こんにちは、DX攻略部です。
今回は、「Salesforce」と「Asana」を連携させる方法について解説していきます。
多くの利用ユーザーがいる「Salesforce」と「Asana」ですが、連携させることで日々の業務を格段に効率化させられることをご存じでしょうか。
この記事では、Asanaのサービス内容、Asana for Salesforceの導入方法・その機能とメリットなどについて詳しく解説していきます。
この記事を読んで、更なる業務改革への足掛かりにしていただけると幸いです。
Asana(アサナ)とは?
Asana(アサナ)とは、チームが自分の仕事を整理・追跡・管理できるように設計されたワークマネジメントプラットフォームです。
Asanaを利用することにより、日々の自分の仕事のタスクから企業経営に至るまで、業務のすべてを整理し可視化することができます。
また、可視化できることでプロジェクトがどのような流れで、どのように目標に結びついているかを明確に把握できるため、モチベーションを維持・向上させながら仕事ができます。
Asanaの利用料金は下記となります。無料のプランから複数の有料プランまで幅広く用意があります。
プラン | 料金 | 使える機能(※一部抜粋) |
Basic | ¥0 | 無制限のタスク・マネジメント・メッセージ・アクティビティログ・ファイルストレージ (100MB /ファイル)・最大15人のチームとのコラボレーション |
Premium | ¥1,200/月/ユーザー(年間払い)¥1,475 (月間払い) | タイムライン・ワークフロービルダー・無制限のダッシュボード・無制限のプロジェクトにわたるレポート作成・高度な検索・マイルストーン |
Business | ¥2,700/月/ユーザー(年間払い)¥3,300 (月間払い) | ポートフォリオ・ゴール・高度なレポート機能・タイムトラッキング・Salesforce、Adobe Creative Cloud、Tableau、Power BI との高度な連携 |
Asana Enterprise | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
Asanaは一社員だけではなく、商品開発やリーダー・生産性・リモートワーク・プロジェクト管理などにも幅広く対応できるため、タスク管理をしたい多くの企業・個人から選ばれています。
Asana for Salesforceとは?
Asana for Salesforceとは、「Asana」と「Salesforce」を連携させることにより、どちらの機能も使えるよう一体化したプラットフォームです。
まず、連携させる前に連携させるために加入が必要なプランがあります。大前提として、双方の加入プランを満たしていない場合連携はできません。
連携を検討する前に、条件を満たしているかの確認をしておきましょう。
- Asana・・・ Business または Asana Enterprise を利用していること。
- Salesforce・・・Salesforce Enterprise または Unlimited のアカウントを所持していること。Salesforce Lightning に対して最適化しているが、Salesforce Classic にも対応できる。
上記のプランに加入していて、連携が可能な状態なのが確認できたらAsanaとSalesforceを連携していきます。
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Asana for Salesforceの導入方法
次にAsana for Salesforceの導入方法について解説していきます。
連携は非常に簡単で手順は下記となります。
- Salesforce AppExchange から Asana for Salesforce にアクセスする。
- 「今すぐ入手」をクリックする。
- インストールウィザードの手順に従う。※インストールには、数分かかる場合がある。
- Asana Lightning Component を標準オブジェクトページまたはカスタムオブジェクトページに追加する。
AsanaとSalesforceの詳しい連携機能の使い方については、Asanaガイドまたは Asanaアカデミーのデモ動画を確認してみてください。
Asana for Salesforceの機能とメリット
ここでは、Asana for Salesforceの機能とメリットについて解説していきます。
Asana for Salesforceを利用することで、AsanaとSalesforceを分けて利用することによる入力・共有漏れを無くし、効率的に提案から稼働まで進めることが出来るようになります。
具体的にこの連携で出来ることは下記の2つです。
- Asana for Salesforce になったことでAppExchangeの標準ウィザードでの設定ができる
- Salesforce プロセスビルダーでの設定(※Asanaのテンプレートプロジェクトやタスクを柔軟に自動作成できる)
Asana for Salesforceにより、SalesforceとAsanaの両方の柔軟性を活かした機能の連携が可能となります。
そして、Asana for Salesforceを利用することのメリットは下記となります。
『メリット』
- Salesforceで要件確認フェーズになった際に自動でAsanaのタスクを作成してくれる
- Salesforceで受注フェーズになった際、自動でAsanaのプロジェクトを作成してくれる
- Salesforceからの作業割り振り時にAsana側からは、各タスクの期限を個別に自動付与することが可能(※Asana側の設定による)
- Salesforce上でコメントを残すとAsana側でもコメントに表示され、コメントの相互やりとりも可能
Salesforceで対応したことを、Asanaにも忘れないうちに追加入力することが不要となり記入漏れを防止できます。
またそれだけではなく、プロジェクトの進捗管理をAsanaで管理した場合、Asanaの「進捗」機能で状況を更新するとSalesforceにも自動反映されます。
このため、営業担当者は受注商談を確認すれば、プロジェクトの進行度合いを一目で確認することが出来ます。
まとめ
ここまで、Asana for Salesforceについて、解説してきました。
Asana for Salesforceを活用することで、営業は主な利用をSalesforce・作業メンバーはAsanaを主な利用とした場合でも、自然に情報共有が可能になります。
Salesforceだけでは、Asanaの機能として持っている各担当者のタスクの量や進捗具合の把握までは出来ません。
連携させることで、プロジェクトを一覧にして全体を把握したり、メンバーの工数状況も一覧で確認・管理できるようになるわけです。
この記事を読んで、Asanaに興味が出た・使ってみたいという方に朗報です。
実は、Asanaは無料で試すことができます。気なった方は、是非この機会に利用を開始し使用感が自分に合っている場合には、Asana for Salesforceの活用も検討してみてはいかがでしょうか。
また、Salesforceは「Asana」だけではなく、他のものとも連携させることができる機能が沢山あります。
本記事内には、他に連携できるものをいくつか紹介しています。
気になった記事があれば、是非そちらも合わせてご一読ください。
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