こんにちは、DX攻略部のトーヤです。
今回は、金融業がオウンドメディアを運営する際に成功するためのコツや、成功事例について解説していきます。
金融業界で働いていて、オウンドメディアの運営に興味を持っている方に向けた情報をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
オウンドメディアとは
オウンドメディアとは、企業や組織が所有するメディアの総称です。
企業で発行する広報誌やパンフレット、カタログなどもオウンドメディアに含まれますが、Webサイトやブログ型メディアという意味で用いられることが多いです。
この記事でも、オウンドメディアを主にWebサイトのこととして扱います。
詳しくは以下の記事をご参照ください。
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オウンドメディアを運営するメリット
金融業界がオウンドメディアを運営する際のメリットには以下のようなものがあります。
『メリット』
- ドメインが信頼されやすい
- 見込み顧客との接点が得られる
- ニーズに応えやすい
ドメインが信頼されやすい
金融分野は、YMYL領域に分類されます。
Google検索では、YMYL領域のコンテンツは信頼性の高いドメインのサイトが上位に表示されます。
金融業の企業ドメインは、そうした信頼性が高いため、オウンドメディアを運営していくうえで有利となります。
また、ほかのメディアが参入しにくいことも、ライバルが少なくなってメリットです。
見込み顧客との接点が得られる
検索からの流入によって、新たな見込み顧客との接点を得ることができます。
最近では金融商品をインターネットで購入する人も増えており、情報をネットで得る層にアプローチを行うこともできます。
オウンドメディアを運用することで、自社のことを知らないユーザーとの接点を生むことができます。
ニーズに応えやすい
ユーザーは、金融商品を選ぶ際は慎重になり、購入するまでに長い検討期間がかかります。
そこにはユーザーの「失敗したくない」というニーズが存在しています。
そのため、オウンドメディアで継続的に情報発信を続けると、長期間ユーザーとの接点を保つことができます。
自社の情報に何度も触れてもらうことで、リードナーチャリングの効果も期待できます。
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オウンドメディアに掲載するコンテンツ
金融業がオウンドメディアを運営する際には、どのようなコンテンツを掲載すれば良いのでしょうか。
ここでは、以下の例についてご紹介します。
- お役立ち情報
- 統計情報
- 有名人へのインタビュー
- お金に関する解説動画
お役立ち情報
保険や株、年金などといったお金に関する用語解説や、節約術などを掲載すると、ユーザーからの興味を引きやすいです。
どうやって資産形成を行えばいいか、資産運用のコツはあるのかなど、お金に関する悩みを抱えている人は多いはずです。
ユーザーのニーズに応えられる情報を発信できれば、オウンドメディアのファンになってくれる人もいるかもしれません。
統計情報
生活していくうえでどのくらいのお金がかかるのかについての統計情報も、ユーザーの需要があるでしょう。
結婚や子育て、一人暮らしにかかる費用をグラフなどでまとめると、わかりやすいサイトとなります。
実際に統計情報を掲載する際は、アンケート調査などを行う必要があります。
有名人へのインタビュー
芸能人やアスリートなど、各業界のトップランナーにインタビューを行い、その内容を掲載することも効果的です。
有名人が好きで訪れた人に対して、金融商品のアピールができ、興味を持ってもらえる可能性があります。
お金に関する解説動画
文章だけではわかりにくい解説は、動画にして伝えることができます。
お金に関する情報は、難しく感じられてしまうことがあります。
そこで、動画で解説することで、ユーザーが見てくれる可能性が高まります。
金融業界のオウンドメディア成功事例
ここでは、金融業界のオウンドメディアで成功してきた具体的な事例についてご紹介します。
- 日興フロッギー
- 保険の教科書
- ライフネットジャーナル
- J-Palette
- ARUHIマガジン
- 保険見直しOnline
- d-labo
日興フロッギー
日興フロッギーは、SMBC日興証券株式会社が運営しているオウンドメディアです。
漫画やイラストを多用しており、親しみやすいデザインが特徴です。
投資の未経験者や初心者をターゲットとしており、若年層を取り込むことを目的としています。
投資の解説だけでなく、プレゼント企画や有名人のインタビューなども掲載されています。
保険の教科書
保険の教科書は、ファミリーコンサルティング株式会社が運営しているオウンドメディアです。
カテゴリごとにコンテンツをまとめており、保険について学ぶことができます。
各記事には無料でダウンロードできるEbookのリンクも貼られています。
ライフネットジャーナル
ライフネットジャーナルは、ライフネット生命株式会社が運営しているオウンドメディアです。
主に生命保険やライフスタイルに関する悩みを解決するための情報を掲載しています。
商品の購入よりも知名度を上げることを狙い、悩みへの回答やインタビュー記事が多く掲載されています。
常陽銀行
株式会社常陽銀行は、女性のお客さま向けサービスとしてオウンドメディアを運営しています。
女性向けの金融商品や情報を掲載しています。
お金に関するお役立ちコラムや統計情報が載っており、女性のお客様のニーズに応えることを目的としています。
ARUHIマガジン
ARUHIマガジンは、アルヒ株式会社が運営しているオウンドメディアです。
住宅ローン専門の金融業を営む会社であるため、主なターゲットは住宅ローンの借り換えを検討している人や、住宅の購入者です。
住宅ローンに関するコンテンツを多く掲載しており、住宅を建てるのに必要な費用など、ユーザーのニーズに合った情報を発信しています。
保険見直しOnline
保険見直しOnlineは、株式会社フィナンシャル・エージェンシーがZUUと共同で運営しているオウンドメディアです。
掲載されているコンテンツは、保険の情報に特化しており、読者に対して多種多様な保険商品を紹介しています。
多くの選択肢を提示することで、保険に悩む若年層にもうまく刺さるようにされています。
d-labo
d-laboは、スルガ銀行株式会社が運営しているオウンドメディアです。
お金に関する情報発信だけでなく、有名人へのインタビュー記事や、編集部が体験したものをレポートする企画なども掲載されています。
各コンテンツから、関連の別コンテンツや、金融商品へリンクしています。
金融業がオウンドメディアを運営する際のポイント
金融業がオウンドメディア運営を行う際に気を付けるべきポイントは以下の通りです。
- 人手を確保しておく
- 長期的な計画を立てる
- 契約を行うためのプロセスを用意しておく
人手を確保しておく
オウンドメディアを運営するには、当然ですが制作や定期的な更新などに人手を割く必要があります。
その際、ほかの業務に割くリソースが減ってしまうため、きちんと計画を立てておかないと他の業務に影響が出てしまう可能性があります。
オウンドメディア運営を開始する前に、入念に計画を練っておきましょう。
長期的な計画を立てる
オウンドメディアは一般的に、成果が出るまでに時間がかかります。
特に金融業では、ユーザーも商品の購入に長い時間をかけるため、すぐに成果を出すのは難しいでしょう。
あらかじめ長期的な運用計画を立てておく必要があります。
契約を行うためのプロセスを用意しておく
ユーザーがせっかくコンテンツを読んで興味を持ってくれても、契約に至るためのプロセスが準備されていなければ、機会を損失してしまいます。
契約するにはどうすればいいのかについて、サイト内で明確に掲載しておく必要があります。
必要に応じてCTAも活用しましょう。
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まとめ
今回は、金融業がオウンドメディア運営を行うことについて解説してきました。
金融業界はオウンドメディアとの相性が良く、実際にオウンドメディアを運営して成功している金融業も多くあります。
金融業でオウンドメディアの運営に興味を持った方は、ぜひ実際に運営を開始することをご検討ください。