こんにちは、DX攻略部の二階堂です。
これからDX推進に取り組もうと考えている企業において、「最初にやること」とは一体どのような事でしょう。
DX推進に取り組みたいけれど、DX推進のためにまず何をすべきかわからない企業も多いと思います。
そこで今回はDX推進を進めるにあたって、「最初にやること」について解説していきます。
DX攻略部では、DXについてさまざまなコラム・サービスを提供しています。
関連記事も随時紹介していますので、良かったら参考にしてください。
DX推進が必要な理由
近年多くの企業がDX推進に取り組んでいますが、なぜDX推進に取り組む必要があるのでしょうか。
その理由としてあげられるのは、DX推進に取り組むことで「環境の変化に対応し企業価値を高める」ことが重要です。
時代の移り変わりとともに顧客のニーズや、企業に求められている存在価値も変化してます。
その中で競争力を高めて行くためには、環境の変化に対応することが非常に重要になります。
DX推進に取り組むことで、「デジタル技術を活用し、業務改善・効率化をはかり、企業価値を高める」ことが重要です。
関連記事として「DXの定義や必要性」を解説している記事があるので、詳しくはこちらを参照してください。
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DX推進で最初に取り組むこと
DX推進に取り組む際には、DX推進する意味や目的を理解する必要があります。
目的や理由が明確でないと、進むべき方向性を見失ってしまい、ゴールにたどり着けません。
DX推進は長期的に取り組む必要があります。
- 経営層がDXについて理解する
- DXに取り組む意味・目的を決める
- DX推進の組織体制を作る
- 現状の課題を把握する
経営層がDXについて理解する
DX推進が上手く進まない原因に、経営層がDXについて理解できてないことが多いのです。
DX推進は企業全体を巻き込んで取り組むことになります。
そのため、長期的に取り組む必要があり、デジタルツールの導入などに資金が必要です。
経営層がDXに理解がないとDX推進は成功しません。
DXに取り組む意味・目的を決める
DXとは、デジタル技術を活用し新たな価値を生み出すことです。
そのためにも、何の目的のためにDX推進に取り組むのか、その意味を明確にすることが必要です。
取り組む意味や目的を明確にすることで、どのようなデジタルツールを導入すべきか、どう活用したら良いか決められます。
取り組む意味や目的が明確でない場合は、DX推進が進まずに行き詰ってしまう原因になるでしょう。
DX推進の組織体制を作る
DX推進は企業全体で取り組むことが必要です。
そのためには、企業全体で意識を統一してDX推進に向けた、DX推進の組織体制を構築することが不可欠です。
DX推進チームを作り各部署にDX推進担当者をおくことで、社内で足並みをそろえて取り組むことが可能になります。
現状の課題を把握
DX推進で大切なことは、現状の課題を把握し改善することです。
現状を把握できていないと、何を改善する必要があるのか分からないので、業務改善の糸口がつかめません。
- 既存システム内に老朽化・ブラックボックス化したシステムがないか
- 導入したデジタルツールが活用されているか
DX推進の進め方
DX推進を進めるためには、いくつかのポイントを理解する必要があります。
- DX推進の目的を決める
- 周知・確認
- 社内環境の整備
- DX人材の確保・教育
- DXへの投資
DX推進の目的を決める
目標を決める際には、多くの現場スタッフの意見を聞き、課題を洗い出すことが重要です。
課題を洗い出すことで、この会社ではどのような問題点があるのかが理解できます。
さまざまな問題点を踏まえて、この先にどのようなビジネス展開していくか、組織体制にするのかを明確にする必要があります。
これらの点を踏まえて、明確な目的を決めましょう。
周知・確認
DX推進を進めていく際に、どのような目的でDX推進に取り組むのかを、社内に周知する必要があります。
DX推進を進めていく場合社内に変革が生じるでしょう。
デジタル技術を導入をすることで、仕事のやり方が大きく変化することも想定できます。
これらの情報を事前に周知し、各部署で確認することで大きな混乱を避けることがかのうです。
社内環境の整備
DX推進を進めるには、さまざまな部署との連携が必要になります。
ITに詳しい社員をDX推進プロジェクトチームに参加するのも重要ですが、他部署との連携をとれる人材をDX推進プロジェクトチームに入れる必要があります。
各部署にもDX推進担当をおき、現場や経営層との間で調整できる環境の整備は、DX推進を成功させるためには重要です。
DX人材の確保・教育
企業ではDX人材の確保・育成が急務になっています。
その理由として、DX推進はデジタルツールを導入し活用することで、あらたな価値を生み出します。
そのためには、導入したデジタルツールを活用できなくては意味がありません。
デジタル技術とそれらの使い方を理解している人材が必要なのです。
DXへの投資
DX推進を進めるためには資金が必要です。
DX推進にかかる費用を経費と考えることは適切ではありません。
デジタル技術を活用し、新たな価値をつくるための投資として長期的に取り組む姿勢が必要です。
DX推進のポイント
DX推進の重要なポイントを説明しますので参考にしてください。
- 推進状況の確認
- 他部署との連携
- 計画的に進めていく
推進状況の確認
DX推進において推進状況の確認は非常に大切です。
DX化するにあたって、問題点を改善をすることは非常に大切です。
他部署との連携
DX推進は企業全体で取り組む必要があります。
デジタル化されたデータも、社内で活用できなければ意味がありません。
さまざまな部署と連携して、デジタル技術を活用できなければ、新たな価値は生み出せないでしょう。
スモールスタートとして各部署内で取り組むことは良いですが、社内全体をDX化して業務の効率を上げるためには他部署との連携が必要です。
各部署で得られた情報を社内で共有・活用できなければ、企業価値や競争力が高められません。
計画的に進めていく
DX推進を成功させるためには、計画をたて長期的に取り組まなければいけません。
洗い出した課題と将来のビジョンを考慮し、取り組むべき問題を改善することが必要です。
それぞれの問題点の解決策を模索し解決するには、長期的に取り組むことになります。
重要度や緊急性などを考慮して、計画的に取り組むことがDX推進を効率的にすすめる第一歩なのです。
身近な業務をデジタル化
DX推進する場合にまず進めていきたいのが、身近な業務のデジタル化です。
いつもの業務を効率よく行えるようにすることで、業務が改善される点からも取り組むことは有効でしょう。
- 書類をデジタル化
- 取引先に行かない
- 会議室を使わない
書類をデジタル化
普段使用している書類のなかで、デジタル化できるものを考えてみましょう。
たとえば紙媒体で提出している書類などないでしょうか。
その書類を電子化することで、書類のデジタル化になります。
業務上のFAXや郵便物なども、電子メールにすることで業務の改善が可能です。
関連記事として「ペーパーレス化でDX化」について解説している記事があるので、こちらも参考にしてください。
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取引先に行かない
取引先に行かないと言っても、まったく行かないわけではありません。
最終的な契約などは取引先に出向く必要があるでしょう。
それまでの過程での交渉などを、オンライン会議にすることで効率よく時間を使えるはずです。
取引先に行く必要が無くなり、交通費などの削減にもなります。
先方の理解も必要ですが、お互いに得られるメリットも大きいでしょう。
会議室を使わない
会議を開くためには、会議室の確保や当日会議室まで行く必要があります。
それらの手間と時間を省くためにも、オンライン会議に変更することは有効です。
会議資料などもオンライン会議では、スライド資料として共有できます。
オンライン会議のメリットとして、現地に居なくても参加可能になります。
多くの人が論議できる場所を作ることは、とても有効な手段になるでしょう。
まとめ
DX推進するために「最初にやること」のなかで最も重要なことは、経営層がDXについて理解することです。
経営層がDXについてよく理解し、DXに取り組む意味や目的を決める必要があります。
DX推進を進めるための組織体制を作ることで、DX推進できるでしょう。
自社における現状と課題を把握することで、DX推進を進める上での問題点を探し出せます。
そうすることでデジタル技術を活用し、企業価値を高め競争力を向上できるのです。
DXを進めるためにはデジタル人材が必要です。関連記事として「デジタル人材の育成方法」を解説している記事があるので参考にしてください。
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