こんにちは、DX攻略部です。
今回は、ビジネスチャットツール「Chatwork(チャットワーク)」について解説します。
メールとは異なり、会話のようなやり取りができるチャットですが、ビジネスチャットツールはチャットをビジネス用に利用できるサービスです。
この記事では、そんなビジネスチャットツールの1つである「Chatwork」の評判や料金について解説しているので、コロナ禍でテレワークを推進したい企業の方や、フリーランスでクライアントとのコミュニケーションツールを探している方は導入の参考にしてみてください。
Chatworkとは?
Chatworkは、Chatwork株式会社が運営しているビジネスチャットツールです。
Nielsen NetView 及びNielsen Mobile NetViewの2021年4月度調べ月次利用者(MAU:Monthly Active User)調査で国内利用者数No.1に輝きました。
導入企業者数は約32万社であり、多くの企業で導入されていることが分かります。
Chatworkの特徴
Chatworkの特徴は、以下の通りです。
- 社内からメールが不要となる
- 案件やプロジェクト状況の共有やタスク管理ができる
- 通信は最高レベルのセキュリティ水準
社内からメールが不要となる
ビジネスメールでは、用件以外に挨拶文を考えたり宛先以外にCCやBCCを追加したりと手間が多く円滑なコミュニケーションが図れません。
しかし、Chatworkを使えば、会話のように気軽にやり取りができるため、そういった手間を省くことが可能となります。
案件やプロジェクト状況の共有やタスク管理ができる
案件毎、プロジェクト毎のグループを作成し、チャットでやり取りを行うことで、グループ全員に簡単に情報共有することができます。
加えて、自分やメンバーのタスクを作成し、全体のタスクを把握することも可能です。
また、社内だけでなく社外の関係者も含めたグループを作成することもできます。
通信は最高レベルのセキュリティ水準
チャット内容が暗号化されるため、官公庁や銀行でも導入することができます。
Chatworkの料金
Chatworkには、以下の3プランがあります。
プラン名 | フリープラン | ビジネスプラン | エンタープライズプラン |
月額料金 | 1ユーザー/0円 | 1ユーザー/500円(年間契約)
※月間契約の場合は1ユーザー/600円 |
1ユーザー/800円(年間契約)
※月間契約の場合は1ユーザー/960円 |
利用可能ユーザー数 | 1ユーザー | 1ユーザーから | 5ユーザーから |
コンタクト上限 | コンタクト無制限 | コンタクト無制限 | コンタクト無制限 |
グループ作成数上限 | 累計7グループチャット | 無制限 | 無制限 |
通話機能 | 1対1でのビデオ通話/音声通話 | 複数人でのビデオ通話/音声通話 | 複数人でのビデオ通話/音声通話 |
セキュリティ | 2段階認証 | 2段階認証 | 2段階認証 |
データ容量 | 5GBストレージ | 10GBストレージ/1ユーザー | 10GBストレージ/1ユーザー |
広告の表示 | 広告表示有り | 広告非表示 | 広告非表示 |
ユーザー管理機能 | なし | あり | あり |
ユーザーの機能制限 | なし | なし | あり |
フリープランであれば、無料で利用することができます。
ただし、累計7グループチャットまでしか作成できないので、フリーランスで少数のクライアントとやり取りをする方向けと言えます。
エンタープライズプランは、ユーザーの機能制限を行える点でビジネスプランと異なっています。ユーザーの機能制限を使うと、社外の者とのやり取りを制限し、情報漏洩を未然に防ぐことができます。
Chatworkの評判・口コミ
Chatworkの評判・口コミについて調べてみました。
『良い評判・口コミ』
- 初心者でも使いやすい
- チャットで出てきた内容をタスク管理できるのは良い
- 相手を指名して発言できるので通知回数を少なくできる
レイアウトが全体的にスッキリしていて見やすく、複雑な機能も無いので、特別なレクチャーをすることなく初心者でも使いやすいという意見が多かったです。
また、チャットでは、グループの参加人数が多くなると、誰かが投稿する度に通知が来て仕事に集中できないといった問題点がありますが、Chatworkでは相手を指名して投稿することができるので、そういった問題点を軽減することができます。
『悪い評判・口コミ』
- フリープランのグループ作成上限が厳しい
- ファイルの一括ダウンロードができない
- 「既読」の通知がないので、相手が既読なのか分からない
最も多かったのは、フリープランのグループ作成上限が厳し過ぎるという意見でした。これは、過去に作成し、現在は削除したグループも含めて7グループまでしか作成できないので、すぐに上限に達してしまい、有料プランに移行せざるを得なくなるということです。
さらに、自分が有料プランであっても、相手がフリープランであった場合、相手が累計7グループを既に作成している状況では新たなグループに招待できないといった不具合も出ているようです。
Chatworkを導入するメリット・デメリット
Chatworkを導入するメリット・デメリットについては以下の通りです。
Chatworkを導入するメリット
『メリット』
- ランニングコストを抑えることができる
- 簡単に導入できる
- 情報漏洩に関する不安を軽減できる
ランニングコストを抑えることができる
Chatworkは無料で始めることもできますし、最も高い料金プランでも1ユーザーにつき月額800円で利用できます。
同じビジネスチャットツールの「Slack」では、最も安い有料プランでも860円~なので、比較的ランニングコストを抑えることが可能です。
簡単に導入できる
使い方がシンプルなので、導入後に特別な講習等を行う必要がなく、誰でも簡単に使うことができます。
情報漏洩に関する不安を軽減できる
チャット内容が暗号化されるので、チャット内容が関係者以外に漏洩する心配はありません。
また、社外の者とのやり取りを制限することで、より情報漏洩を防ぐことに繋がります。
Chatworkを導入した際のデメリット
『デメリット』
- 外部と連携できる機能が少ない
- カスタマイズ性が高くない
外部と連携できる機能が少ない
Chatworkは外部サービスとの連携もできますが、現在連携できる外部サービスの種類がそれほど多くありません。
ただし、順次連携できる外部サービスの種類が増えていっています。
カスタマイズ性が高くない
誰でも使いやすいようにシンプルな機能となっているので、逆に言うとカスタマイズ性能は高くありません。
Chatworkが向いている会社と向いていない会社は?
では、Chatworkはどのような会社に向いているのでしょうか?
Chatworkが向いている会社
『向いている会社』
- 初めてビジネスチャットを導入する会社
- 日本国内の会社とのやり取りが多い会社
Chatworkはシンプルで初心者でも使いやすいツールですので、これからビジネスチャットを導入しようと考えている会社は、まずChatworkを導入してみることをオススメします。
また、Chatworkは日本国内での利用者数が最も多いビジネスチャットツールですので、日本国内の会社とのやり取りをメインにしている会社に向いていると言えます。
Chatworkが不向きな会社
『不向きな会社』
- 海外企業とのやり取りが多い会社
- 外部サービスと連携させたい会社
Chatworkは国産のビジネスチャットツールということもあり、日本国内での利用者は多いのですが、海外での利用者は多くありません。したがって、海外企業とのやり取りがメインの会社には向いていないと言えます。
また、連携可能な外部サービスの種類が少ないので、外部サービスとの連携を期待している会社にも向いていません。
まとめ
今回は、ビジネスチャットツール「Chatwork」の評判や料金プランについて解説しました。
ビジネスチャットツールを使うことで、メールよりも気軽にやり取りができるようになりますので、職場の風通しを良くし、早期退職の防止や、テレワークを加速させることができます。
テレワークの推進のために「Chatwork」の導入を検討してみてください。