こんにちは、DX攻略部です。
今回は、「Salesforce」と「Asana」を連携させる方法について解説していきます。
ビジネスの成長を加速させるためには、営業活動のデータと、実際の業務(プロジェクト実行・納品・カスタマーサクセス)のデータがリアルタイムに連動している必要があります。
しかし、多くの企業では「Salesforce(セールスフォース)で商談が成約したあと、手作業でプロジェクト管理ツールにタスクを入力している」という情報の分断(サイロ化)が起きています。
この転記作業は、業務の遅延や連絡漏れを引き起こす大きな要因です。
多くの利用ユーザーがいる「Salesforce」と「Asana」ですが、この2つを連携させることで日々の業務を格段に効率化させられることをご存じでしょうか。
2026年現在、このフロントオフィスとバックオフィスの溝を完全に埋め、組織全体のワークフローを自動化するソリューションとして導入が進んでいるのが「Asana for Salesforce(アサナ・フォー・セールスフォース)」です。
この記事では、Asanaのサービス内容、Asana for Salesforceの導入方法・その機能とメリットなどについて詳しく解説していきます。
この記事を読んで、更なる業務改革への足掛かりにしていただけると幸いです。
DX攻略部では、『Salesforce支援サービス』というサービスも提供しておりますので、こちら興味を持った方は、ぜひご相談ください。
Asana(アサナ)とは?

Salesforceと連携可能なAsanaについて確認していきましょう。
Asanaはワークマネジメントツール
Asana(アサナ)とは、チームが自分の仕事を整理・追跡・管理できるように設計されたワークマネジメントプラットフォームです。
Asanaを利用することにより、日々の自分の仕事のタスクから企業経営に至るまで、業務のすべてを整理し可視化することができます。
また、可視化できることでプロジェクトがどのような流れで、どのように目標に結びついているかを明確に把握できるため、モチベーションを維持・向上させながら仕事ができます。
Asanaの利用料金は下記となります。無料のプランから複数の有料プランまで幅広く用意があります。
| プラン | 料金 | 使える機能(※一部抜粋) |
| Basic | ¥0 | 無制限のタスク・マネジメント・メッセージ・アクティビティログ・ファイルストレージ (100MB /ファイル)・最大15人のチームとのコラボレーション |
| Premium | ¥1,200/月/ユーザー(年間払い)¥1,475 (月間払い) | タイムライン・ワークフロービルダー・無制限のダッシュボード・無制限のプロジェクトにわたるレポート作成・高度な検索・マイルストーン |
| Business | ¥2,700/月/ユーザー(年間払い)¥3,300 (月間払い) | ポートフォリオ・ゴール・高度なレポート機能・タイムトラッキング・Salesforce、Adobe Creative Cloud、Tableau、Power BI との高度な連携 |
| Asana Enterprise | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
Asanaは一社員だけではなく、商品開発やリーダー・生産性・リモートワーク・プロジェクト管理などにも幅広く対応できるため、タスク管理をしたい多くの企業・個人から選ばれています。
独自のAI機能も搭載
2026年現在のAsanaは、独自のAI機能である「Asana Intelligence(アサナ・インテリジェンス)」を標準搭載しており、データ利活用のエンジンとして劇的な進化を遂げています。
蓄積されたタスクの進捗状況をAIがリアルタイムに分析し、「このプロジェクトは期日通りに終わるか」「リソースのボトルネックはどこにあるか」を自動で予測・判定してくれます。
また、自然言語で指示を出すだけで、複雑なワークフローやスマートステータスレポートを秒速で自動生成してくれるため、管理職やマネージャーの管理コストを極限まで削減できるツールとして再評価されています。
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Asana for Salesforceとは?

では、AsanaをSalesforceと連携させるAsana for Salesforceについて解説していきます。
AsanaとSalesforceを一体化させたプラットフォーム
Asana for Salesforceとは、「Asana」と「Salesforce」を連携させることにより、どちらの機能も使えるよう一体化したプラットフォームです。
SalesforceのAppExchangeストアを通じて提供されており、双方のシステムをAPI開発なしで安全に接続することができます。
まず、連携させる前に連携させるために加入が必要なプランがあります。
大前提として、双方の加入プランを満たしていない場合連携はできません。
連携を検討する前に、条件を満たしているかの確認をしておきましょう。
- Asana・・・ Business または Asana Enterprise を利用していること。
- Salesforce・・・Salesforce Enterprise または Unlimited のアカウントを所持していること。Salesforce Lightning に対して最適化しているが、Salesforce Classic にも対応できる。
上記のプランに加入していて、連携が可能な状態なのが確認できたらAsanaとSalesforceを連携していきます。
連携による変化
この連携のコア思想は、「営業担当者はSalesforceの画面から離れることなく、現場の実行チーム(エンジニアやデザイナー、カスタマーサクセスなど)はAsanaの画面から離れることなく、お互いの進捗をリアルタイムに同期・把握する」という点にあります。
Salesforce内の商談(Opportunity)やケース(Case)、カスタムオブジェクトなどの「データの変化」をトリガーにして、Asana側に特定のプロジェクトやタスクを全自動で起票・展開する仕組みをローコードで構築できます。
このように双方のツールの特徴を活かしながら、業務効率化を実現できるのが大きなメリットです。
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Asana for Salesforceの導入方法

次にAsana for Salesforceの導入方法について解説していきます。
AsanaとSalesforceの連携の流れ
連携は非常に簡単でざっくりとした手順は下記となります。
なお、最初はSandboxなどの検証環境でのテストを推奨します。
- Salesforce AppExchange から Asana for Salesforce にアクセスする。
- 「今すぐ入手」をクリックする。
- インストールウィザードの手順に従う。※インストールには、数分かかる場合がある。
- Asana Lightning Component を標準オブジェクトページまたはカスタムオブジェクトページに追加する。
インストールが完了すると、Salesforce内にAsana専用の設定コンポーネントが追加されます。
Asanaアカウントとの接続認証では、Salesforce内の設定画面から、Asanaの管理者アカウントを使ってサインインし、組織間のセキュアな接続を確立します。
これにより、暗号化された安全なデータ通信ルートが確保されます。
続いて、Salesforceの標準自動化機能である「Flow Builder(フロービルダー)」を開きます。
例えば、「商談のフェーズが成約(Closed Won)に変更されたとき」を開始条件(トリガー)に指定し、アクション要素として「Asanaタスクの作成」または「Asanaプロジェクトの作成」を選択します。
その次に、Salesforceのどのデータ(例:取引先名、商談金額、成約日、営業担当者コメントなど)を、Asanaのどの項目(タスク名、期日、説明文、カスタムフィールドなど)に流し込むかを画面上でマッピングしましょう。
設定を保存してフローを有効化します。
テスト用の商談レコードを「成約」に動かし、約数秒後にAsana側に正しいプロジェクトテンプレートが自動生成され、Salesforceへのリンクが貼られていることを確認できれば、すべての導入設定は完了です。
AsanaとSalesforceの詳しい連携機能の使い方については、Asanaガイドまたは Asanaアカデミーのデモ動画を確認してみてください。
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Asana for Salesforceの機能とメリット

ここでは、Asana for Salesforceの機能とメリットについて解説していきます。
AsanaとSalesforceを連携させるメリット
Asana for Salesforceを利用することで、AsanaとSalesforceを分けて利用することによる入力・共有漏れを無くし、効率的に提案から稼働まで進めることが出来るようになります。
具体的にこの連携で出来ることは下記の2つです。
- Asana for Salesforce になったことでAppExchangeの標準ウィザードでの設定ができる
- Salesforce プロセスビルダーでの設定(※Asanaのテンプレートプロジェクトやタスクを柔軟に自動作成できる)
Asana for Salesforceにより、SalesforceとAsanaの両方の柔軟性を活かした機能の連携が可能となります。
そして、Asana for Salesforceを利用することのメリットは下記となります。
『メリット』
- Salesforceで要件確認フェーズになった際に自動でAsanaのタスクを作成してくれる
- Salesforceで受注フェーズになった際、自動でAsanaのプロジェクトを作成してくれる
- Salesforceからの作業割り振り時にAsana側からは、各タスクの期限を個別に自動付与することが可能(※Asana側の設定による)
- Salesforce上でコメントを残すとAsana側でもコメントに表示され、コメントの相互やりとりも可能
Salesforceで対応したことを、Asanaにも忘れないうちに追加入力することが不要となり記入漏れを防止できます。
またそれだけではなく、プロジェクトの進捗管理をAsanaで管理した場合、Asanaの「進捗」機能で状況を更新するとSalesforceにも自動反映されます。
このため、営業担当者は受注商談を確認すれば、プロジェクトの進行度合いを一目で確認することが出来ます。
AIクロス連携にも注目
Salesforceの次世代AIエージェントである「Agentforce」と、Asanaの「Asana Intelligence」がデータを共有し合うことで、以下のような高度な運用が可能になっています。
-
AIによるタスク最適化:
Salesforceの商談に記載された複雑な顧客要件(要件定義のメモなど)をAIが解析し、Asana側のタスクの説明文に業務の優先順位や注意点として自動で要約・配置します。 -
自律的な期日設定:
成約日から逆算して、各マイルストーンの最適な期日をAIが予測し、メンバーの現在の稼働状況(タスクの混み具合)を考慮して自動で適切な担当者へアサイン(割り当て)を行います。
このようなAIクロス連携も活用してきましょう。
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まとめ

ここまで、Asana for Salesforceについて、解説してきました。
Asana for Salesforceを活用することで、営業は主な利用をSalesforce・作業メンバーはAsanaを主な利用とした場合でも、自然に情報共有が可能になります。
Salesforceだけでは、Asanaの機能として持っている各担当者のタスクの量や進捗具合の把握までは出来ません。
連携させることで、プロジェクトを一覧にして全体を把握したり、メンバーの工数状況も一覧で確認・管理できるようになるわけです。
この記事を読んで、Asanaに興味が出た・使ってみたいという方に朗報です。
実は、Asanaは無料で試すことができます。気なった方は、是非この機会に利用を開始し使用感が自分に合っている場合には、Asana for Salesforceの活用も検討してみてはいかがでしょうか。
また、Salesforceは「Asana」だけではなく、他のものとも連携させることができる機能が沢山あります。
本記事内には、他に連携できるものをいくつか紹介しています。
気になった記事があれば、是非そちらも合わせてご一読ください。
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