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フォーム離脱を減らして顧客データを集め、DXの第一歩を踏み出す方法とは?「入力が面倒」を解消するためのフォームの最適化

こんにちは、DX攻略部のkanoです。

デジタルで業務や顧客体験を変革するDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めるには、まず顧客データを正しく集めて活用できる状態を整える必要があります。

会員登録や資料請求、メルマガ登録などのオンラインフォームは、その“最初の入口”になります。

しかし、「入力が面倒」「どこまで入力すればいいのかわからない」と感じた瞬間に、ユーザーはフォームから離脱してしまいます。

離脱が増えると、そもそもデータが集まらず、DXの基盤が揺らぎます。

本記事では、フォーム離脱がDX推進のブレーキになる理由を整理しながら、入力負担を下げて完了率を上げる具体策を段階的に解説します。

目次

フォーム離脱がDX推進のブレーキになる理由を理解しよう

企業のDX化を進める上で、ユーザーの情報を集めることが重要です。

その情報を集める方法として、フォームを活用することをおすすめします。

しかし、そのフォームがユーザーにとって不便な状態では申込みや問い合わせは増えません。

そういった点を踏まえながら、フォーム離脱がDX推進のブレーキとなってしまう理由を解説します。

フォームで集める顧客データがDXの出発点になることを押さえる

DXでは、顧客理解を深め、体験を継続的に改善するためにデータが欠かせません。

フォームは、ユーザーが自ら情報を提供してくれる貴重な接点です。

この入口でデータを取りこぼすと、後続の施策(メール配信、スコアリング、パーソナライズなど)が精度を欠きます。

まず「フォームで得る情報が、どのDX施策にどう活用されるのか」をチーム全員で共有しましょう。

離脱が増えるとデータ量と質が落ち、施策の精度が下がる流れを可視化する

フォームを記入している途中で離脱されると、当然ながら件数が減ります。

さらに、途中まで入力したが完了しなかったユーザーのデータは断片的になり、分析精度が落ちます。

データが不十分だと、仮説検証のスピードも落ちます。

離脱率が上がると起きる負の連鎖の図

離脱率→データ不足→施策精度低下→成果停滞という負の連鎖を図示して、現場に危機感を共有します。

現場が感じる「入力してもらえない」課題をDX観点に翻訳して共有する

担当者が日常的に抱える「フォームまで来ても入力してもらえない」という悩みを、DXの言葉に置き換えます。

例えば「データが集まらない」は「データドリブンな意思決定ができない」につながります。

現場の困りごとをDX全体の課題として再定義することで、経営層や他部署の理解を得やすくします。

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「入力が面倒」と感じさせる要因を洗い出して仮説を立てる

アプリの会員登録を行う際に、フォームの入力が面倒だと感じたことはありませんか?

実は同様のことがあなたのオウンドメディアなどで起きている可能性があるのです。

どういった点で「入力が面倒」と感じさせてしまっているのかを考えていきましょう。

必須項目の多さ・専門用語・長文説明など心理的負担を減らす視点を持つ

人は「面倒だ」と感じたときに離脱します。

必須項目が多すぎたり、業界用語が並んでいたり、説明が長すぎたりすると、心理的負担が増えます。

ユーザー目線で1項目ごとに「本当に今必要か」「言い換えられないか」を問い直しましょう。

スマホ操作での指や視線の動きを想像してUI(入力画面の見た目と操作性)を点検する

多くのユーザーがスマホで入力するため、小さな画面でスクロールが多い、タップ領域が狭い、キーボード切り替えが頻発するなどの不便が離脱を招きます。

指の動きや視線の流れを想像しながら、ラベルの位置、入力欄の大きさ、スクロールの量などを点検します。

実際に複数のスタッフで操作感を試して、不便と感じる点がないかチェックすることが重要です。

エラー表示や再入力要求が諦めを誘発する流れを分析する

エラーが出たときに、どこで間違えたかがわかりにくい、すべて入力し直さなければならない、といった体験は諦めにつながります。

エラー時に具体的にどの入力が不正だったかを明示し、すぐ修正できる設計に変更します。再入力を最小限に抑える工夫を考えます。

筆者
どの箇所がどのようにエラーになっているのか、明確に提示しましょう。

取得したいデータを絞り込み、業務と紐づく「本当に使う項目」を定義する

フォームを作成する際に、どうしてもいろいろなデータを取得したいと感じてしまうものです。

しかし、ユーザーからすれば「記入する箇所が多すぎる」と感じる原因になってしまうでしょう。

そうならないために、取得したいデータを絞り込む大切さについて解説します。

事業・営業・マーケ部門と連携して活用シナリオから入力項目を逆算する

フォームを作成する際に、「とりあえず集めておこう」という項目は離脱の原因になります。

どの部署がどの施策で使うのかを確認し、活用シナリオから必要項目を逆算します。

営業が必要とする情報と、マーケが求める情報が異なる場合もあるため、関係部署と合意形成します。

既存データベースとの重複や不要データを棚卸しして削除・統合を進める

すでにCRM(顧客管理システム)やMA(マーケティングオートメーション)にある情報を重複して聞く必要はありません。

既存データベースを棚卸しし、取得済み情報は自動入力(プリフィル)するなどして、ユーザーの入力手間を減らします。

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「後で聞ける情報」は後工程に回すプロセス設計で負担を分散する

最初のフォームで全情報を集めず、後工程(メールでの追記依頼、マイページでの追加入力など)に回す方法もあります。

入力の分割は心理的ハードルを下げ、結果的に完了率を高めます。

その際、後から聞く情報が本当に必要かも合わせて検討します。

筆者
ユーザーから情報を集めるチャンスは1度だけとは限りません。無理に1回ですべてを集めようとしすぎないことも重要です。

入力負担を軽減するUI/UX改善を順番に実装

フォームの離脱率を防ぐためには、ユーザーの入力負担を軽減することが求められます。

どのようなUI/UXにすれば負担を軽減させられるかについて解説します。

分割フォームやステップ表示で先が見える安心感を与える

「あとどれくらいで終わるのかわからない」と人は不安になります。

ステップ表示で「全3ステップ中、現在2ステップ目」のように進捗を明示すると、ユーザーは完了まで進もうと考えます。

分割フォームを導入し、各ステップで必要最小限の項目に絞ってみましょう。

筆者
アンケート系のフォームでよくステップ表示を見かけますよね!

自動入力(オートフィル)・入力候補提示・リアルタイムバリデーションを導入する

ブラウザのオートフィルや住所APIの活用で、入力を自動化することがおすすめです。

入力中にリアルタイムで形式チェック(例:メールアドレスの@漏れ)するバリデーションを行い、送信後にまとめてエラーが出る状況を避けます。

候補をプルダウンで提示して選択させることでタイプ量を減らします。

マイクロコピー(短い補助文)で迷いを解消し次の行動を促す

フォームを作成する際に「会社名は正式名称で入力してください」、「ハイフンなしで入力してください」などの補足文を短く添えると、迷いが減ります。

ボタンの文言も「送信」より「登録して資料を受け取る」といった具体的なメリットを示す表現に変えて、押す動機を高めます。

筆者
作成する側は内容に慣れてしまっているため情報を簡略化しがちです。初めてそのフォームを見る側に立って作成しましょう。

セキュリティとプライバシーへの不安を和らげて信頼感を高める

時々、情報漏洩のニュースが流れていますが、そういった個人情報に関する不安は日々高まっているといえるでしょう。

フォーム入力に関するセキュリティやプライバシーへの不安を和らげる仕組みについて解説します。

利用目的・保存期間・管理方法を平易な言葉で説明して安心させる

個人情報の扱いに敏感なユーザーは多く、何のために情報を使うのか、いつまで保存するのか、どう管理するのかをわかりやすく伝えることで安心感を与えます。

専門的な法的表現だけに頼らず、要約を先に示します。

生成AIにわかりやすい要約文を考えてもらうこともおすすめです。

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SSL表示や認証マークなど視覚的に安全だと伝える要素を適切に配置する

暗号化通信を示す鍵マーク(SSL)や第三者機関の認証マークをフォーム周辺に表示すると、視覚的に安全性を伝えられます。

ただし、過剰に貼り付けると逆効果になるため、適切な位置と数を検討しましょう。

個人情報の取り扱いポリシーへの導線を邪魔にならない形で提示する

長いプライバシーポリシー全文をフォーム内に表示すると離脱要因になります。

要点を簡潔に示し、詳細は別タブやモーダルで確認できる導線にし、ユーザーが読みやすいタイミングと形でアクセスできるよう配慮しましょう。

計測と分析を仕組み化して改善サイクルを回す

フォームを設置する際に、そのフォームの効果測定を行うことをおすすめします。

GTMを使ったA/Bテストなどを紹介するので、参考にしてみてください。

フォームのどこで離脱したかを計測できるイベント設計を行う

Googleタグマネージャーや各種解析ツールを使い、どの入力項目で離脱が多いか、送信ボタンを押す前に戻るユーザーがどれくらいいるかなどを計測します。

計測イベントをフォームの構造に合わせて設計し、数値で議論できる状態を作ります。

A/Bテストで改善施策の効果を定量的に確認して学習を蓄積する

フォームの「ボタン文言を変える」、「必須項目を減らす」などの施策は、A/Bテストで効果を検証します。

改善前後の完了率を比較し、学んだことをドキュメント化し、テスト設計(期間・サンプル数・指標)の基本もチームで共有することも大切です。

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ダッシュボード化して関係者全員が数値を見ながら議論できる状態を作る

フォームの完了率、離脱率、各項目の入力時間などをダッシュボードに可視化します。

関係者がいつでも数値を確認できる状態にし、課題発見から改善提案までをスムーズに回しましょう。

また、定例会などでダッシュボードを見ながら議論する習慣をつくります。

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現場主体で改善を継続できるDX体制を整える

施策を実行する場合、継続した取り組みが効果を生みやすいです。

フォーム改善の場合も、継続して取り組めるDX体制を整えていきましょう。

権限や手順を明確化して“ちょっとした変更”をすぐ反映できる運用にする

フォーム改善は一度で終わりません。

文言修正や項目変更などの小さな改善を素早く回すために、誰がどの範囲まで変更できるのか、変更手順はどうするのかを明文化します。

開発リソースを待たずに動ける体制を整えます。

改善ナレッジをテンプレート化して他部署にも展開する

成功した改善施策はテンプレート化して共有し、チェックリストや実装手順書にまとめることで、他部署でも同様の改善を進められます。

ナレッジを溜めることで、属人化を防ぎ、DXの文化を広げられるので、取り入れるようにしましょう。

成果指標(KPI)を共有し、改善が業務成果に直結することを示してモチベーションを保つ

完了率向上がリード獲得数や売上につながった事実を数値で示します。

KPIを共有し、改善の成果が現場の評価や事業の成果に直結していると認識してもらうことで、継続的な改善へのモチベーションを維持します。

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成功事例と失敗事例から学び、次の改善テーマを見つける

1つの取組みに対して、成功することもあれば失敗することもあるでしょう。

施策は必ずしも成功するばかりではなく、失敗することもあります。

そういった成功事例や失敗事例から、次の改善テーマを見つけるようにしましょう。

社内外のフォーム改善事例を集めて要点を言語化する

自社内だけでなく、他社の成功事例も参考にします。

どの要素が完了率を押し上げたのか、どの工夫がユーザーの不安を減らしたのかを言語化して、次の仮説立案に活用することをおすすめします。

失敗の背景を分析して再発防止策をドキュメント化する

効果が出なかった施策も貴重な学びになります。

なぜうまくいかなかったのか、仮説の立て方や検証方法に問題がなかったかを振り返り、再発防止策を記録します。

失敗を共有できる文化を育てることが重要です。

小さな成功を早く共有して改善文化を定着させる

小さな改善でも成果があれば、すぐに社内で共有し、小さな成功の積み重ねが改善の文化を根付かせます。

成功例を称賛する仕組みを導入すると、現場からの提案が増え、従業員のアクティブな動きにつながることもあるでしょう。

Salesforceを活用してフォーム改善とデータ活用を自動化する

フォーム離脱率を改善する方法として、Salesforceを活用した取り組みについて紹介します。

Web-to-LeadやWeb-to-Caseでフォーム入力を自動でレコード化する

Salesforce標準機能のWeb-to-Lead/Web-to-Caseを使うと、フォームで送信された情報を自動的にリード(見込み客)や問い合わせレコードとして登録できます。

二重入力をなくし、営業やサポートへの引き渡しを滞らせない仕組みを整えたい場合に有効です。

Flow(フロー)でフォロータスクと通知をノーコードで走らせる

FlowはSalesforce内の自動処理をノーコードで組み立てられる機能です。

例えば「重要項目が埋まったら担当者に通知を送る」、「入力内容に応じて商談フェーズを更新する」といった一連の流れを自動化して、抜け漏れを防ぎます。

Marketing Cloud Account Engagement(旧Pardot)でスコアリングとナーチャリングを自動化する

フォームで取得したデータを基に、興味関心度をスコアリングし、適切なメール配信やコンテンツ提供(ナーチャリング)を自動化します。

人手で追い切れない潜在顧客にも継続的にアプローチして、DXの成果を広げます。

レポートとダッシュボードで離脱率・完了率・施策効果を見える化する

Salesforceのレポート/ダッシュボード機能を使って、フォーム完了率や後工程での商談化率などを可視化します。

関係者が同じ数値を見ながら議論できる環境を作り、改善サイクルを加速させます。

外部フォームとの連携方法(API/Webhook/CDP連携)を選択して開発負荷を抑える

既存のフォームツールを使っている場合も、APIやWebhookでSalesforceと連携でき、Customer Data Platform(CDP)を経由して統合する方法もあります。

自社の開発体制やコストに合わせて、最適な連携手段を選びましょう。

セキュリティと権限設計で個人情報を安全に扱いながら運用する

Salesforceは権限設定が細かく行えます。閲覧・編集できる人を明確に分け、個人情報が不必要に広がらないよう管理します。

監査ログを活用し、漏えいリスクを最小化したい企業に有益な機能です。

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FAQ:フォーム離脱とDXに関するよくある質問

フォーム離脱とDXに関するよくある質問をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

Q1. 離脱率はどれくらいだと「高い」と判断できますか?

業界やフォームの目的で異なりますが、まず自社の現状値を基準線にして改善目標を設定します。

一般的な資料請求フォームで30%以上の離脱が続く場合は要注意だと考えて改善を始めます。

Q2. 必須項目はいくつまでにすべきですか?

「数」で決めず、活用シナリオから逆算して必要最小限に絞ります

どうしても多い場合は分割フォームにして、初回ステップでは本当に今必要な情報だけを聞くようにします。

Q3. 法的・業務的に削れない項目が多いときはどうしますか?

入力理由を短く添えて納得感を生みます(例:「領収書発行のために住所が必要です」)。

オートフィルや選択式入力で手間を減らし、後工程に回せる情報は後で聞くように設計します。

Q4. どのツールで離脱ポイントを計測すればよいですか?

Googleタグマネージャー(GTM)とGoogleアナリティクス4(GA4)でイベントを設定すれば十分に計測できます。

より細かく見たい場合はヒートマップツール(例:Hotjar、Clarity)を組み合わせて改善に役立てます。

Q5. BtoBの場合、担当者個人情報と会社情報のどちらを先に入力してもらうべきですか?

完了率を優先して負担の少ない個人情報(氏名・メール)から入力してもらい、その後に会社情報を求める流れを採用します。

営業で必須の会社情報は後工程で補完できるよう準備します。

Q6. トラフィックが少なくてA/Bテストが回せないときはどうしますか?

テスト対象を大きく変えて差を出しやすくします(例:ステップ数の変更)。同等のユーザー層がいる別ページと合同テストを行う方法も検討します。

数値だけでなくユーザビリティテスト(実際に操作してもらう観察)も併用します。

Q7. Salesforceを使わない場合でも自動化できますか?

ZapierやMakeなどのiPaaS(ノーコード連携ツール)でフォーム→CRM/スプレッドシートの連携を自動化できます。

ただし、データの一元管理や権限設計の観点ではSalesforceなどの統合基盤を使うほうが運用しやすくなります

Q8. モバイル最適化は何から始めればよいですか?

最初に入力欄の大きさ・タップ領域・スクロール量を点検します。

次にキーボードの種類(数字入力欄には数字キーボードを出すなど)を適切に指定します。

最後に表示速度を改善して、読み込み待ちで離脱しないようにします。

Q9. 個人情報の説明はどこまで詳しく書くべきですか?

ユーザーが知りたい「目的・期間・管理方法」を平易な言葉で要約し、詳細は別ページで確認できるようにします。

要約が短すぎて不安を生まないよう、最低限の安心材料を明記します。

Q10. 社内で改善の優先度が上がらないときはどう説得しますか?

離脱率改善がリード数・商談数・売上にどう効くかを数値で示します。

小さな成功事例を早く共有して再現性を示し、工数対効果(ROI)を説明して意思決定者に納得してもらいます。

まとめ

フォーム離脱は、単なるUIの問題ではなく、DXの土台となるデータ収集と活用を阻む大きな課題です。

まず「なぜ離脱がDXのブレーキになるのか」を共有し、入力が面倒だと感じる要因を洗い出して絞り込みましょう。

現場主体で改善を継続できる体制を整え、成功事例と失敗事例から学び続けることで、DXの第一歩を確かなものにします。

小さな改善を積み重ねて、フォームをただの入力画面から顧客体験とデータ活用の起点へと進化させることがフォーム離脱を防ぐことにつながるのです。

DX攻略部では、各企業様に合わせたマーケティング施策のご相談を受け付けていますので、ぜひDX攻略部にご相談ください!

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