こんにちは、DX攻略部のヨッシーです。
近年、業務のデジタル化が加速する中、多くの企業がSalesforceを導入し、顧客情報の一元管理や営業活動の効率化を実現しています。しかし、従来の紙ベースで行われていた申請業務は、依然としてデジタル化が進んでいないケースが多く見られます。
本記事では、Salesforceと連携することで、申請業務のデジタル化を強力に推進する電子申請サービス「カミレス」の導入ガイドをご紹介します。
Salesforceとの連携設定から、実際の運用方法まで、具体的な手順を解説していきます。
カミレスとは?
カミレスは、金融機関や行政機関における申請・承認プロセスを効率化する、Salesforce連携の電子申請サービスです。
紙の申請書に代わって、オンライン上で申請から承認までの手続きを一元管理できるため、業務のデジタル化を推進し、大幅な効率化を実現します。
こんにちは、DX攻略部の二階堂です。 DX推進が必要と言われている現代において、社内DXに取り組んでいこうと考えている企業も多いと思います。 しかしながら、「何から取り組んだら良いのか?」と悩む方もいるでしょう。 そこで、[…]
カミレスの特徴
カミレスの主な特徴は以下の通りです。
- Salesforceとシームレスに連携できる
- 直感的な操作性
- 高度なセキュリティ
- 柔軟なカスタマイズ
- 豊富な機能
Salesforceとシームレスに連携できる
既にSalesforceを導入している企業は、既存のシステムと連携することで、スムーズにカミレスを導入できます。
直感的な操作性
紙の申請書のような感覚で、直感的に操作できるユーザーインターフェースを採用しています。
高度なセキュリティ
Salesforceのセキュリティ基盤上に構築されており、高いセキュリティレベルでデータを保護します。
柔軟なカスタマイズ
さまざまな業種・業態に対応できるよう、申請フォームのカスタマイズが可能です。
豊富な機能
申請履歴の追跡、承認状況の可視化、データ分析など、多様な機能を搭載しています。
カミレスの導入メリット
カミレスを導入することで、企業は以下のようなメリットを得られます。
- データの正確性向上・業務の効率化ができる
- コスト削減につながる
- 顧客満足度向上につながる
データの正確性向上・業務の効率化ができる
手入力ミスを減らし、データの正確性を高めることができます。
また、紙の申請書による事務作業の削減、承認プロセスのスピードアップなど、業務効率を大幅に改善できます。
コスト削減につながる
紙の使用量削減、郵送費の削減など、コスト削減に貢献します。
また、申請処理に費やされていた時間をより付加価値の高い業務に活用できるという、人的コストの削減にもつながります。
顧客満足度向上につながる
申請手続きの簡素化により、顧客満足度を向上させることができます。
また、オンラインでの入力により、人為的なミスを減らすことができます。
カミレスの機能
次に、カミレスが備えている機能について解説します。
- 申請・手続・届出
- 審査・承認ワークフロー
- マイナポータル連携
- ログイン/本人認証機能
- 帳票出力
- 通知
- 申請フォーム設定
申請・手続・届出
カミレスは、多種多様な申請・手続・届出に対応できる柔軟性を備えています。
金融機関におけるローン申込や口座開設、行政機関における各種証明書の申請など、様々な業務に活用できます。
審査・承認ワークフロー
申請内容の審査・承認プロセスは、ワークフロー機能によって自動化できます。
担当者への通知、承認期限の設定、再申請の要求など、一連のフローを視覚的に設定し、効率的な業務遂行を実現します。
マイナポータル連携
マイナポータルの自己情報取得APIとの連携により、行政機関等が保有する自己情報(所得、世帯など)を取得した、入力の手間を省いた申請が可能です。
ログイン/本人認証機能
カミレスは、多様なログイン方法に対応しています。
マイナンバーカード、GビズID、インターネットバンキング等、様々な認証方式でログインが可能です。
帳票出力
申請・手続完了後、帳票を画像形式で出力できます。
さらに『帳票DX』オプションを別途契約すると、申請者にメールやWebで控えを送信したり、郵送することも可能です。
通知
申請状況や承認結果などの通知は、メールやプッシュ通知など、様々な方法で受け取ることができます。
利用者は、いつでもどこでも最新の情報を把握できます。
申請フォーム設定
AIがあなたの代わりに、手書きの申請書から複雑なフォーマットの申込書まで、様々な書類の申請フォームを作成してくれます。
専門知識は不要で、自社で簡単に申請フォームを作成しデジタル化を推進できます。
Salesforceとの連携が重要な理由
次に、Salesforceとの連携が重要な理由を見ていきましょう。
CRMの重要性とSalesforceの役割
企業にとって、顧客情報を一元管理し、営業活動や顧客とのコミュニケーションを効率化することは、ビジネス成功の鍵と言えるでしょう。CRM(顧客関係管理)システムは、この目的を達成するための強力なツールです。
その中でもSalesforceは、世界中で広く利用されているCRMプラットフォームです。高いカスタマイズ性、豊富な機能、クラウド型などの特徴により、Salesforceは多くの企業のCRMシステムとして採用されています。
カミレスとSalesforceの連携で得られる効果
そのSalesforceをカミレスと連携させることで、様々な効果が期待できます。
Salesforceの連携で得られる効果の例は以下の通りです。
金融機関
ローン申込や口座開設の申請情報が、顧客情報と連携することで、よりパーソナライズされた商品提案が可能になります。
製造業
製品に関する問い合わせやアフターサービスの申請情報が、顧客情報と連携することで、顧客のニーズを的確に把握し、製品開発に活かすことができます。
カミレスをSalesforceへ導入するながれ
次に、カミレスをSalesforceへ導入する手順を解説します。
- 評価
- PoC
- 運用スタート
- 利用拡大
STEP1:評価
カミレスの無償トライアルを通じて、申請フォームの設定や入力、申請操作を実際に試すことができます。
これにより、導入企業は自社の業務にフィットするかどうかを評価することができます。
STEP2:PoC
申請者の利用を前提とした各種手続きサイトの構築や検証が必要な場合、有償でパートナー企業と共にPoC(概念実証)を実施することが可能です。
STEP3:運用スタート
本番運用はスモールスタートで開始し、カミレスを用いたデジタル化を徐々に拡大していくことができます。
STEP4:利用拡大
運用開始後、カミレスの利用範囲をさらに拡大し、デジタル化の取り組みをより広範に展開することが可能です。
まとめ
本記事では、カミレスとSalesforceの連携によるメリットについて解説しました。
他の電子申請サービスと比較して、カミレスはAIによる自動化や、Salesforceとの深い連携など、多くの強みを持っています。
それぞれの業務課題に合わせて、最適なソリューションを選択してください。