こんにちは、DX攻略部のトーヤです。
今回は、車両動態管理クラウドサービスのCariotについて解説していきます。
Cariotを使うと現在の車の状況をリアルタイムに把握することができ、現場の業務を効率化し、安全で安心な車両動態管理が可能となります。
また、CariotはSalesforceと連携させて使うことができ、Salesforce上の取引先情報などを活用することができます。
この記事では、Cariotの特徴や機能についてご紹介します。
仕事で車をよく使う企業の方は、ぜひご覧ください。
Cariotとは?
Cariotとは、株式会社フレクトが提供する車両動態管理クラウドサービスです。リアルタイムな位置情報を活用し、車両管理業の現場の業務を効率化することができます。
物流トラックや製造業の自社配送トラック、建設ダンプ、ごみ収集運搬車、送迎車、営業・サービス車など、さまざまな車両用途と業界で利用されています。
導入費用は0円で、契約台数とアカウントに応じた月額費用がかかります。お申し込みは最低5台からとなっています。
Cariot Mobileというモバイルアプリを使うほか、Cariot GPS LoggerやCariot Drive Recorderといった車載デバイスを使うこともできます。
Cariotの特徴
まずはCariotの特徴についてご紹介します。Cariotには、以下のような特徴があります。ぜひ導入の参考にしてください。
- 状況を一目で把握
- 意思疎通が簡単
- 情報をクラウドで一元管理
- 運用が簡単
状況を一目で把握
Cariotを使うと、車が現在どこにいるのか、次の目的地にいつ着くのか、進捗は順調か、その場所にどのくらいの時間いるのかといった状況を一目で把握することができるようになります。
画面1つで状況が分かるので、現場の様子が分からないストレスから解放されます。
条件に合う車の検索も簡単です。
意思疎通が簡単
Cariotでは、いつでも、だれとでも簡単に意思疎通を行うことができます。外出中の担当者や顧客に対しURLを発行するだけで、リアルタイムな車の位置や、到着予定時間を共有することが可能です。
セキュリティも万全であり、安心して必要な情報だけを共有することができます。
情報をクラウドで一元管理
Cariotを導入すると、これまで紙やスプレッドシートで管理されていた情報をクラウドで一元管理することができるようになります。
業務に必要な情報をカスタマイズしてドライバーが入力・集計できるため、日報が自動で作成でき、手書きで日報を作成する手間を省くことが可能です。
また、担当者しか見られないスプレッドシートも不要となります。
運用が簡単
Cariotでは、手間のかかる紙でのアルコールチェックの記録・保存や、共用車の予約も全てデジタル化しているため、運用が簡単です。
オフィスから離れた場所でも走行データと紐づけられるため、アルコールチェックや車両利用状況も容易に把握可能であり、現場だけで運用を回せます。
Cariotでできること
Cariotにはさまざまな機能が備わっています。ここでは、Cariotを使ってできることをご紹介します。Cariotを導入すると以下のようなことができるようになります。
- リアルタイムな全車両位置情報の可視化
- 走行データの自動記録
- 運転日報のデジタル化対応
リアルタイムな全車両位置情報の可視化
Cariotでは、3秒に一度更新される車の位置情報から、車が今どこにいるのかを把握することができます。高いリアルタイム性を持った全車両位置情報の可視化が可能です。
車の位置情報がわかることで、動態管理が効率化され、ドライバーとの電話確認のやりとりという手間が大幅に軽減されます。
スマートフォンやタブレットの画面からも確認できるため、訪問先からの問い合わせ対応の負担も軽くなります。
走行データの自動記録
Cariotを導入すると、ドライバーが運転するだけで、走行の軌跡や走行時間、走行距離、訪問記録とその滞在時間、そして危険運転などの走行データを自動で記録することができます。
スマホアプリを活用すると、移動・配送や待機・休憩、作業等の活動ステータスを手動で登録することも可能で、業務活動を詳細に管理することができます。
運転日報のデジタル化対応
Cariotのスマホアプリを活用することで、業務活動を集計した1日の運転日報がデジタルで作成・管理されます。従来の紙の運用負荷を減らせます。
顧客に合った納品物や荷量、数量、提供サービスなどの配送や訪問単位の活動入力、また給油量やETC料金、オドメータ値などの日単位の入力ができます。
また、サイン済みの受領書や置き配、サービス提供の実績記録といった証拠をスマートフォンから画像で残すことも可能です。
SalesforceとCariotを連携させてできること
CariotはSalesforceと連携して利用することができます。連携すると、Salesforceの顧客情報を活用することが可能となります。
ダッシュボードやレポートでは、リアルタイムに共有されたデータを顧客に合わせてカスタムし、最適な分析や判断に役立ちます。
また、SalesforceのオブジェクトやレポートをAPIで操作することもできます。
他にも、Salesforce環境の取引先情報を配送先のマスタとして利用し、配送計画をAPIで登録することも可能です。
SalesforceとCariotの連携方法
SalesforceとCariotを連携するには、先にCariotを契約しておきます。そして、必要なプロファイルを作成した後、パッケージインストールを行います。
インストールが完了したら、プロファイルの設定と接続アプリケーションの設定をします。そしてCariotAPIユーザーを作成し、Cariotサーバとの接続を行います。
その後CariotAPIユーザーをCariotユーザライセンスに割り当て、Salesforce環境とCariotサーバを接続します。
最後にCariot内で集計データ作成・削除のスケジュールジョブ実行を設定します。
既存のSalesforce環境へCariotをインストールする方法
まとめ
今回は、Cariotについて解説してきました。
Cariotを導入することで、リアルタイムで簡単な車両動態管理ができるようになります。業務の効率化を図ることが可能で、担当者や顧客との意思疎通も簡単になります。
車を多く使う業界で、車両動態管理を簡単にしたい方や、日報の作成の手間を省きたいという方は、ぜひCariotを導入することをご検討ください。
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