こんにちは、DX攻略部のもち吉です。
今回は、Salesforceが提供する「Slack Sales Elevate」について解説していきます。
営業活動の効率化にお悩みではありませんか?
デジタル化が加速する今日、営業チームにも効率的に仕事を進められる新しいツールが必要不可欠です。
顧客ニーズの理解、適切なタイミングでのアプローチ、チーム内のコミュニケーション – これらの課題を一気に解決してくれるのが、Salesforceが提供する「Slack Sales Elevate」です。
この記事を読んでいただくことで、Slack Sales Elevateの導入メリットや、営業活動における効果的な活用法について理解することができますので、気になる方はぜひ最後までご覧ください。
また、DX攻略部では、Salesforceサービスの導入支援(「値引き交渉」や「初期導入支援」など)を行っております。
この記事を読んで、Slack Sales Elevateにご興味をもっていただいた方は、ぜひDX攻略部にご相談ください。
DX攻略部ではSalesforceの導入/運用/開発を支援しております。初期導入をご希望の場合は、Salesforceの割引交渉を含めた支援も可能ですので興味がある方はチェックしてみてください。
Slack Sales Elevateとは?
この章では、Slack Sales Elevateの概要や、Salesforceとの連携による営業活動の効率化の効果等について解説します。
Slackとは?
Slackは、ビジネス向けチャットツールです。
- チャンネルによる情報の一元管理
- マルチデバイス対応
- 他ビジネスツールとの連携機能が豊富
メールとは異なり、Slackはチャンネルと呼ばれるスペースを使って情報を整理し、目的やプロジェクトごとにメッセージやファイルを一元管理できます。
チャンネルの利用によって必要な情報が探しやすくなり、複数のスレッドで同時に会話が進行しても見落としを防げます。
Slackはパソコンやスマートフォンなどのデバイスのアプリからアクセスできるため(⇒マルチデバイス、Webブラウザでも使用可)、場所を問わず迅速にコミュニケーションが取れます。
SlackはGoogleドライブやZoomなど他のビジネスツールと連携する機能も豊富であり、今回紹介するSlack Sales Elevateは、Salesforce(顧客管理プラットフォーム)とSlackが連携しています。
Slackはチームでの円滑なコミュニケーションをサポートします。
Slackについての詳細は、下記記事でも紹介しています。
こんにちは、DX攻略部です。 みなさんは普段ビジネスチャットツールを利用していますか? チャットツールはリアルタイムでスピーディーなやり取りが可能なことから、現代社会では欠かせない存在です。 ビジネスにおいてもチャットツー[…]
Slack Sales Elevateの概要
Slack Sales Elevateは、SlackとSalesforce社の営業支援システム(CRM/SFA)「Sales Cloud」を統合したツールです。
Sales Cloudは、営業支援のためのCRMプラットフォームで、顧客データや商談を一元管理し、営業チームの生産性を高めるツールです。
見込み客の管理・自動スコアリング、売上予測、レポート作成、AIによる商談優先順位付けなどを提供し、営業活動を効率化します。
さらに、プロセスの自動化やリアルタイムの売上分析により、ビジネス成長を支援し、顧客対応の透明性と売上達成が向上します。
より詳しいSales Cloudの概要は、以下の記事をご覧ください。
こんにちは、DX攻略部のヘナトンです。 Salesforceはビジネス向けクラウドサービスの最前線を行くリーディングカンパニーです。 Salesforce社が提供する製品の中でもメインとなるSales Cloudとは、営業活動の[…]
Slack Sales Elevateを使うことで、Sales CloudのデータをSlack上で直接確認でき、商談や取引情報をリアルタイムに共有します。
これにより、タスク管理や自動通知、レポート作成が円滑になり、営業活動を強化します。
営業プロセス全体の可視化をサポートし、迅速な意思決定を可能にするツールです。
Salesforceとの連携による効果
SlackとSalesforce Sales Cloudが連携することで、営業チームはさらなるスピードと正確さで顧客対応が可能になります。
- 関係するメンバー全員が最新の顧客情報を把握
- ワークフローで進捗状況を把握
- アラート機能によるミスや遅延の防止
営業担当者は移動中でも営業データをリアルタイムでSlack上に表示できるため、営業チーム内での情報共有が大幅にスムーズになります。
これにより、各メンバーが最新の顧客情報を瞬時に把握できるため、タイムリーな対応が可能です。
また、Salesforceに登録した情報が自動的にSlackに反映され、ワークフローで進捗状況が確認できるため、進捗管理や営業成績の把握が容易になります。
さらに、アラート機能を活用することで、重要な契約のタイミングや顧客フォローのリマインドがSlack上で自動的に通知されるため、ミスや遅延を防ぐことができます。
Slack Sales Elevateは、Salesforceとの連携により営業活動を効率化し、顧客満足度の向上につながります。
Slack Sales Elevateの活用法
この章では、Slack Sales Elevateの活用法について、以下の4つのポイントで解説します。
- 営業チーム内でのコミュニケーション改善
- 顧客データの一元管理
- ワークフローの自動化
- 営業チームの成果を見える化
営業チーム内でのコミュニケーション改善
Slack Sales Elevateを使うことで、営業チーム内のコミュニケーションの改善が図れます。
- マルチデバイス対応による円滑な情報共有
- ファイル・画像の共有により打ち合わせやプレゼン準備が効率化
- メンション機能の活用による連絡の見逃しリスク軽減
- コミュニケーション履歴から過去の振り返りが簡単
Slackはパソコン、スマートフォン、タブレットなど、どのデバイスからでもアクセスできるため(⇒マルチデバイス)、外出中でもオフィスでも、いつでも簡単にメッセージを送ったり確認したりできます。
この柔軟なアクセスが、チームの情報共有を円滑にします。
また、Slack上では、テキストメッセージだけでなく、ファイルや画像もすぐに共有でき、重要な資料をチーム全員にすぐ届けられるため、打ち合わせやプレゼン準備が格段に効率化されます。
さらに、リアルタイムのやり取りが可能なため、例えば顧客に関する急な変更や重要なアポイントの確認などが即座に行えます。
メンション機能で、特定のメンバーに対して迅速に注意を促すこともでき、重要な連絡を見逃すリスクを減らせます。
加えて、Slack上でのコミュニケーション履歴は自動的に保存されるため、過去のやり取りを簡単に振り返ることが可能です。
これにより、ミスを防ぐだけでなく、次の行動に必要な情報もすぐに確認できます。
このように、Slack Sales Elevateは、どこにいても迅速に連絡を取り合える環境を整え、営業チームのコミュニケーションをより効率的にします。
顧客データの一元管理
Slack Sales Elevateは、Sales Cloudで一元管理された顧客データを使用し、効率的な営業活動をサポートします。
- 最新の顧客情報や営業進捗のリアルタイム共有
- スムーズな営業アプローチの協議が可能
- チーム内の意見交換の促進
Slack上から営業データを直接確認したり、チームと簡単に共有できるのが大きな特徴です。
例えば、営業担当者が商談中に最新の顧客情報を知りたい場合、わざわざSalesforceにアクセスせず、Slackアプリから確認できます。
Slack上で簡単に顧客データや営業進捗状況を確認できるため、スピーディーな対応が可能です。
また、Salesforceに登録されている情報がSlackに自動的に反映されるため、データの更新漏れや入力ミスも減少します。
さらに、Slack内で営業チーム全員が同じ顧客情報をリアルタイムで把握できるので、チーム内の連携も強化されます。
重要な顧客のデータや商談の進捗情報をチームメンバーとすぐに共有し、次にどのようなアプローチを取るべきかを素早く話し合える環境が整うのです。
たとえば、顧客の最新のニーズや要望がSalesforceに記録されていれば、それをもとにすぐにSlackで意見交換ができます。
ワークフローの自動化
Slack Sales Elevateの自動化ワークフローは、営業チームが業務を迅速かつ効率的に進めるために重要な機能です。
- 定型業務の自動化
- 各種レポートの自動通知
- 外部ツールとの統合による効率化
自動化ワークフロー機能は、コーディング不要の「ワークフロービルダー」を使用することで、Slack内で定型業務の自動化を視覚的に設定できます。
Slackワークフローの詳細については、Slack公式サイトで確認できます。
Salesforceとの連携により、商談成立レポートやパイプライン状況、週次レポートなどを自動で担当者へ通知します。
新規商談の更新情報を基にしたフォローアップアラートも送信され、重要な案件の見逃しを防ぎます。
また、外部ツールとの統合でプラットフォームの切り替えを減らし、営業効率を向上します。
2,600以上の外部ツールに連携し、包括的な生産性プラットフォームとして機能します。
営業チームの成果を見える化
Slack Sales Elevateは、営業チームの成果を見える化するための便利なツールです。
特にKPIや売上データを一目で確認できるダッシュボード機能が役立ちます。
※画像はKPIや売上データ確認のダッシュボードのイメージ(Salesforce公式サイトより引用)
これにより、チーム全員が進捗状況をリアルタイムで把握でき、目標に対する達成度を共有しやすくなります。
成果の見える化は、営業活動の効率向上に重要です。
例えば、各メンバーがどの程度目標に近づいているかを可視化することで、フォローが必要な場面や追加の支援が必要なタイミングを的確に判断できます。
こうしたデータ共有は、個々の担当者が自身のパフォーマンスを意識し、全体のモチベーションを高める効果があります。
Slack Sales Elevate導入のポイント
この章では、Slack Sales Elevate導入のポイントについて解説します。
Salesforce環境の確認
Slack Sales Elevateを導入する前に、事前にSalesforce側の環境を整えることが重要です。
導入準備として、Salesforce環境において管理者権限を持つ担当者が行う手順を確認しておく必要があります。
- Salesforceのインテグレーションユーザーの作成
- シングルサインオン(SSO)の許可設定
- インテグレーションユーザーに必要な権限
1つ目のステップとして、Salesforceのインテグレーションユーザーを作成します。
これにより、接続の安定性が確保され、設定変更による影響を受けにくくなります。
次に、組織内でシングルサインオン(SSO)を使用している場合、インテグレーションユーザーにSSOバイパスを許可する設定を行い、認証のトラブルを防ぎます。
さらに、インテグレーションユーザーに必要な権限を割り当てることが不可欠です。
権限セットを作成し、「読み取り」と「すべて表示」のアクセス権を設定することで、重要なSalesforceオブジェクトにアクセスできるようにします。
詳細については、Slack公式サイトで確認できます。
これらの事前準備をしっかり行うことで、導入後のスムーズな運用が可能となり、成果の最大化に寄与します。
Slack Sales Elevate導入の具体的なステップ
Slack Sales Elevateは、主に以下のステップで導入していきます。
- Salesforce アカウントの接続
- Salesforce オブジェクトの表示と更新
- 通知の作成と管理を行う
- 主な指標を設定する
ひとつずつ見ていきましょう。
STEP1:SalesforceアカウントとSlackを接続
まず、SalesforceアカウントとSlackを接続します。
もしまだSalesforceにサインインしていない場合は、ログイン画面が表示されるのでサインインし、「許可する」をクリックします。
この手順で、Salesforceの情報がSlackに表示されるようになります。
STEP2:Salesforce オブジェクトの表示と更新
次に、オブジェクトデータとして商談データの表示と更新です。
商談リストから必要なものを選択し、フィールドを更新すると、その情報はSalesforceにも自動で反映されます。
STEP3:通知の作成と管理を行う
次に通知の設定を行います。
テンプレートを選んでカスタマイズし、通知設定として保存すれば、重要な商談情報がリアルタイムでチームに共有されます。
営業チームにとって、タイムリーな情報は成功のカギです。
STEP4:主な指標を設定する
次に主要な指標を設定します。
主要な営業目標(KPI)を設定し(「インサイト」には 6 つまで指標を設定)、進捗を把握できます。
これらのステップを確実に行うことで、Slack Sales Elevateを効果的に活用し、営業活動を円滑に進めることができます。
詳細については、Slack公式サイトで確認できます。
目標設定(KPI)の効果測定、定期的な見直し
特にも、Slack Sales Elevate導入の初期段階において、目標設定(KPI)の効果測定と、効果的な見直しを行うことがポイントです。
営業チームの目標設定(KPI)に対する売上実績はレポートで確認できます。
そこでSlack Sales Elevate導入前後の効果を検証し、仮にあまり効果が表れていないのであれば、細かく設定等の見直し・改善を繰り返します。
このように企業に合ったSlack Sales Elevateの活用を確立することで、導入効果が高まります。
社内でのトレーニング
Slack Sales Elevateを導入する際、営業チームが効果を最大限に引き出すためには、社内でのトレーニングが欠かせません。
適切なトレーニングを行うことで、チーム全体がツールを迅速に使いこなし、業務効率が向上します。
トレーニングの実施は、導入初期の混乱を避け、成果を早く得るために必要です。
例えば、Slackの基本操作から始め、Salesforceとの連携機能の具体的な使い方や通知の設定、ダッシュボードの活用方法を実際に操作しながら学ぶことが有効です。
また、初期段階で担当者を決め、社内の「Slackエキスパート」として質問を受け付けたり、簡単なガイドを作成したりすると習熟度が上がります。
実例として、多くの企業は、導入後に数週間にわたるワークショップを行い、チーム内でロールプレイを実施しています。
これにより、メンバーは日常業務での活用方法を自然に覚えることができます。
しっかりとしたトレーニングは導入をスムーズにし、営業チームの成果を高めるための重要なステップです。
まとめ
Slack Sales Elevateは、営業チームのコミュニケーションを改善し、業務の効率を大幅に向上させる強力なツールです。
Salesforce Sales Cloudとの連携により、顧客データの一元管理や商談データのリアルタイム更新が可能になり、営業活動全体がスムーズになります。
ワークフローの自動化機能は、タスク管理や通知を簡素化し、営業担当者が大事な目標達成に集中できる環境を提供します。
また、KPIや売上データの見える化により、チーム全体で進捗状況を共有でき、課題を素早く把握して対策を講じることができます。
営業活動のデジタル化を検討する企業は、Slack Sales Elevateを活用することで、営業チーム全体の効率が高まり、一層の成果の向上が期待されます。
なお、現在DX攻略部では、Slack Sales ElevateをはじめSalesforceの導入支援(「値引き交渉」や「初期導入支援」など)を行っております。
導入を検討されている方はぜひ、DX攻略部にお任せください。
DX攻略部ではSalesforceの導入/運用/開発を支援しております。初期導入をご希望の場合は、Salesforceの割引交渉を含めた支援も可能ですので興味がある方はチェックしてみてください。
また、DX攻略部ではSalesforceで連携できる他のツールについても多数紹介しています。
本記事内でもいくつか紹介しておりますので、気になった記事はぜひそちらも合わせてご一読ください。
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