こんにちは、DX攻略部のなおぴーです。
「オウンドメディアの立ち上げを考えているが、どのような役割が必要?」
「それぞれの役割は具体的にどんなことを行うの?」
オウンドメディアの立ち上げを考えている企業の中にはこのような悩みを抱えている企業もいらっしゃるのではないのでしょうか。
今回の記事では、オウンドメディアの立ち上げに必要な体制について、役割などを含めてご紹介いたします。
オウンドメディアの運営体制は主に2種類
オウンドメディアの運営体制は下記の2種類があります。
- 自社で運営する方法
- 外部へ委託する方法
それぞれ見ていきましょう。
自社で運営する
まず、自社で運営する方法。
オウンドメディアの運営は、記事の制作から改善まで必要な業務は多岐に渡り、それぞれにノウハウ・人的コストが必要となります。
自社で運用するメリットとしては、外注費用がかからないこと、運用ノウハウを社内に蓄積していくことができることです。
逆にデメリットとしては、ノウハウが必要なので知識等がない場合に失敗する可能性が高まること、他の業務に支障をきたす可能性があること等が挙げられます。
また、成果が出なかった場合には投資金額の回収ができない+外注した場合よりも人件費がかかってしまうということにもつながります。
外部へ委託する
次に外部へ委託する方法。
外部へ委託する場合には、様々なパターンが考えられます。
まず、全てを委託するパターン。
計画の立案・記事作成・公開・改善全てを委託する場合には、コストがかかる、ノウハウが蓄積されないなどのデメリットはありますが、社外のノウハウ・人材を活用することができるため、社内リソースが奪われない、成果が出る可能性が高まるなどのメリットがあります。
次に、計画の立案のみを委託するパターン。この方法は、コンサルのような形で外部から意見を取り入れる形です。
外部からの新鮮な意見や第3者視点での評価などを、運営に取り入れることができること、運営は自社で行うため、ノウハウが蓄積されていくことなどがメリットとして挙げられます。
しかし、意見を取り入れすぎて本来のオウンドメディアの方向性などからずれてしまう、ブランディングに影響が出てしまう可能性などがありますので、注意が必要です。
最後に、記事の制作だけを外注する方法。
オウンドメディアを運営している企業にはメジャーな方法で、計画の立案や記事のテーマなどは自社で決定し、コンテンツ制作のみを外注します。
メリットとしては、社内の人的リソースが奪われない点、社外の優秀なライターを活用することができる点などが挙げられます。
しかし、優秀なライターの選定や管理などは自社で行う必要があります。
それぞれの方法には、良し悪しがありますので、自社の状況に合わせて適切な方法を選択しましょう。
オウンドメディアの運営体制に必要なメンバー
いざオウンドメディアを立ち上げるとなった場合には、どのような運営体制をとる必要があるでしょうか。
- プロデューサー(全体統括)
- ディレクター(現場監督)
- WEBデザイナー・エンジニア
- ライター
- マーケター・SNS運用担当
オウンドメディアに必要な役割は上記の5つです。それぞれ見ていきましょう。
プロデューサー(全体統括)
プロデューサーはオウンドメディア全体を統括する役割を担います。
具体的には、オウンドメディアの方向性・テーマの決定、KPI・KGIの設定を行い、サイト全体を捉え修正・改善をおこなっていきます。
オウンドメディアを成功させる上で一番重要な役割となり、プロデューサーの技量次第でオウンドメディアが成功するか失敗するか決まると言っても過言ではありません。
ディレクター(現場監督)
次にディレクター(現場監督)です。
プロデューサーが全体の統括をするのに対し、ディレクターは企画の立案や記事の制作など、現場業務を統括する役割を担います。
編集者やライターの採用・指示・育成などが主な業務となり、スケジュール管理なども行います。
Webライティングの知識はもちろん、SEOについての知見など様々なスキルが要求されるため、こちらも非常に重要なポジション。
WEBデザイナー・エンジニア
続いて、Webデザイナー・エンジニアです。
Webデザイナー・エンジニアは、オウンドメディアのデザイン設計・作成・公開・改善を行います。
また、記事内で使用する画像の作成・SEO対策なども業務の一つ。
主に、サイト立ち上げ時に一番重要なポジションとなりますが、改善活動を行うためにも欠かせない役割です。
ライター
続いて、ライターです。
Webデザイナーやエンジニアがサイトの設計・構築を行うのに対し、ライターはそのサイト内で公開する記事コンテンツの制作を担います。
ディレクターの指示のもと、記事のテーマに対して記事を作成することが主な業務となります。
読みやすさはもちろん、SEOを意識したライティングなど必要な知識は様々で、スキルの差が現れやすい役割です。
時には、取材・撮影を行うこともあり、様々な形式の記事を制作することができること・KWの分析などが適切にできる人材が適任でしょう。
マーケター・SNS運用担当
最後に、マーケター・SNS運用担当者。
マーケターは、公開されたコンテンツの数値分析を行い改善を行うことが主な業務になります。
昨今では、オウンドメディアをSNSと掛け合わせて運営することが主流となりつつあり、SEO以外の流入を獲得する上で、SNS運用担当者の役割は重要になってきています。
SNSのアルゴリズムの分析・運用計画・コンテンツの作成・改善など、SNS戦略を行う上で必要な知識は様々。
ディレクターなどが兼任する場合もありますが、メディアの規模によっては専属で担当をつける企業も増えてきています。
運営体制を整える際のポイント
オウンドメディアの運営をする上で、大切なことは下記の5つです。
- 統括者の決定
- 人員・予算の確保
- 運営業務の洗い出し
- 計画の立案・スケジュール管理
- 外部委託の有無
まずは、統括者・人員・予算を決定。
その後、運用業務の洗い出しを行い、具体的な計画の立案・スケジュールの管理を進めていきます。
また、外部委託を利用するかについても最初に決めていると良いでしょう。
オウンドメディアはただ記事を投稿すればうまくいくというものではありませんので、運営体制をしっかりと整えることが大切。
事前準備をしっかりと行うことで、成功可能性は飛躍的に高まります。
大きく5つに分け簡単にご紹介しましたが、より詳しく知りたいという方は下記の記事をご覧くださいませ。
まとめ
今回、オウンドメディアの運営体制についてご紹介させていただきました。
オウンドメディアには、様々な役割が必要で、行う業務・求められるスキルも様々。
しっかりとそれぞれの業務について理解を深め、事前に準備を行うことがオウンドメディアの成功につながります。
オウンドメディアの体制について、今回の記事を参考に考えてみてはいかがでしょうか。