こんにちは、DX攻略部です。
今回は、「UM工程進捗」と「Salesforce」の連携について解説していきます。
現在、製造業に勤務されている方で、以下の課題はありませんか。
- 製造現場をペーパーレス化したい。
- 現在の作業工程に限界を感じる。もっと、効率化させたい。
そんな課題を解決してくれるのが、今回紹介する「UM工程進捗」です。
活用することにより、進捗管理の負担軽減や現場作業の効率化、計画の精度向上・納期の順守など色々な改善が見込めます。
この記事では、UM工程進捗の機能の解説や「Salesforce」との連携方法・連携させるとできることなどを解説していきます。
UM工程進捗とは?
UM工程進捗とは、製造業の在庫管理や工程管理・入出庫管理まで可能なクラウド型生産管理/工程管理システムです。
この生産管理/工程管理システムとは、工場などでの製品製造や、システム開発などの計画において、納期・品質を担保するために、進捗を適切に管理するシステムです。
生産するための計画を立て、その工程単位に落としていき、作業指示を作成・作業を行った後に実績を登録するという流れで、製造進捗の管理ができます。
UM工程進捗の機能と特徴
ここでは、UM工程進捗の機能と特徴について解説していきます。
- 進捗や現在の状況が一覧で把握可能
- さまざまな入力方式に対応
- さまざまな生産の形態・生産方式に対応
- 写真保存機能
進捗や現在の状況が一覧で把握可能
UM工程進捗では、どの作業がどの位進んでいるのか、どのリソース(製造機械)を使っているのかを一覧で見ることができます。
主に、生産管理・製造指示・進捗管理・部品表・所要量計算・実績登録などが管理でき、生産に関わる幅広い情報をまとめて管理できます。
また、その進捗状況はリアルタイムに確認でき、入力ミスや転記ミスの軽減が可能です。
さまざまな入力方式に対応
UM工程進捗では、さまざまな業種での現場での作業に対応できるように、多彩な実績入力方式があります。
その入力方式は具体的なものですと、以下のものです。
- スマートフォン・タブレット
- ハンディターミナル
- 紙資料のスキャニング
- RFID
- AsReader
- バーコード一括読取
- 計量器とIoT連携
- COBOTTA連携 など
QRコードを読み込むことで実績入力までの流れを簡略化させたり、作業中の無駄な作業や商品の凹みなどの生産不良を発覚した場合はその場で写真撮影にて履歴を残すことが可能です。
また、 IoTオプションで集めた設備と人の作業実績を自動で連携し、現場での入力作業を削減も可能です。
さまざまな生産の形態・生産方式に対応
製造業には、商品を製造する上で多種多様な製造方法が存在します。
UM工程進捗では、様々な生産形態・生産方式に対応しています。
主に対応している生産方式は以下となります。
- 加工・プロセス・組立
- 個別受注生産
- 受注生産
- 見込み受注生産
- 見込み生産
工場の製造スケジュールを確認しながらUM工程進捗で計画を作成し、作業指示を出すことができます。
予定外の急な発注を受けた場合や、個別対応が必要な場合も対応可能です。
「Salesforce」との連携方法
まず、UM工程進捗と Salesforceとの連携させる方法については、以下の通りです。
- AppExchangeにアクセスする
- 右上に表示されている「今すぐ入手」を選択
- 「管理者のみのインストール」を選択
- 画面に従ってインストールをする
連携させる方法は、非常にシンプルなためスムーズに連携できるでしょう。
Salesforceと連携させるとできること
ここでは具体的に、UM工程進捗とSalesforceを連携させることで、どのようなことができるのかについて解説します。
- クラウドで工程管理が可能
- 実績の入力を簡略化が可能
- 工数進捗を可視化
- 条件による細かい管理
クラウドで工程管理が可能
UM工程進捗とSalesforceを連携させることで、Salesforce上で生産計画に作業が必要な項目・現在のステータス・納期を入力すると、工程ごとの作業指示が表示されます。
納期を入力することで、それまでに何の作業が必要なのか指示してくれるため、その工程を考える労力や時間を削減できます。
実績の入力を簡略化が可能
業務データをダッシュボードでリアルタイムに可視化できます。
これにより、作業の改善点・人員が不足していて生産が進んでいないところなどを迅速に把握し、生産性の向上を実現します。
工数進捗を可視化
作業の実績で登録したデータを基に、レポートで進捗状況を可視化できます。
この機能により、従業員ごとに作業にかかる工数の把握が可能なため、従業員の効率・非効率も把握できます。
従業員で非効率な作業をしている人が分かるため、業務改善・効率化に役立てられます。
条件による細かい管理
ロット別在庫機能で、製品・原材料の在庫量を確認・管理することができます。
また、ロットレース機能で製造品質情報を簡単かつ迅速に提示できるため、製品1つ1つの品質情報も細かく管理できます。
まとめ
ここまで、UM工程進捗とSalesforceの連携について、解説してきました。
UM工程進捗では、製造業の工程管理や在庫管理、入出庫管理を一元化できるシステムであることが、お分かりいただけたと思います。
生産計画~製造にかかる所要量計算・進捗や原価にわたる幅広いものづくり情報を総合的に管理できるため、リードタイムの短縮や生産性の向上を実現します。
現在の作業工程に限界を感じている方や、現場でのペーパーレス化を実現したい方は、この機会にUM工程進捗の活用&Salesforceとの連携を検討してはいかがでしょうか。
なお、現在DX攻略部では、Salesforceの導入支援(「値引き交渉」や「初期導入支援」など)を行っております。
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