こんにちは、DX攻略部のなおぴーです。
オウンドメディアの運営において、サイトのデザインが重要であることはご存知でしょうか。
サイトのデザインを蔑ろにしてしまうと、ユーザビリティが下がり、本来上がるはずだった成果を逃してしまう可能性があります。
今回の記事では、オウンドメディアのデザインについて事例やポイントを中心にご紹介いたします。
もし、オウンドメディア運営を成功させたい、デザインを刷新したいという方がいらっしゃいましたらぜひご覧ください。
オウンドメディアでデザインは重要視すべき?
オウンドメディアでは、下記の理由からデザインを重要視するべきです。
- ユーザビリティに影響するため
- ブランディングに効果的
- 競合との差別化ができるため
デザインと一口に言っても、ベースカラーをはじめ、アクセントカラー、コンテンツの配置、CTAボタンの形など考慮するべき要素が多く存在します。
色ひとつ取り上げてみても、視認性の高い組み合わせにすることで、ユーザーにストレスを与えることがなくなり、ユーザビリティが向上します。
ユーザービリティの向上は、オウンドメディア全体の成果にも関わってくるため、とても重要な指標となるでしょう。
また、デザインは、オウンドメディアで達成したい目的に沿って決定するのが望ましく、目的とデザインに一貫性を持たせることができれば、デザインによって大きく成果が変わります。
コーポレートカラーや企業の特徴をオウンドメディアでも取り入れていくことで、企業全体のブランディングにも活用できるでしょう。
さらに、自社独自のデザインを構築することができれば、競合との差別化を図ることも可能です。
以上のような理由から、オウンドメディアではデザインを重要視するべきでしょう。
オウンドメディアのデザイン事例
続いて、オウンドメディアのデザイン事例をご紹介します。
- キユーピー株式会社
- FASHION HEADLINE
- 株式会社LIG
- 株式会社BAKE
- More Life Lab
キユーピー株式会社
1つ目の事例はキユーピー株式会社が運営する「キユーピーマヨネーズキッチン」です。
TOPページを見ても分かるように、サイトのデザイン、特に色がキユーピーマヨネーズと同様で、ひと目見ただけで、キユーピーのサイトだということがわかるでしょう。
マヨネーズを活かしたレシピを多数掲載しており、シンプル且つわかりやすいサイト設計となっています。
キユーピーのイメージ通り、柔らかく親やすい雰囲気が感じられるサイトで、キユーピーのブランディングさらに補強しているといえるでしょう。
FASHION HEADLINE
2つ目は、株式会社ファッションヘッドラインが運営する「FASHION HEADLINE」です。
テーマがファッションということもあり、視覚的に訴える要素が強いサイトとなっています。
白と黒のモノトーンを基調としているため、見た人はカッコよくスタイリッシュな印象を受けるでしょう。
宣伝という側面は非常に少なく、ファッション・グルメ・旅行についての第三者的な目線からの情報発信が多いため、ファンも多いオウンドメディアとなっています。
特にファッションについては、日本発・世界発どちらの情報も扱っているため、いち早く最新のファッション情報を入手することが可能です。
株式会社LIG
3つ目は、株式会社LIGが運営する「LIG」です。
株式会社LIGといえば、Web制作事業を中心に行う会社として有名で、スクール運営なども行っています。
競争が激化するWeb制作事業の中で、勝ち残った所以はオウンドメディアにもあり、成功事例としてとても有名でしょう。
ページにアクセスした瞬間から、技術力の高さが一目でわかるデザイン・アニメーションで、顧客目線で見ると信頼感が高まる要素が盛り沢山です。
LIG Blogは、事業に関する話題から、インタビュー記事・イベント・企画記事など、多岐にわたっており、一度読めば株式会社LIGの雰囲気がありありと伝わってくるでしょう。
株式会社BAKE
4つ目は株式会社BAKEが運営する「THE BAKE MAGAZINE」です。
スイーツの販売事業を行う同社は、オウンドメディアを生かし、ECサイトの売り上げ拡大・採用活動を成功させています。
洗練された写真を適切に使用し、サイトを見ただけで「美味しい」と思わせるようなサイト設計・インタビュー・企業理念に関する記事などを発信することで、目的をぶらさずに運営を続けられています。
サイトの基本デザインはシンプルなもので、とても見やすい設計となっています。
More Life Lab.
5つ目は、テラジマアーキテクツが運営する「More Life Lab.」です。
建築家と考える 「より良い暮らし」 が叶う家づくりメディアというコンセプトの元、住まいについての情報発信を行っているメディアです。
人生の一番大きな買い物と言っても過言ではない、「家」ですが、最新の情報を仕入れることは中々難しいという現状がありました。
そのような中で、建築家と共にデザイン住宅に関する情報を発信する、「More Life Lab.」は家づくりを考える中で、参考にしたという方も多くいらっしゃるでしょう。
オウンドメディアのデザインを考える際のポイント
続いて、オウンドメディアのデザインを考える際のポイントについて解説していきます。
- 運営目的・コンセプトに沿ったデザインテイストになっているか
- 企業のイメージカラーと共通しているか
- レスポンシブデザインになっているか
1つずつ見ていきましょう。
運営目的・コンセプトに沿ったデザインテイストになっているか
1つ目にポイントとなることは、運営の目的・コンセプトとデザインテイストがあっているかという点です。
オウンドメディアの運営を考える際には、必ず目的があるでしょう。
例えば、目的がブランディングであった場合にはどのようなサイト設計が正解なのか。
企業カラーは必ず取り入れるべきでしょう。また、企業としてどんなイメージを消費者に与えていきたいかなどを考え、デザインを考えていきます。
目的とデザインが一致していないと、消費者に不信感を与えることに繋がりますので注意しましょう。
企業のイメージカラーと共通しているか
2つ目についても、ブランディングに関わってくる部分となります。
消費者が自社に対して抱いているイメージカラーを、積極的にオウンドメディアにも取り入れていきましょう。
Tiffanyを想像していただくと分かりやすいです。
あの水色はティファニーブルーという色で、一目見ただけでTiffanyを想像することができるでしょう。
オウンドメディアにも、自社のイメージカラーを取り入れていくことで、企業ブランディングを同時に行うことも可能になります。
レスポンシブデザインになっているか
昨今、Webサイトを閲覧するデバイスはほとんどスマホで、8割ほどを占めています。
そのため、オウンドメディアを作成する際には、スマホの画面にも対応しているレスポンシブデザインを採用するべきでしょう。
パソコンで見れば綺麗だけど、スマホで見ると表示が崩れているという状態ですと、せっかく訪れてくれたスマホユーザーを取りこぼしてしまう可能性があります。
制作の段階で、レスポンシブデザインを採用することを忘れないようにしましょう。
オウンドメディアのデザイン制作方法
最後にオウンドメディアのデザイン制作の方法についてご紹介いたします。
主に下記の3パターンのうちからどれかを選択して行っていくことになるでしょう。
- 自社で全て作成
- 一部を外注して制作
- 全て外注して制作
インハウスのWebデザイナーを抱えている場合には、自社で全て作成することも可能でしょう。
自社で作成する場合には、考える形を全て実現できるというメリットある反面、客観的な意見を取り入れづらいといったデメリットがあります。
こちらの意見を汲み取ってもらいつつ、客観的な意見を取り入れることも可能なため、一部・全部を外注する方法もおすすめです。
特に、デザイン構築のノウハウがなかったり、人材がいなかったりする場合には積極的に外部のリソースを活用するべきでしょう。
その分、外注コストがかかってしまうというデメリットはあります。
サイト制作の方法は、自社の状況に合わせ、選択することが大切でしょう。
まとめ
ここまで、オウンドメディアのデザインについてご紹介いたしました。
サイトデザインは、ユーザビリティ・成果の向上・競合との差別化などが可能なため、重要視するべき項目です。
成功している事例では、コーポレートカラーを使用していることから、一目で「あの企業のサイトだろう」と分かるようなデザインが設計できている企業もありました。
デザインはブランディングにも大きく影響する点ですので、この記事を参考に検討してみてはいかがでしょうか。