こんにちは、DX攻略部のltli1263です。
今回は、「LMIS(エルミス)」と「Salesforce」の連携について解説していきます。
LMISは、ヘルプデスクやサービスデスク機能を中心とした業務を行っている企業におすすめのサービスです。
この記事では、LMISが提供しているサービスやできること、導入する場合の費用や連携方法などを解説していきます。
また特に、既にSalesforceを利用していてLMISとの連携を考えている方におすすめしていますが、Salesforceを未利用の方でもLMISの魅力をお伝えしています。
この記事を読んでいただき、LMISに興味を持っていただければ幸いです。
LMIS(エルミス)とは?
LMIS(エルミス)とは、ヘルプデスク・サービスデスク機能を中心としたサービスマネジメントプラットフォームです。
LMISはITIL(アイティル)に準拠しており、顧客に提供しているサービスを適切にマネジメントし、課題解決・継続的な改善を実現できます。
また、2025年1月時点の情報で導入社実績は150社以上、ユーザー数は18,000名以上と国内でも多くの企業に導入されています。
最高位「Leader」を3期連続2部門ダブル受賞もしており、実績もあります。
LMISが提供している機能
ここでは、LMISが提供している機能について解説していきます。
今回、提供している機能として紹介するのは以下の6点です。
- ITILプロセス
- 構成管理
- 可視化・分析
- オプション機能
ITILプロセス
上記でも軽く触れましたが、LMISではITサービスマネジメントの成功事例をまとめて構造化した管理プロセスを提供しています。
提供している主な管理プロセスは以下の通りです。
- イベント管理
- インシデント管理
- サービス要求管理
- 問題管理
- 変更管理
- リリース管理
それぞれのプロセスを個別でデータベースとして持つだけでなく、お互いの情報を紐づけて管理することも可能です。
構成管理
LMISでは管理プロセスだけではなく、ITILで定義されている「構成管理」も提供します。
構成管理のアイテムを 「サービス」「ハードウェア」「ネットワーク」「ソフトウェア」 「ドキュメント」に分けて管理します。
上記の管理アイテムも各プロセスとの紐づけも可能で、提供サービスを明確に把握し、サービスの品質の向上を図ることができます。
オプション機能
LMISの主なオプション機能として、以下のものがあります。
- Automatic Release・・・日々の業務で発生する作業の自動化を実現。
- カスタマーポータル・・・消費者や一般使用者に対し、「FAQ」「問い合わせ」「お知らせ」を必要に応じて公開。
- Automatic CI collector・・・サーバ・ネットワーク機器の情報を常に最新の状態を保持。
必要なものはオプション機能として追加できるため、コストを最小限に抑えることができます。
また、問い合わせ窓口の一本化や、人的ミスを最小限に抑えることで顧客満足度向上も実現します。
LMISを導入する際の費用
LMISの導入を検討したいという方のために、導入する場合のおおよその費用を紹介します。
契約パターン | プラン | サービス利用料(月額) | 初期費用 | その他 |
1 | LMIS 25ユーザー | ¥100,000 | ¥300,000 | ①サービス利用料には製品サポートを含む。②LMISの契約は年単位。 |
2 | LMIS ユーザー追加 | ¥4,000 | ¥0(※ユーザー追加時) | ①26ユーザー以上を利用する場合は1ユーザー単位で追加可能。 |
また、オプションサービス利用料は以下となります。
オプション | プラン | サービス利用料(月額) | 初期費用 | 利用単位 | その他 |
1 | Automatic Release | ¥120,000~ | ¥400,000~ | 管理対象ノード数 | ①LMISの契約が必要
②サービス利用料には製品サポートを含む。 |
2 | セルフサービスポータル | ¥100,000~ | 個別見積もり | ページビュー数 | |
3 | Automatic CI collector | ¥100,000~ | 個別見積もり | 管理対象ノード数 |
LMISを導入する際の注意点としては、最小利用ユーザー数は25ユーザーとなる点です。
25ユーザー以下の契約は難しいものとなりますので、あらかじめ覚えておきましょう。
なお、オプションサービス利用料についてはサービス利用料は明確に記載がされておらず、初期費用もお見積りと箇所があります。
詳細な料金を知りたい方は、公式サイトから相談してみてください。
Salesforceとの連携の手順
LMISとSalesforceを連携させる方法については、以下の通りです。
- AppExchangeにアクセスする
- 右上に表示されている「今すぐ入手」を選択
- 「管理者のみのインストール」を選択
- 画面に従ってインストールをする
連携させる方法は、非常にシンプルなためスムーズに連携できるでしょう。
SalesforceとLMISの連携でできること
次は、SalesforceとLMISの連携でできることについて解説していきます。
サービス提供のバラつき・属人化・情報共有不足の解消
ヘルプデスク・サービスデスクの現場では、顧客の対応で日々膨大な業務に追われている企業も多いのではないでしょうか。
その中でも、経験によるサービス提供のバラつき・属人化な対応・情報共有不足が大きな課題となっている企業も多いと思います。
SalesforceとLMISを連携させることで、顧客との対応で発生したあらゆる情報を1つにまとめ、1人の経験を全員に共有できます。
上記により、1人で経験を積んでいくよりも業務が効率化し対応の品質も向上します。
稼働状況をリアルタイムに把握
Salesforceに、日々の業務を新規登録・対応手順を記載していくことで問い合わせが発生した場合でも、スムーズに対応することができます。
日々の業務の記入がマニュアル作成をしていることと似たようなフローを実現できるのです。
また、過去の対応履歴を確認したい場合はキーワードで簡単に検索することができます。
ざっくりとこんなことが知りたい。というものでもヒットする可能性や、検索することで新たに知ることができる情報もあるでしょう。
また、現在の稼働状況や担当者ごとの負荷の状態がリアルタイムに把握できます。
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まとめ
ここまで、LMISとSalesforceの連携について、解説してきました。
LMISは、顧客に提供するサービスを適切にマネジメントし、顧客満足度の向上や工数削減させることで組織全体のスマート化を実現できます。
オペレーターの入力項目削減や承認プロセスの簡略化・自動化、サービス提供のバラつき、属人化・情報共有不足の解消などを解消したい方は、LMISがおすすめです。
気になった方は、この機会にLMISの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
なお、現在DX攻略部では、Salesforceの導入支援(「値引き交渉」や「初期導入支援」など)を行っております。
導入を検討されている方はぜひ、DX攻略部にお任せください。
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