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【導入してみた】CDPとは?導入メリットや特徴を徹底解説!実際に導入しているからわかる注意点も!

こんにちは、DX攻略部のラムネです。

普段はAWSやSalesforceの開発関連の記事ばかり書いていますが、今回は久しぶりにデータ活用の分野でよく耳にする「CDP」について解説していければと思います。

昨今のAIやネットの発達により、今まで以上に個々のニーズにあったマーケティング施策が重要になってきており、その方法論の1つとしてCDPを利用したデータ活用というのが数年前から流行りだしました。

一言で表現すれば、企業もマーケティングを工夫しなければならない時代になったということです。

従来のようにタレントを起用し、テレビ広告や新聞にお金をたくさんかけて広告を掲載するだけでは商品が売れなくなってきたため、どの企業もデータ活用によって、より費用対効果の高いマーケティング施策を打ち出そうとしています。

私自身も日々企業のDX化をご支援しているわけですが、ある一定の規模感の会社様になってくるとCDPに関するご相談をいただくケースがあります。

「CDPを導入を検討しているのだけどどう思う?」
「CDPって導入する意味ありますか?」
「どのくらいのコストがかかりますか?」

など、ご相談の内容や温度感は多岐にわたりますが、この手の質問への回答として、私が共通して必ずお伝えすることが1つあります。

それは、CDP導入は事前準備が極めて重要であることです。

CDPのコストも決して安くはありませんし、導入して半年後でプロジェクトがうまく回らず、ただデータの箱だけが負の遺産として残ってしまうケースもあります。

一方で、しっかりと事前準備を行い、会社の威信をかけてCDP導入にエネルギーを注いだ結果、売上が前年の2.3倍になったケースもあります。

それだけCDPは事前準備次第で、結果が大きく変わります。

今回この記事では、そんなCDP導入に興味のある方向けに、「CDPの基礎」や「事前準備とは何なのか」をお伝えできればと思っています

業界の中で最も丁寧にわかりやすく解説できればと思いますので、ぜひ1つの参考材料にしてもらえればと思います。

それでは本編に入っていきましょう。

※本記事は動画でも解説しております。
目次

CDPとは?

CDPとは、Customer Data Platformの頭文字を取ったもので、個人情報や行動履歴を含んだ顧客データ(1st Party Data)やその他の社内データの集約・統合・分析・加工を行い施策に繋げることができるデータプラットフォームのことを言います。

CDPの最大の特徴は、顧客データを元に施策に繋げることができる点にあります。

ラムネ
CDPは施策に繋げることができるのがポイント!

ただデータを集約・統合・分析・加工するだけであれば従来からあるDWHで良いですが、加工したデータを施策に繋げるまでの範囲も一気通貫で対応したいのであればCDPが向いているというわけです。

CDP=全社内データを集約・保存・分析・加工する中継ハブ

CDPについて難しい印象を持たれている方もいるかもしれませんが、一言で表現すれば「CDP=(社内データを集約・統合・分析・加工できる)中継ハブ」です。

CDP=社内データを集約・統合・分析・加工できる中継ハブ

CDPとCRMの違いとは?

CDPはよくCRMとも比較されますが、下記の違いがあります。

比較項目 CDP CRM
個人情報を管理する
顧客データ×他データの活用
SFAツールとしての活用
複雑な絞り込み条件を使った施策

上記の違いにもある通り、CRMは既存顧客を成長させたり営業進捗を管理するなどの顧客との関係性管理に主軸をおいた施策実行に向いており、CDPは顧客データと他データを組み合わせた施策複雑な絞り込み条件を使った施策に向いているツールです。

CDPは社内データの統合や分析を得意とし、CRMは顧客の育成や関係性管理を得意としているため、どちらも一長一短あることから、実際の現場ではCDPとCRMは併用して使うケースが非常に多いです。

ラムネ
実際にCDPとCRMは相性が良いからDX攻略部も両方使ってるよ!

CDPとDMPの違いとは?

CDPとDMP(Data Management Platform)には下記の違いがあります。

比較項目 CDP DMP
匿名性の有無
(個人情報を入れるのが通常)

(秘匿されたデータのみを入れるのが通常)
格納データの種類 1st Party Data 3rd Party Data
利用用途・目的 個人情報や購入履歴などのデータを元に施策に繋げること 個人のプライバシーを侵害しない外部データを元に施策に繋げること
具体的なデータ活用先 MA/CRM/SFAなどのツール リスティング広告やターゲティング広告
具体的に格納するデータの例 氏名/メールアドレス/電話番号/住所… IPアドレス/購入回数/Cookie/閲覧回数…

※表はパブリックDMPとCDPの比較です。(プライベートDMPとCDPはほぼ同義)

CDPとDMPはデータを活用し施策に繋げるという点では同じですが、格納するデータの種類が大きく異なります。

データの種類が異なることによって、データの活用先も個人を特定する必要がある施策か否かという違いもあります。

ラムネ
CDPは顧客の個人データを入れる前提で、DMPは匿名データを入れるのが前提だよ!

CDPを理解する上で重要な「インプット」と「アウトプット」

CDPには「インプット」と「アウトプット」という基本的な考え方があります。

1つ前でCDPはハブ(中継点)という表現を使いましたが、下記画像のようにCDPにはデータの入口(インプット)と出口(アウトプット)が存在します。

データの入口では分断された様々な社内データをCDPに流し込みます。

また通常サービス同士を接続するためには接続部分の開発が必要になりますが、CDPでは比較的簡単に社内データと接続できる仕組みが用意されています。

社内データをCDPに流し込むことに成功したら、CDP内でデータを統合、分析、加工したデータをMAなどに連携し、施策を実行します。

昨今CDPが話題になっている理由とは?

ここからはCDPの導入が今企業で進んでいる背景について簡単に押さえていければと思います。

CDPを導入する目的や背景はその企業によって様々ですが、端的に「CDPによる社内データ活用をやらないと経営戦略上、生き残れない」という経営判断や指針がベースになっていることが大半です。

見込み顧客1人1人に合ったマーケティング施策の重要性が増したため

CDPが話題になった主な要因は、見込み顧客1人1人にあったマーケティング施策の重要性が増したことにあります。

見込み顧客に合わせたマーケティング施策を行うことを、専門用語で「One to Oneマーケティング」と言いますが、まさにこの重要性が増してきてます。

一昔前のようにただ有名タレントを雇ってテレビCMで広告を出せば商品を買ってくれる時代はもう終わったということです。

社内データを活用し、顧客や見込み顧客のニーズを把握し、それに応じたアクションを行うことが今どの企業にも求められており、そんな背景からCDPニーズが高まってきているというわけです。

CDP導入で何ができるようになるのか?

最近のマーケ業界は「CDP」というワードのみが先行してしまっているような気がしています。

実際に「なんか話題になってるしCDP使えばデータ活用できて、うまくいくんでしょ?」と思われている方も少なくないと思いますので、ここでCDPでできることをしっかりと整理しておきましょう。

CDPでできることは下記の3点です。

  1. 社内データの一括管理
  2. 社内データの分析・加工
  3. 社内データの施策活用

    「CDPで何ができるのか?」を理解することはとても重要ですので、ここからは上記3点について詳しく解説していきます。

    できること①:社内データの一括管理

    CDPでできること1つ目は、社内データの一括管理です。

    会社様によっては、「販売データ」「顧客営業データ」「販促サイトのアクセスデータ」「売上データ」など、各データをそれぞれのデータベースやツールを使って管理しているケースが大半だと思います。

    さらに、ある一定の規模の会社ともなると、部署毎にデータを管理していたり、場合によっては委託先の開発ベンダーがデータを管理しているなど、様々な事情でデータが分散しているケースもあります。

    CDPはこのような分散されたデータを統合することができるようになり、データ統合することによって、今まで把握できていなかった会社の課題を発見することに繋がるというわけです。

    ラムネ
    単体の売上データで見たら黒字だけど、実は配送等の管理コストで赤字だった商品が見つかるケースも!

    できること②:社内データの分析・加工

    CDPでできること2つ目は、社内データの分析・加工です。

    CDPでは、統合したデータを使って分析や加工を行うことができます。

    通常、データベースにあるデータを「分析・加工」するとなると、SQLなどのプログラミング言語によるデータ操作が必須でしたが、基本的にはノーコードで分析や加工を行うことができます。

    つまり今までデータサイエンティストを雇って、マーケティング担当者からの要望を聞いて対応していた業務がマーケティング担当者のみで完結できるようになります。

    ラムネ
    ノーコードでデータを分析・加工できるのは楽だね

    できること③:社内データの施策活用

    CDPでできること3つ目は、社内データの施策活用です。

    まさにCDPで分析・加工したデータを使ってMA(Marketing Automation)で特定ユーザーのみにキャンペーンメールを配信したりすることが可能になります。

    その他にも売上データと管理コストデータを使って、在庫状況を最適化したりなど、業種業界によってCDPで作ったデータを様々な施策に活用することができます。

    企業がCDPを導入するメリット・デメリット

    ここからはCDPを導入するメリットとデメリットについて解説していきたいと思います。

    企業がCDPを導入するメリット

    企業がCDPを導入するメリットは5つあります。

    メリット

    1. 散らばった社内データを1つに統合
    2. 高度な検索機能により複数データをかけ合わせた分析の実現
    3. 顧客一人一人に合ったマーケティング施策実行
    4. 施策に合わせたセグメント(グループ)機能
    5. AIによって半自動的に顧客の類似性を分析可能
    6. 分析エンジニアの人件費削減、業務効率のUP

    散らばった社内データを1つに統合

    1つ目のメリットは、散らばった社内データを1箇所に統合することができる点です。

    会社の規模が大きくなればなるほど、部署毎もしくは委託先がデータを管理していたり、場合によっては管理方法がそれぞれ異なるといったケースもあります。

    しかし、データの管理体制が別々の場合、単体データの活用はできても、複数のデータを使った施策というのはなかなか難しい現実があります。

    そこでCDPという形で各データを1つの箱に集約することで、今まで難しかった横断的なデータの活用が実現できます。

    高度な検索機能により複数データをかけ合わせた分析の実現

    2つ目のメリットは、高度な検索機能により複数データをかけ合わせた分析を実現できる点です。

    CDPには、複数データを統合しそれらを「分析」できる機能が搭載されています。

    製品によっても異なりますが、ノーコードでデータマッピング(データ同士の紐づけ)できる機能や高度な検索機能が備わっているものが多いです

    顧客一人一人に合ったマーケティング施策実行

    3つ目のメリットは、顧客一人一人に合ったマーケティング施策を実行できる点です。

    最近では「One to Oneマーケティング」という専門用語が使われますが、社内データから顧客一人一人の属性や行動に応じたマーケティング施策を行うことで、ROI(投資収益率)を向上させる上では、このCDPは非常に相性の良いツールです。

    施策に合わせたセグメント(グループ)機能

    4つ目のメリットは、施策に合わせてセグメントを切れる点です。

    CDPの業界では「セグメント」というワードが非常に良く出てきますが、端的に「施策の実施対象者を分類できる機能」です。

    CDPで社内データの分析機能で施策と相性の良い顧客リストを抽出することで、必要な人に必要な情報のみが届くようになります。

    ラムネ
    広告の投資対効果も向上しそうだね!

    AIによって半自動的に顧客の類似性を分析可能

    5つ目のメリットは、AIによって半自動的に顧客の類似性を分析できる点です。

    CDP製品によっては機械学習によって、マーケティング担当者が頭を悩ますことなく、AIが顧客の購入履歴や住所などの個人情報から類似性や共通する属性を発見してくれます。

    AIは良くも悪くも共通点や類似性を見つけるのは得意ですので、今までわからなかった課題発見にも繋がることもあります。

    分析エンジニアの人件費削減、業務効率のUP

    6つ目のメリットは、分析エンジニアの人件費削減や業務効率のUPが期待できる点です。

    CDPが世に広まる前まではデータサイエンティスト(エンジニア)が社内の基幹システムからSQLを叩いてデータの抽出や分析を行ってきましたが、CDP導入によってそれらの業務の一部をマーケティング担当者が担うことができるようになります。

    また、マーケティング担当者が業務の一旦を担えるようになることで、要件定義が最小限で済むため、業務効率の向上も期待できます。

    ラムネ
    CDPの機能によって業務効率UPが期待できる!

      企業がCDPを導入するデメリット

      企業がCDPを導入するデメリットは2つあります。

      デメリット

      1. CDP製品の導入コストがかかる
      2. 万全な社内体制と事前準備が必要になる

      CDP製品の導入コストがかかる

      1つ目のデメリットは、CDP製品の導入にはコストがかかる点です。

      製品によっても異なりますが、製品コストで年間300万円~1,000万円程度、初期構築や社内体制の準備で800~3,000万円程度は見込んでおくべきでしょう。

      もちろん、会社の規模や外部ベンダーの有無、社内データの量によってこのあたりのコストは変動しますが、私の肌感覚としてこのくらいのコスト感はかかってくるケースが多いかと思います。

      ですので、CDP導入によって「何を実現し、どのような利益をもたらすのか」については事前に定義しておくのが良いでしょう。

      万全な社内体制と事前準備が必要になる

      2つ目のデメリットは、万全な社内体制と事前準備が必要になる点です。

      私自身、比較的CDPの現場を見る機会は多かったりするわけですが、自社のみでCDPをしっかり活用できている企業は意外と少ないのが現状です。

      具体的には「データ活用目的でCDPを導入したけど、全くデータを活用できていない」というのがよくあるケースです。

      業界や業種にもよりますが、導入前に下記の観点は決めておきたい内容です。

      • 社内のどのデータを統合・分析し、どの施策を最適化したいのか?
      • CDP導入によって削減できるコストはあるか?
      • CDP導入によってどの程度の売上向上を見込むのか?
      • 社内だけで受入体制を作れるのか?外部ベンダーは必要か?
      • 導入する上で事前調整すべき担当者or部署はあるか?

        CDP導入はちょっとしたマーケティングツールを導入するのとはわけが違うため、導入前に準備を万全にしておく必要があります。

        逆に言えば、CDP導入は、広告の投資効果向上やコスト削減などのお金周りに直結するため、事前準備をしっかりと行い会社として体制を整えることで得られる恩恵も大きいです。

        このあたりのCDP導入のご支援はDX攻略部でも行っており、検討段階でご相談に乗ることも可能ですので、お力になれることがあればお気軽にご相談いただければと思います。

        DX攻略部へのお問い合わせはこちら!

        【比較】有名なCDPサービスとその特徴を整理してみた。

        CDP製品も最近ではかなりたくさんのサービスがあり、その特徴がそれぞれ異なります。

        今回この記事ではCDPの有名所の特徴を1つ1つ解説できればと思います。

        なお、実際にCDPの導入を検討している方は、類似製品の調査と相見積もりは必ずやりましょう。

        DX攻略部では、CDP構築のプロが業界や業務内容に合わせて製品選定からお手伝いすることも可能ですので、必要な場合はいつでもご相談ください。

        Treasure Data

        有名CDPサービスの1つ目は、Treasure Data(トレジャーデータ)です。

        CDP業界では有名ですので、名前くらいは聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

        Treasure Dataは大規模なデータ処理とリアルタイムデータ分析を得意としており、450社以上の導入実績があるCDP業界では名が通ったサービスです。

        CDPにデータを流し込む際に使用する連携コネクターが合計170種類以上と豊富なバリエーションが揃えられており、社内データがどこで管理されているとしても、大抵接続することができます。

        ラムネ
        Treasure Dataは特に連携周りが強い!

        使い勝手という点で言えば、Treasure Dataは多少エンジニア向きかもしれません。非常に豊富な機能が搭載されている分、初心者が社内で使いこなすためにはSQLなど一定以上の学習が必要です。

        そのため直感的な操作性を求めている場合にはその点を考慮する必要があることから、中級者~上級者向けの製品という印象です。

        その分チャットなどサポートは充実しており、データ連携のやり方から特定データを取り出す上で必要なSQL文の作り方などもサポートの範囲で手厚く支援してくれます。

        KARTE(カルテ)アクショナブルCDP

        有名CDPサービスの2つ目は、Karte(カルテ)アクショナブルCDPです。

        Karteと言えば、WEB接客(CX)ツールとしてのイメージが強いかもしれませんが、CDPの提供も行っています。

        特徴としては、細かい部分までカスタマイズはできませんが、とにかく簡単な操作性を売りにしており、初心者でも使いやすいのがポイントです。

        またKarteがCXツール(Karte Blocks)を提供していることから、CDPで分析・加工したデータをそのままポップアップなどのWEB接客として活用することができます。

        アクショナブルCDPを使うことで、ユーザーの行動や属性に合ったWEB接客が可能になることから、既にKarte Blocksを使っている方には特に相性が良いCDPです。

        ラムネ
        KarteのWEB接客ツールは使いやすい上にCDP導入で精度もUP!
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        Data Cloud(Salesforce)

        有名CDPサービスの3つ目は、Data Cloudです。

        Data Cloudは世界NO.1シェアのあるCRM/SFAツールを提供しているSalesforce社が提供しており、Data CloudもSalesforce製品の1つとして提供されております。

        ラムネ
        業界NO.1シェアのSalesforceは大企業の利用率も高い!

        そのためSalesforce製品との相性が特に良いのが特徴です。

        Salesforceの主力製品であるCRM/SFAとのデータ連携はもちろんのこと、MA製品のPardot(Account Engagement)やMarketing Cloudでの施策実行もほぼリアルタイムで行うことが可能です。

        既にSalesforce製品を利用している方はCDPもData Cloudを選択することで、CRMで「顧客関係性を向上」させ、CDPで「データ分析・加工」を行い、MAで「新規開拓」というビジネスの一連の流れを一気通貫でサポートしてくれます。

        ラムネ
        Salesforceでまとめればビジネス支援ツールには困らない!

        使い勝手という点で言えば、ノーコードでも統合したデータ同士のマッピングを行うことができ、社内データの分析・加工もSQLなしで直感的に行えるため、初心者にもおすすめです。

        DX攻略部 - 企業のデジタル化戦略

        DX攻略部がSalesforceの特徴を徹底解説!数々のCRM/SFAを導入してきたDX攻略部の無料相談も受け付けており…

        aimstar

        有名CDPサービスの3つ目は、Aimstarです。

        CDPとしての知名度が高く、リアルタイムでのデータ連携高度な顧客セグメンテーションができるのが特徴です。

        またCDPとMAを統合したサービスとなっているため、データ統合・分析・加工に終わらず、施策の実行までをしっかりとサポートしてくれます。

        国内通販やECサイトなどBtoC向けのビジネスを展開している企業への導入実績が多く、顧客の行動履歴に合わせた施策実行でCVR向上に貢献してくれます。

        ラムネ
        AimstarはBtoCに強いCDP×MAツールで有名!
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        b→dash

        有名CDPサービスの5つ目は、b→dashです。

        b→dashはBtoB業界では結構有名ですが、CDP×MAを強みとするサービスです。

        CDPはデータの統合・分析・加工がメイン領域ですが、そこにMAを加えることでデータの「活用」もb→dashが担ってくれます。

        また基本すべてノーコードで扱えるため初心者でも使いやすいのも嬉しいポイントです。

        ラムネ
        b→dashは分析から施策実行までと守備範囲が広く初心者にもおすすめ!
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        まとめ

        本記事ではCDPについて解説してきましたがいかがだったでしょうか。

        CDPは「One to Oneマーケティング」を行う上では非常に有効なツールであることは間違いありません。

        実際にCDPを導入し活用できた企業の中には売上を30%以上UPさせた事例もありますし、それだけ昨今では社内データの活用が重要になってきています。

        一方で、CDPを導入したは良いがうまく活用できず、ただのデータの箱と成り果ててしまうケースというのも同時に存在します。

        CDPを活用できる企業活用できない企業との間には大きな差が1つあり、それは「事前準備」を行った上で導入したか否かです。

        CDPは活用できれば間違いなく会社の売上や経費削減に貢献してくれますが、マーケティング改善の方法はCDPがすべてではありません。

        特に今までマーケティングツールを導入してこずIT化が一切進んでいなかった企業が初めて導入するにはCDPは難易度が高いツールであることも事実です。

        ツールやサービスは使いこなせて初めて導入した意味がありますので、今の会社が何を必要としているかを整理しながら検討することをおすすめします!

        もし検討段階で困った際にはDX攻略部までお問い合わせください。社内課題を元にしたサービス選定は日々数々のCDPやMAツールなどのビジネスツールに触れているDX攻略部が得意とすることですので、検討段階でもお気軽にご相談いただければと思います。

        それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。