こんにちは、DX攻略部のトーヤです。
今回は、顧客体験や従業員体験、投資家体験のマネジメントサービスであるEmotionTechについて解説していきます。
EmotionTechは顧客や従業員の感情データの分析を行うことで、最適な意思決定を促進します。
EmotionTechにはいくつか種類があり、顧客体験に関するEmotionTech CX、従業員体験に関するEmotionTech EX、投資家体験に関するEmotionTech IXがあります。
この記事では特に、Salesforceとの連携が可能なEmotionTech CXについて、その特徴やSalesforceと連携するメリットなどをご紹介します。
顧客体験の向上を図りたい方や、Salesforce上の顧客データを活かした分析を行いたいという方は、ぜひご覧ください。
EmotionTechとは?
EmotionTechとは、株式会社エモーションテックが提供する各種マネジメントサービスです。顧客体験、従業員体験、そして投資家体験のマネジメントサービスがあります。
感情データの解析を行うことで、最適な意思決定を実現できます。現在では小売りや金融、ITや公的機関など、さまざまな幅広い業界で導入されています。
他社ツールとの連携も可能で、調査や分析、課題特定、改善の好サイクルを促進します。
詳細な資料やトライヤルの申し込みは以下のページから行えます。
EmotionTechのサービス
EmotionTechには、EmotionTech CX、EmotionTech EX、EmotionTech IXの3つのサービスがあります。
以下でそれぞれのサービスについて解説します。
- EmotionTech CX
- EmotionTech EX
- EmotionTech IX
ちなみに、EmotionTech CXとEmotionTech EXにはプロフェッショナルサービスもあります。
EmotionTech CX
EmotionTech CXは、顧客体験マネジメントサービスです。顧客のニーズや期待を正確に把握することによって顧客体験を改善し、満足度の向上を実現します。
NPSという顧客ロイヤルティを数値化する指標を用いて顧客データを分析し、より良い意思決定を促進します。
なお、後述するSalesforceとの連携はこのEmotionTech CXで行います。
EmotionTech EX
EmotionTech EXは、従業員体験マネジメントサービスです。従業員のエンゲージメントを正確に把握して向上させ、組織力を強化することができます。
働き方や人事制度、コミュニケーションなどの企業が従業員に対して提供する従業員体験の中で最優先課題を見つけ、人事やマネージャーとデータを共有し改善につなげます。
従業員の満足度を高め、定着率を向上させることが可能です。
EmotionTech IX
EmotionTech IXは、投資家体験マネジメントサービスです。IR活動やESG活動、事業活動などといった企業が投資家に対して提供する投資家体験の分析を行います。
企業価値の向上や投資家との関係性改善につながり、良質で長期的な投資家との関係構築が期待できます。
EmotionTech CXの特徴
ここでは、Salesforceと連携可能なEmotionTech CXに絞って、その特徴をご説明します。EmotionTech CXの特徴は以下の通りです。
- 課題の優先度が把握可能
- 充実の分析機能
- 他ツールとの連携
- 即座にアクション可能
- 顧客のニーズを正確に把握可能
課題の優先度が把握可能
EmotionTech CXでは、カスタマージャーニーマップを使った分析や多面的な分析機能によって、解決すべき課題の優先度を明確にすることが可能です。
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顧客が重要視している体験と現在の状態を分析することによって、最優先で解決するべき課題を明らかにします。
充実の分析機能
調査で得た回答データをシステム上で集計し、さまざまな項目で自由に分類を行うことが可能です。誰でも高度で正確な分析が行えます。
顧客を属性で分類して分析を行うことにより、改善が必要なターゲットを明らかにすることができます。
また、課題については解決するべき事項を特定できる粒度まで分析することが可能です。
定常的に顧客の状態を把握することもでき、改善の効果を計測できます。
他ツールとの連携
EmotionTech CXはSalesforceやKARTEをはじめとした他のツールと連携して利用することができます。ツールの連携によって、改善策を素早く展開していくことができます。
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利用中のツールと連携させると、すでに活用しているデータを取り込んでデータ分析を行えます。
また、データ分析の結果を可視化し、マーケティング施策を即座に実行に移すことができます。
即座にアクション可能
EmotionTech CXでは、担当部門以外のメンバーとも同じデータを共有することによって、方向性をそろえ、改善策を素早く展開していくことができます。
実際に行った取り組みの効果を検証し、改善サイクルを構築することも可能です。
顧客のニーズを正確に把握可能
顧客から受けたフィードバックを正確に把握し、顧客の気持ちや状態の理解を促進します。業種や業界の特性を意識した最適な調査の設計が可能です。
調査設計は専任の担当者からのサポートが受けられます。調査設計に関する知見を持ったプロが導入実績から得たノウハウをもとにして、業界特性を考慮した調査が作成可能です。
EmotionTechとSalesforceを連携させてできること
EmotionTechとSalesforceを連携させることで、EmotionTech CXで得た調査の回答データをSalesforce Sales Cloud上で確認できるようになります。
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リードや取引先責任者レコードと回答データを紐付けることができ、顧客のコンディション把握が可能です。
また、回答データをフローの条件に設定することによって、より適切な顧客ステータスの管理ができます。
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EmotionTechとSalesforceを連携させるメリット
Salesforce上に蓄積されたさまざまな行動や属性のデータと感情データを組み合わせることで、それぞれの顧客に対するコンディション把握の精度が向上します。
それによって、各々の顧客に最適なコミュニケーションを行うことができます。
また、リードや取引責任者の回答データを確認することで、顧客の興味や満足度を把握し、より深く顧客を理解した事業運営を実現できます。
EmotionTechとSalesforceの連携方法
EmotionTechとSalesforceを連携させるには、連携用のアプリをインストールする必要があります。また、EmotionTech CXの申し込みも必要です。
「今すぐ入手」をクリックするとインストールが開始します。画面に表示される指示に従ってインストール作業を進めてください。
まとめ
今回は、EmotionTechについて解説してきました。
各EmotionTechは、顧客や従業員といった企業の運営に欠かせない人々の感情データを分析し、状態の把握や改善施策の展開につなげます。
EmotionTech CXはSalesforceとの連携も可能であり、Salesforce上の顧客データを用いた分析が可能となります。
顧客や従業員の満足度などを把握して改善策につなげたいという方は、ぜひEmotionTechの導入を検討してみてください。
特にSalesforceを利用している方は、EmotionTech CXとSalesforceの連携も行うのがおすすめです。
また、現在DX攻略部ではSalesforceの導入支援を行っております。こちらもあわせてご活用ください。
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