こんにちは、DX攻略部のkanoです。
Chatworkをコミュニケーションツールとして利用されている方が多いと思います。
Chatworkでは定期的にアップデートがおこなわれており、新機能が追加されているのです。
そんな新機能をみなさんはすでに利用されましたでしょうか?
私は以前から欲しかったある機能が追加されており、実際に使ってみて便利さを感じています。
本記事では、Chatworkが2024年におこなったアップデートについて、実際に使ってみた感想を踏まえて紹介します。
Chatwork 2024年アップデート
Chatworkは定期的なアップデートがおこなわれており、より使いやすいコミュニケーションツールへと進化しています。
最初にChatworkについてと、2024年に実施されたアップデートについての概要を紹介します。
Chatworkとは?
Chatworkは中小企業向けのビジネスチャットであり、業務の効率化に活用できるビジネスコミュニケーションツールです。
2024年9月時点で約60万社に導入されており、近年多くなったテレワークで活用される方も増えたのではないでしょうか?
シンプルなUIが特徴で、コミュニケーションツールをはじめて利用される方にも使いやすいのが特徴です。
また、高いセキュリティ水準となっており、ビジネスにおいて安心して使える点も多くの企業が利用している理由でしょう。
文字だけでなく、画像やファイルの共有、タスクや納期管理にも使えるため、DX化推進にも役立ちます。
Chatworkの2024年におこなわれたアップデートの一覧
Chatworkは2024年にさまざまなアップデートをおこない、新機能が追加されました。
その中の代表的なものをピックアップしてまとめましたので、チェックしてみてください。
- 自分宛て一覧機能:自分宛てのメッセージを一覧で読めるようになりました
- 予約送信機能:指定した日時にメッセージの送信が可能になりました。
新機能だけでなく、アップデートで機能が追加されたものもあります。
- リアクション機能:選べる絵文字が大幅に増加しました。
- QRコードでつながる機能:iOS版に続いて、Android版アプリにも搭載。
- モバイル機能の強化:モバイルアプリからの写真共有や閲覧がさらに便利になりました。
- 支払方法の追加:新規契約時の支払方法に銀行振込(Paid決済)が追加されました。
- メッセージ機能の強化:最新のメッセージにワンクリックで飛べるようになりました。
- ファイル表示機能の強化:画素数の大きいファイルもタイムライン上で表示できるようになりました。
- カテゴリー機能の追加:チャットのカテゴリー機能がさらに便利になりました。
- セキュリティ強化:ログイン通知メールが導入、モバイルアプリから2段階認証が設定できるようになりました。
ここまで紹介したChatworkの2024におこなわれたアップデート機能は、基本的には有料プラン向けのものとなっております。
フリープラン向けのアップデートについては、下記のようになっています。
- メッセージ閲覧制限の改定:直近40日以内に投稿された最新5,000件から、メッセージ数に関係なく閲覧可能になりました。
- ストレージの追加:5GB/組織から、10GB/組織に追加されました。
- コンタクト数の制限を追加:制限なしから組織外コンタクトが20人/1ユーザーに変更されました。
Chatworkは過去の改定で、フリープラン向けの方は少し使いにくくなった印象がありました。
特にメッセージ閲覧に制限が導入されたことは大きな問題点でした。
私の場合、フリーで活動していた時代に、過去に提示されたログイン用のパスワードが見れなくなって困ったことがありました。
もちろん、有料プランにアップグレードすれば見れるのですが、Chatworkのアカウントを使い分けていたので不便さを感じました。
また、一度アップグレードするとフリーに戻せなくなるというのは、気をつけたい点です。
とはいえ、多くの方は有料プランでChatworkを利用されていると思うので、そのあたりの問題はクリアできるかと思います。
それだけに、有料プランはChatworkが使いやすくなる機能が多数用意されていますので、ぜひ有料プランを検討してみてください。
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2024年のアップデートを実際に使ってみた感想
では、Chatworkの2024年にアップデートされた機能を実際に使ってみた感想を紹介します。
私が導入を待ちわびていた機能など、ビジネスで活用することが多い機能に注目してください。
新機能の詳細と実際の使用感
新機能の詳細と実際の使用感について解説します。
Chatworkは、アップデートで追加した機能について「お客様のご意見ご要望から生まれた」と説明していますが、確かに使ってみると便利な機能が追加されていたのです。
自分宛て一覧機能
小規模では問題ないですが、中規模の企業となってくると、毎日のメッセージ量がかなり多くなってきます。
新しく追加された「自分宛て一覧機能」では、自分宛てにメンションされたメッセージを未読・既読のどちらでも一覧で表示できるようになりました。
引用;Chatwork「自分宛てメッセージを一覧で簡単に読めるようになりました」
この機能を使った感想としては、既読にしてしまったメッセージを再確認したいときに役立つ、というものでした。
私はメッセージを確認して、それぞれのタスクを1つずつ解消していたきたいタイプなのです。
そのため、まだ作業する予定のないメッセージを既読にしてしまうと、そのタスクを処理し忘れてしまう可能性が生まれます。
自分宛て一覧機能を使えば、読み終わったメッセージでもすぐに再確認できますし、検索やブックマーク機能を使う手間も省けるわけです。
ただし、当然といえば当然ですが、自分宛てにメンションされたもの以外は表示されません。
自分宛て一覧機能だけを見て対応するのではなく、まずは通常の画面をチェックして、改めて確認漏れがないかに自分宛て一覧機能を使うのがおすすめだと思いました。
そのため、Chatworkを運用するうえでのルールとして、必ずTo機能や、返信機能を使ってメッセージを送信してもらうようにしましょう。
予約送信機能
個人的に「待ってました!」と思っていたのが、この「予約送信機能」です。
こちらは「時間を指定したメッセージ送信が可能になる」という機能になります。
昨今はテレワークなどがメジャーになったため、さまざまな時間帯に働く人が増加しました。
その弊害として、メッセージを中心としたコミュニケーションの時間帯のトラブルも生まれています。
たとえば、日中は別のお仕事をしていて、深夜に副業としてフリーランスで働く方もいらっしゃるでしょう。
そういった方の場合、どうしても連絡を返すのが深夜になり、「夜分遅くに申し訳ありません」から始まるメッセージを送ることになります。
また、深夜帯にメッセージを返すことで、相手に迷惑をかけているという心理的プレッシャーも辛いところです。
受け取る側にとっても、「こんな遅い時間に…」と感じてしまうこともあるでしょう。
お互いの関係性によっては、優越的地位の濫用、いわゆるパワハラ扱いされてしまうこともあります。
本人からすればひとまずメッセージを返信しただけなのに、相手からすれば深夜にメッセージの返信を強要されていると思われてしまうことも起こり得るのです。
それだけに、私にとってメッセージの予約送信機能はとても待ち望んだ機能でした。
予約送信機能の使い方は簡単で、下記のようにメッセージ欄の「送信」横にある「▼」を押して、送信日時を選択するだけです。
送信日時の選択では、カレンダー形式で表示された画面で送信したい日にちを選び、時間を選択すればOKです。
予約送信されたメッセージがある場合、下記のように「予約メッセージがあります。」と表示されます。
こちらのメッセージは送信前であれば、「詳細を確認」を押すことで、メッセージの内容の変更、送信時間の変更、送信の取り消しが可能です。
あとからメッセージ内容や送信時間が変更できる点が便利です。
予約メッセージにしたものの、その後に通常メッセージで送りたいときの変更もスムーズにできます。
似たような機能はGmailにも搭載されており、普段から顧客宛のメール送信でよく利用していました。
※こちらはGmailの予約送信機能です。
Gmailで予約送信できるのに、Chatworkでできない、という点が不満だったので、2024年のアップデートで解消されて嬉しいですね!
注意点として、2025年2月時点では、モバイルアプリで予約送信機能は使えず、提供時期は未定とのことでした。
モバイル版のChatworkを活用されている方も多いと思いますので、こちらのアップデートも楽しみにしましょう。
リアクション機能の追加
Chatworkを含めたチャットツールのやり取りでは、文章メインのやり取りになるため、時にはメッセージ内容がキツい印象を与えることがあります。
そういった際は相手との関係性にもよりますが、Chatworkのリアクション機能を活用したいところです。
リアクション機能というのは、いわゆるスマホのチャットツールで使用する絵文字機能が、Chatworkでも使える形です。
一時期ネットなどで話題にでた「ぴえん」の絵文字などを思い浮かべる方も多いかもしれません。
Chatworkは以前からリアクション機能がありましたが、用意されているリアクションの数は多くありませんでした。
アップデート前までは6個のリアクション機能が用意されており、本当に必要な数だけに絞られていた印象です。
ビジネスチャットとしては「了解」、「ありがとう」、「助かります」、「すごい!」などをリアクションで表現できれば問題ないといえます。
ただし、社内向けのメッセージであれば、もう少しフランクにリアクションを使いたいときもありました。
そういった点が、2024年のアップデートで改善されました。
上記のように49種類にまでリアクション機能が増え、さまざまなリアクションが取れるようになりました。
いままでのプラスのリアクションだけでなく、マイナスな気持ちを表現するリアクションも増えており、とても使いやすくなったと思います。
一つのメッセージに大量のリアクションを入れるのはわかりにくくなりますが、活用できるリアクションが増えていました。
たとえば、「このタスクの進捗どうなっていますか?」というメッセージを送るときに、「焦り」や「怒り」、「疑問」などのリアクションをつけることができます。
メッセージだけでは冷たく怒った印象を受けることがありますが、リアクションによって「心配です」という気持ちを表現することも可能になりました。
特にテレワークなどの場面では、メッセージだけのやり取りがメインとなり、自分の気持ちがうまく伝わらないことがあります。
そういったときに追加されたリアクション機能をうまく使って、自分の気持ちを相手に伝えられるようになりました。
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2025年のアップデートもすでに始まっている
Chatworkは2025年もアップデートを継続しておこなっています。
本記事執筆時点では、2025年1月のアップデートが実行されており、いくつかの新機能・既存機能の改善がおこなわれました。
その内容を確認しましょう。
Chatworkの2025年1月に行われたアップデート
2025年1月に早速のアップデートが実施されました。
- 会話の流れを直感的に確認できるようになった(Android版アプリ)
- 予約送信機能の予約指定が30分後から10分後に変更された
「会話の流れを直感的に確認できるようになった」というのは、「REボタン」を押すことで、REで繋がった会話の流れを確認できる機能です。
以前までは、グループチャット内で複数の話題が同時進行していると、メッセージの流れが把握しにくい部分がありました。
その問題を改善するために追加された機能となっています。
そして、予約送信機能についても、より使いやすくするためのアップデートがおこなわれています。
今までは予約送信の間隔は30分後からでしたが、10分後からの時間指定が可能になったのです。
より細かく設定できるので、使いやすくなった印象を受けます。
このようにChatworkは2025年もユーザーの要望を踏まえたアップデートをおこなうそうです。
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まとめ
Chatworkの2024年におこなわれたアップデートについて紹介しました。
実際に使った感想としては、2024年のアップデートでより使いやすくなったという印象です。
Chatworkではユーザーの要望を受けたアップデートをおこなっているとのことで、今回のアップデートはそういった部分を踏まえたものだったようです。
Chatworkはビジネスの現場において、非常に多くの方が導入しているツールになります。
今後もより使いやすくアップデートされていくことが想像できるので期待したいところです。
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