、顧客との関係を深めることで売り上げを伸ばすこと。

採用に当たっても、オウンドメディアがあれば採用コストを削減できることはもちろん、ミスマッチなどを防ぐことが可能になります。

構築・運用が正しくできれば、ずっと利用することができるため、企業認知度の向上やドメインの成長など、中長期的な資産構築としてオウンドメディアの運用を行う企業も多いです。

オウンドメディアの指標

オウンドメディアの運用指標は大きく下記の5つに分けることができます。

  • PV数
  • UU・SS数
  • リード獲得数
  • 指名検索数
  • CV数・CV率(CVR)

1つずつ見ていきましょう。

PV数

PVとはページビューのことを指し、自社に訪れたユーザーがページを見る度に加算されていく指標です。

次に説明するUU・SS数とは異なり、同じユーザーがページを閲覧・更新・再訪問・他のページに遷移することでどんどんと加算されていきます。

UU・SS数と比較することで、サイトの回遊率や再訪問数を予測する指標としても活用でき、集客の指標となります

UU・SS数

続いてUU・SS数です。

UU(ユニークユーザー)・SS(セッション)を指します。

UU数とは、そのサイトにどのくらいのユーザーが訪れたのかを測る指標で、ユーザーがサイトに流入〜離脱までを1としてカウントします。

注意しなければいけないこととして、UU数はデバイスごとに計測されるもので、同じユーザーがパソコンとスマホからアクセスした場合には2としてカウントされる点。

SS数はUU数と似ており、サイト流入〜離脱までを1カウントとする指標で、SS数もデバイスごとにカウントされます。

UU数と異なる点としては、計測方法にあり、GoogleAnalyticsでは下記のように計測基準が設けられています。

  • 日付が変わると別セッション扱い
  • Webサイトから離脱して30分以上経つと別セッション扱い

つまり、同じユーザーが1時間経ってから再訪問した場合には、UU数:1・SS数:2とカウントされます。

PV・UU・SSは集客に関する指標で、数が多いほど閲覧されているユーザー・頻度が高いと言えるでしょう。

リード獲得数

続いてリード獲得数です。

リードとは見込み顧客のことを指しますが、Webマーケティングに限らず、マーケティング全体で使われる用語であるため、使用する場面・企業によって定義が異なります。

例えば、メール営業を行っている会社では、返信を獲得する(営業に対して反応があった=見込み客)ことがリード獲得と表現されるなど。

オウンドメディアに置き換えてみると、発信した情報に対する反応数などと置き換えることができます。

しかしあくまで一例であるため、使用場面・企業によって定義が異なることを理解しておきましょう。

リード獲得数も集客を測るための指標として使用します。

指名検索数

続いて指名検索数です。

指名検索とは社名や商品名・サービス名などの固有名詞で検索することを指し、検索アルゴリズムの影響を受けずらい方法です。

指名検索は、その商品やサービスが気になっているユーザーが行うため、指名検索数が多いことは、購買意欲の高いユーザーが多いこととほぼ同義となります。

ブランディング施策を図る指標として、主に使用されるものです。

CV数・CV率(CVR)

CVとはコンバージョンのことを指し、コンバージョンとはWebマーケティング用語で、サイトを訪れたユーザーがサイトの目標としているアクションを起こしてくれた状態のことを指します。

  • 製品の購入を目標としているサイトで、流入ユーザーが製品購入を行う
  • 求人への応募を目標としているサイトで、流入ユーザーが応募を行う

CV率(CVR)とは、サイトを訪れたユーザーがどれくらいCVしてくれたかを測る指標で、以下の計算式で導き出します。

CVR=コンバージョン数÷セッション数×100(%)

サイトの目的に合わせ、売り上げ・リクルーティングなどを計測する時の指標として利用できるでしょう。

まとめ

ここまで、オウンドメディアを運営する目的・指標についてご紹介しました。

オウンドメディアは、成功させることができればさまざまな目的を達成することができる方法です。

立ち上げる際には、まず目的をしっかりと定めること。

運営の際には目的に合わせた指標を用いて、適切に効果測定を行うことが大切です。

この記事をきっかけに、オウンドメディアの運営・目的について考えていただけたら幸いです。