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今注目のオンライン採用とは?メリット・デメリットや具体的な取り組みを解説

  • 2022年8月22日
  • 2022年12月22日
  • DX基礎

こんにちは、DX攻略部のなおぴーです。

昨今では、コロナウイルスの影響により、働き方にも変化が現れ、テレワークが一般的なものとなりつつあります。

そんなテレワークの普及と共に広がっているのがオンライン採用。

今回の記事では、オンライン採用について、メリットやデメリットなどと共ににご紹介いたします。

オンライン採用とは

オンライン採用とは、ITのオンラインツールなどを活用し、採用の一部または全てをオンライン上で完結することを指します。

従来の採用方式では、対面で説明会や面接などが行われていましたが、コロナウイルスの蔓延により対面での説明会や面接などが、現実的に厳しい状況になりました。

またオンライン採用には、非接触という点以外にも企業側にメリットがあり、昨今取り入れる企業が増えてきている状況です。

今までの採用方式との比較

オンライン採用は、従来の採用方式と異なる点がいくつかあります。

比較して見てみましょう。

採用方式 従来の採用方式 オンライン採用
説明会 大きな会場を借りて開催 ツールを利用しオンライン上で開催
面接 応募者・面接官共に会社に来て実施 ツールを利用しオンライン上で実施
応募者 地理的に遠い場合には参加ができない人も オンラインで行うためどこにいても参加可能
時間 移動も含めかなり時間がとられる 指定の時間さえ空けておけば良い

簡単にまとめさせていただきましたが、オンライン採用は、従来の採用方式とは大きく異なる形になっています。

オンライン採用のメリット・デメリット

オンライン採用に変更することで、具体的にはどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

まずはメリットから見ていきましょう。

オンライン採用のメリット

『メリット』

  1. コストの削減
  2. 業務効率化
  3. 応募が増え、優秀な人材を獲得する機会が増える

オンライン採用のメリットは上記の3点です。

まず、コストが削減できること。

従来の採用方式では、説明会などの会場費やそこまでの移動費、社員の時間などがかかっていました。

オンライン採用にすることでお金だけでなく、時間などの人的コストを削減することが可能です。

時間の削減ができるということはその分、他の仕事に割ける時間が生まれるため業務効率化にも繋がります。

また、対面での開催は地理的に難しかった応募者など、エントリーのハードルが下がったことで、全国から応募を集めることができ、企業としては、優秀な人材を獲得できる機会が増えるでしょう

続いてデメリットについて見ていきます。

オンライン採用のデメリット

『デメリット』

  1. ツールの導入など、新しい方式を取り入れることが必要
  2. 対面に比べて獲得できる情報が少ない

オンライン採用のデメリットは上記の2点です。

まず、1点目としては新しい方式を取り入れることのハードル。

オンライン採用には、オンラインツールなどを導入することや、そのツールを正しく使うノウハウが必要になります。

また、オンライン応募用のサイトの構築など今までの採用方式にはなかった業務が発生します。

2点目として、対面に比べて情報が伝わりづらい点が挙げられるでしょう。

実際に、オンライン面接を担当した面接官から「応募者の雰囲気などが伝わりづらい」などの意見が出ており、オンラインは対面に比べ、獲得できる情報が少なく、企業側としてはデメリットとなる可能性があります。

オンライン採用の具体的な取り組み

続いてオンライン採用の具体的な取り組みについてご紹介しましょう。

オンライン説明会

オンライン説明会とは、オンライン上で開催する企業説明会のことを指します。

企業側は、社内やスタジオなどの施設を借りて説明会を開催し、参加者は通信環境があればどこからでも参加が可能。

時間と場所代などのコストを抑えながら、地理的に遠い、例えば海外などの応募者にもアプローチすることが可能になります。

採用管理システム

応募者が増えるにつれて、管理のコストや連絡漏れなどの可能性が膨らんでいきます。

そんな時に役立つのが採用管理システム(ATS)と呼ばれるもの。

応募者情報の管理はもちろんのこと、イベントや広告の配信などまでを行うことができ、採用関連の情報管理、伝達を一貫して行うことが可能です。

SNSでの採用アカウント運用

近年ではSNSの発達に伴い、就職活動にSNSを使う就活生がどんどん増えてきています。

企業の方でも、SNSを積極的に取り入れており、自社のアカウントを作成して運用している企業も。

運用は、実際の社内の風景や社員へのインタビューなどを、ショート動画・フィード投稿をバランスよく使いながら行うことが主流です。

SNSという身近なツールを使うことで、応募者に効果的にアプローチができる取り組みとなっています。

WEB上での適性検査

WEB上での適性検査は、大きく性格検査・能力検査の2種類。

面接だけでは見抜けない、性格の傾向人柄や地頭の良さなどを測ることを目的としています。

ほとんどの企業では、性格検査、能力検査の両方を行っており、面接前の篩(ふるい)として利用されています。

リモート・AI面接システム

AI面接システムとは、オンライン上でツールを使用し、面接行うリモート面接において、面接官にAIを採用するシステムのことを指します。

AI技術の発達により、AIでも人間に近いパフォーマンスが可能になったことや、属人的な要素が入らない客観的な評価ができるといったことから、採用する企業が増えてきているのです。

最初から最後までAIというわけではなく、今の面接の一部としてすぐに組み込むことができることも利点でしょう。

アウトソーシングサービスも検討

オンライン採用が普及し、従来の採用方式から大きく採用の形が変化しました。

便利になった面もある一方、応募者を見定めることにおいては難しくなったとの声も上がっています。

自社での採用が難しいという場合にはアウトソーシングを検討してみるのも1つの方法です。

アウトソーシングを利用することで、面接官の人的リソースを確保できたり、採用業務全体委託することも可能。

自社の状態に合わせて利用することで、採用活動を最適化できる可能性があります。

アウトソーシングについては、下記の記事に詳しくまとめてありますので、気になる方はぜひご覧ください。

DX攻略部 - 企業のデジタル化戦略を支援するための情報プラットフォーム

こんにちは、DX攻略部のなおぴーです。 「業務の一部を外注したい」 「アウトソーシングという言葉は知っているけど派遣とは…

まとめ

ここまで、オンライン採用についてご紹介しました。

オンライン採用は、これからの採用の形としてより普及していくことはほぼ間違いないでしょう。

メリットデメリットを加味した上で、自社がどの採用方式を取るのか、オンライン採用の場合、どのように行うのかについて検討してみてはいかがでしょうか。