こんにちは、DX攻略部です。
今回は、ウェブ解析サービス「AIアナリスト」の料金や評判、導入した際のメリット・デメリットにどういった会社に向いているのかを解説します。
自社サイトのウェブ解析や改善があまりうまく行っていない場合は、ぜひご覧ください。
AIアナリストとは?
まずはAIアナリストの特徴や料金について解説していきます。
AIアナリストの特徴
AIアナリストとは、株式会社WACUL(ワカル)が提供しているウェブサイト分析ツールです。
ウェブ解析は従来、専門的な知識を持った人間が行うのが普通でしたが、このAIアナリストはその名の通り、人工知能(AI)によって自動で行われ、最適なサイト改善案を提案してくれます。
主な特徴は以下のとおりです。
- サイトの “伸びしろ” を提案
- 自動でレポートを作成
- 目標を設定すれば達成までの予測がみられる
- ウェブサイトの施策と成果をわかりやすく確認
- 改善施策の効果検証を1クリックで確認
AIアナリスト最大の特徴は、Googleアナリティクスのデータをもとにサイト改善の提案やレポート作成などを自動で行ってくれるという点です。
過去35,000サイトを分析して学習した人工知能が、アクセス解析の結果からウェブサイトの問題点と適切な改善策を提示してくれます。
また、日々収集しているアクセスデータをGoogleアナリティクスよりも見やすい画面でレポート作成してくれます。
AIアナリスト内で目標を設定すれば、これまでの成果進捗はもちろん、これからの成果予測を確認することができます。
AIアナリストの料金
AIアナリストには、プランが3種類あります。
プラン種類 | 料金 | 主な機能 |
無料プラン | 無料 |
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レポートプラン |
※月額/年額プランを選択可能。年額の場合は割引あり。 |
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コンサル支援プラン | 月額100,000円~ |
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無料プランでは月ごとの進捗レポートやSEOレポートなど基本的なレポート機能が利用できるため、使用感を掴むという点では無料版で十分かと思います。
有料版の「レポートプラン」では月額2,500円で基本的な機能がすべて利用可能となり、無料プランではなかった一部レポート機能や比較機能が新たに追加されます。
また、有料版には「Fullプラン」も存在しますが、一部レポート機能が開放されること以外の料金や具体的なサービス内容は不明です。
公式が発表している情報曰く、月額30,000円ですべての機能が利用可能になると記載があるため、1つの参考になるかと思います。
価格は月額3万円で、全ての機能を利用可能です。費用が発生するのは利用月のみで、1ヶ月だけでも使うことができます。リリース前の先行お申し込みに限り、無料お試し(30日間)が可能です。
(引用:https://wacul.co.jp/pressrelease/ai-analyst-release/)
AIアナリストの基本的な機能
AIアナリストの基本的な仕様として、Google Analyitcs(GA4)とSearch Consoleへの連携が必要となっています。
このことからAIアナリストではGA4やSearch Consoleから取得したデータを見やすく加工して表示したり、AIによる独自の指標によるサポート支援が期待できます。
コンサル支援プランについては利用したことがないため、どのような内容かは不明ですが、気になる方は一度見積もりや担当者からの提案を受けてみることをおすすめします。
AIアナリストの評判・口コミ
ここでは、AIアナリストを実際に使った方の評判・口コミをまとめていきます。
『良い評判・口コミ』
- 今まで気づけなかった問題点や改善点がわかった
- 提案資料が簡潔でわかりやすい
- 導入が簡単
『悪い評判・口コミ』
- ウェブサイトの改善は自分で行う必要がある
良い口コミで1番多かったのが「今まで気づけなかった問題点や改善点がわかった」といったものです。
ウェブ解析は通常専門知識を持った人間が行うのですが、細かい問題点や改善点を見落としてしまうことが時としてあります。
AIアナリストは人工知能によるウェブ解析を行っているため、今まで見落としていた問題点や改善点を知ることができます。
一方で、マイナス的な口コミについては、これといったものは見当たりませんでした。
あえて、1つ挙げるとするならば、一部ウェブサイトの改善を自動的に行ってくれるサービスだと勘違いしている方の口コミがございましたが、この手のサービスはあくまで支援を目的としたサービスですので、実際に改善を行うのはユーザー自身となります。
AIアナリストを導入するメリット・デメリット
ここからは、AIアナリストを導入するメリット・デメリットをまとめていきます。
AIアナリストを導入するメリット
『メリット』
- 分析にかかる時間が大幅に削減できる
- 社内資料の作成も短時間で済む
- 人件費を削減できる
- 比較的安めの価格設定
今までは専門知識を持った人間が、Googleアナリティクスの画面とにらめっこして行っていた分析をAIアナリティクスが行ってくれるので、分析にかかる時間を大幅に削減することができます。
さらに自動で分析の結果をわかりやすいレポート形式で表示してくれるので、専門外の人に向けた資料も簡単に作成することが可能です。
また、ウェブ解析担当者が行っていた業務のほとんどをAIアナリストが行ってくれるので、人件費の削減にも繋がります。
AIアナリストを導入した際のデメリット
『デメリット』
- ウェブサイトの改善は自分で行う必要がある(当たり前)
- 導入コストがかかる
AIアナリストはウェブサイトの改善点を教えてくれますが、実際に改善するのは人間の役割です。
そのため、ウェブサイトに関する知識はある程度必要になってきます。
また、AIアナリストの有料プランを利用する際は、当然導入コストが掛かります。
ウェブサイトの規模によって利用料金は変わってくるので、利用する際は窓口で一度相談してみると良いでしょう。
AIアナリストが向いている会社と向いていない会社は?
ここまでAIアナリストの特徴や導入するメリット・デメリットなどをご紹介してきましたが、向いている会社と向いていない会社をまとめると以下の通りです。
AIアナリストが向いている会社
『向いている会社』
- ウェブ解析担当が不足している会社
- 人件費や作業コストを削減したい会社
- サイト改善がうまくできていない会社
AIアナリストは人間の代わりにウェブ解析を行ってくれるので、専門知識を持ったウェブ解析担当者が少ない会社や、そもそも専門知識を持った社員がいないといった会社におすすめです。
また、いままでウェブ解析はしていてもどうしても数字の改善が芳しくないといった会社も、人工知能による分析で新しい改善点が見つかる可能性があるため、AIアナリストは向いていると言えるでしょう。
AIアナリストが不向きな会社
『不向きな会社』
- 月額コストをかけられない会社
AIアナリストですべての機能を開放するためには毎月3万円のコストが発生するため、年間36万円ほどのコストが許容できない場合はAIアナリストは向きません。
まとめ
今回は、人工知能を用いたウェブ分析サービス「AIアナリスト」の特徴や評判などを見てきました。
自社でウェブサイトを運営している場合、日々のアクセス解析やウェブ改善は必須ですが、ある程度専門知識を持った人や作業に当てる時間が必要になってきます。
そういった人や時間がない企業の方は、ぜひ1度、AIアナリスト導入を検討してみてはいかがでしょうか。
また、これはAIアナリスト以外にも共通して言えることですが、マーケティングツールは導入すれば良いというわけではありません。
ツールは使いこなして初めてその効果が得られるものが大半です。
導入する前に、誰(どの部署)がどのような目的でツールを利用し、どのような効果を期待するのかを明確に決めた上で導入することをおすすめします。