こんにちは、DX攻略部です。
今回は、チャットサポートサービス「Zopim(ゾピム)」の料金や評判、導入した際のメリット・デメリットにどういった会社に向いているのかを解説します。
これからチャットサポートを導入しようと思っている際は、ぜひご覧ください。
Zopim(ゾピム)とは?
まずはZopimの特徴や料金について解説していきます。
Zopimの特徴
Zopim(ゾピム)とは、ホームページ上でチャットによるオンライン接客をリアルタイムで行うサービスです。
2021年10月現在、世界で100,000社以上の企業が導入しています。
2014年にアメリカの「Zendesk」がZopimを買収したため、現在ではZendesk Chatという名前で運営されています。
- 有人型チャットツール
- 400パターン以上のトリガー機能
- 外部サービスとの連携が可能
- 多言語に対応
チャットによるサポートツールには、大きく分けて無人ボット型チャットツールと有人型チャットツールの2つが存在します。
無人ボット型チャットツールは、システムが自動応答でユーザーとチャットを行います。
自動応答なので24時間瞬時にチャットを返すことができますが、想定されている質問に決まった文言で答えることしかできません。
それに対して有人型チャットツールは、人間がユーザーとチャットを行います。
ユーザーの質問の意図を汲み取って適切な回答をすることができますが、たとえば問い合わせが殺到しオペレーターの数が足りなくなってしまうと返答に時間がかかるというデメリットがあります。
Zopimは有人型のチャットツールでありながら、トリガー機能や外部サービスとの連携で質問への回答を自動化することが可能です。
有人型と無人ボット型、2つの良いところを兼ね備えたのがZopimです。
Zopimの料金
Zopimには3つのプランがあり、それぞれ3ヶ月契約と12ヶ月契約で利用することができます。
- Suite Team
- Suite Professional
- Suite Enterprise
12ヶ月契約であればそれぞれ月額4,900円~、月額9,900円~、月額15,000円~利用可能です。
この月額はオペレーター1人と契約した場合の価格なので、複数のオペレーターで運用したい場合はさらに料金がかかります。
またZopimには、14日間Suite Professionalのほぼすべての機能が無料で利用できるTrialプランがあります。
導入を検討している際はまずTrialプランを一度試してみるのが良いでしょう。
Zopim(ゾピム)の評判・口コミ
ここでは、Zopimを実際に使った方の評判・口コミをまとめていきます。
『良い評判・口コミ』
- 導入が簡単
- 障害が少ない
- ボットで自動的に対応ができる
『悪い評判・口コミ』
- ボットの性能が初歩レベル
- プランが分かりづらい
- 日本語に対応していない部分がある
良い口コミでは、「導入が簡単」というものがよく挙げられています。
Zopimは、ウェブサイトのチャットを表示したいページにタグを貼り付けるだけで導入ができます。
またそれ以上に多かったのが、「ボットで自動的に対応ができる」というものです。
カスタマーサポートをはじめて導入する企業でも人員を多く割くことなく、トリガー機能で自動的に返信できるのはZopimのメリットでもあります。
ただし、ボットでの返信は「本当に初歩レベルでしか行ってくれない」といった口コミも見られました。
よくある問い合わせを想定して返答を設定すればある程度の運用が可能ですが、やはり設定しなければならないというのはデメリットといえるでしょう。
Zopim(ゾピム)を導入するメリット・デメリット
ここからは、Zopimを導入するメリット・デメリットをまとめていきます。
Zopimを導入するメリット
『メリット』
- カスタマーサポートの効率化
- 顧客満足度の向上
- 成果獲得率の向上
Zopimを導入する最大のメリットはやはり「カスタマーサポートの効率化」でしょう。
本来は自社でカスタマーサポート部門に人員を設置して行うような業務をZopimに委託することで、自社の負担を減らすことができ、サポートの効率化を図ることができます。
また、カスタマーサポートが充実すればその分、顧客満足度や成果獲得率の向上に繋がります。
Zopimを導入した際のデメリット
『デメリット』
- 導入コストがかかる
- 英語で開発されたため使いにくい部分がある
Zopimを導入する上でのデメリットは、まずコストが掛かることです。
Zopimはオペレーターごとに月額がかかるシステムですので、複数のオペレーターと契約するとどうしてもコストも大きくなります。
さらにZopimを最大限利用したい場合は、最上位のプランを利用する必要があります。
また、Zopimがもともと英語で開発された関係で、まだまだ日本語で利用するのに不便な箇所があることもデメリットです。
Zopim(ゾピム)が向いている会社と向いていない会社は?
ここまでZopimの特徴や導入するメリット・デメリットなどをご紹介してきましたが、それを踏まえて向いている会社と向いていない会社をまとめると以下の通りです。
Zopimが向いている会社
『向いている会社』
- これからチャットサポートを導入したい会社
- シンプルな質問の回答にボットを活用したい会社
- 海外に市場を持っている会社
これからチャットサポートを導入したいと考えている会社にZopimはおすすめです。
Zopimは導入が簡単でありながら世界的企業も利用しているサービスなので、まだチャットサポートのノウハウがなくても一流企業のようなチャットサポートが使えるようになります。
また、Zopimは30種類の言語に対応しているので、海外の顧客からの問い合わせの多い会社にも向いていると言えます。
Zopimが不向きな会社
『不向きな会社』
- 自社サイトを持っていない会社
- 今のサポート体制で十分間に合っている会社
- BtoBなどの一般消費者を対象にしたサービスを行っていない会社
まず当然の話ですが、自社サイトを持っていない会社はZopimを導入する必要が全くありません。
また、サポート体制が十分整っている会社は、新たにZopimを導入するメリットが少ないです。
さらに、チャットサポートは基本的に一般消費者を対象に行うサポートですので、一般消費者を対象にした商品やサービスを提供していない会社にはZopimは向いていません。
まとめ
今回は、チャットサポートサービス「Zopim」の特徴や評判などを見てきました。
チャットサポートは電話やメールでのサポートとは違い、24時間すぐに対応できるのが特徴です。
まだチャットサポートを導入していない会社は、Zopimの導入を検討してみてください。