こんにちは、DX攻略部のトーヤです。
今回は、オウンドメディアにおいて重要なペルソナ設定について解説します。
ペルソナの重要性や作成方法をご紹介するので、ペルソナの設定方法がよくわからない方や効果的なペルソナを作りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ペルソナとは
ペルソナとは、自社の商品やサービスを利用する典型的なユーザーを仮想の人物像として描いたものを指します。
グループに分類していた従来のターゲット設定とは異なり、ペルソナ設定ではよりパーソナルな情報を詳細に設定していきます。
現代では人々の生活が多様化しているため、ユーザーの潜在的なニーズを把握するためには、より詳細な情報であるペルソナが重要となります。
オウンドメディアにおいて、ペルソナは読者として想定する顧客像のことになります。
オウンドメディアにペルソナが重要な理由
オウンドメディアにペルソナが重要な理由は、以下の3つです。
- コンテンツにまとまりをもたせる
- ユーザーのニーズを把握する
- メディアに関わるメンバーで認識を共有する
コンテンツにまとまりをもたせる
オウンドメディアで情報発信を行う際、明確なターゲットがいなければ、掲載する記事などのコンテンツにまとまりが無くなってしまいます。
構成や主張にブレが生じてしまい、結果として読者がメディアから離れることにもつながります。
あらかじめペルソナを設定しておくことで読みやすいコンテンツを作成でき、顧客となる読者を増やせることが期待できます。
ユーザーのニーズを把握する
ユーザーに自社のメディアを利用してもらうためには、当然ユーザーが求めている情報を多く掲載する必要があります。
そういった読者のニーズを把握することにも、ペルソナが役に立ちます。
読者が求める情報をコンテンツに反映することで、利用者を多く集めることができます。
メディアに関わるメンバーで認識を共有する
オウンドメディアを運営する際、企画や記事の執筆など、複数人で進めることが多いでしょう。
もしメンバーの間で読者像にズレがあれば、意図していないコンテンツになってしまう可能性があります。
ペルソナを設定することで、メンバー間に共通の認識が生まれ、お互いに具体的なターゲットを共有しながらメディア運営を進めることができるようになります。
ペルソナの作り方
ペルソナは以下の手順で作成することができます。
- 必要項目を洗い出す
- 情報を集める
- 集めた情報を各項目に落とし込む
- ストーリー性を持たせる
必要項目を洗い出す
まずはペルソナを作る際に必要な項目を考えていきます。
名前・性別・年齢・職業などのプロフィール情報や、その人の理想や悩み、行動パターンなど、集めるべき情報の項目を洗い出します。
情報を集める
次に、実際に情報を集めていきます。
どういった性別・年齢・職業の人が悩んでいるかなどを調べます。
インターネット検索だけでもできますが、よりリアルな情報を手に入れるために、アンケートやインタビュー、ヒアリングなども駆使するのも良いでしょう。
集めた情報を各項目に落とし込む
情報を集め終えたら、①で定めた項目に集めた情報を当てはめていきます。
この時、なるべく多くの人に共通する特徴を見つけ出すようにしましょう。
多数の人と共通点を持つペルソナの方が戦略を立てる上でより効果的だからです。
ストーリー性を持たせる
最後に当てはめた項目で実際にいそうな個人を作り上げ、矛盾点がないようにストーリーを持たせましょう。
独自の価値観や思考が感じられる人物像ができれば、ターゲットの輪郭が浮かびやすくなります。
施策に関する議論にもより具体性が生まれます。
BtoB/BtoCでのペルソナ設定の違い
ペルソナを作成する際、BtoBとBtoCでペルソナ設定の方法が違うことに注意が必要です。
BtoBオウンドメディアのペルソナ設定
法人を顧客とするため、意思決定権を持つ人物や部署を対象としてペルソナを設定する必要があります。
もし決定権を持たない人物を対象としてしまうと、最終的に顧客となってもらえる可能性が低くなります。
決定権を持つ人物や部署をターゲットにすることで、直接担当者に訴求することができます。
BtoCオウンドメディアのペルソナ設定
個人を顧客とするため、ターゲットとなるユーザーの情報をより細かく設定することが重要です。
個人の価値観に焦点を当て、パーソナル化したペルソナを設定します。
インタビューやアンケートなどを行うことで、他社との差別化を行い、訴求力を高めることができます。
まとめ
今回は、オウンドメディア運営におけるペルソナの設定について解説してきました。
自社のコンテンツを利用してもらえる企業や個人を増やすうえでペルソナは重要な戦略となります。
ユーザーが求めるコンテンツを作成するため、効果的なペルソナ設定をするようにしましょう。