こんにちは、DX攻略部のトーヤです。
今回は、クラウド帳票サービスのSVF Cloudと、そのSalesforce向けサービスのSVF Cloud for Salesforceについて解説していきます。
ビジネスを動かす現場において、見積書、請求書、納品書、発送伝票といった帳票は、顧客との信頼関係を繋ぐ重要なドキュメントです。
しかし、日本のビジネスシーンで求められる帳票は、細かなグリッド、複雑な明細の折り返し、印影の正確な配置など、海外製品のデフォルト機能だけでは実現が極めて難しい精緻なレイアウトが多く存在します。
これらの「日本固有の美しい帳票」を、クラウド上で簡単に設計・出力できる業界標準ソリューションが、WingArc1st Incが提供する「SVF Cloud(エスブイエフクラウド)」です。
SVF Cloudは高い国内シェアを誇る帳票サービスであり、簡単に帳票設計と出力を行うことができます。
また、SVF Cloud for Salesforceを導入するとSalesforceを使って帳票の設計と出力ができるようになります。
2026年現在、オンプレミス版とクラウド版を合わせた累積導入社数は4万2000社を突破し、企業のペーパーレス化とDXを支える不動のインフラとなっています
この記事では、SVF Cloudの特徴と、SVF Cloud for Salesforceの機能などについてご説明します。
帳票設計を簡単にしてコストを削減したい方や、Salesforceを使って帳票の設計、出力が行いたいという方は、ぜひご覧ください。
DX攻略部では、『Salesforce支援サービス』というサービスも提供しておりますので、こちら興味を持った方は、ぜひご相談ください。
SVF Cloudとは?
SVF Cloudとは、 WingArc1st Inc.が提供するクラウド帳票サービスです。
クラウド上で利用できる帳票基盤
多くの種類の帳票をクラウドを利用して出力できる帳票基盤ソリューションとなっています。
累積で32,900社以上の帳票基盤ソリューションとしての機能をクラウド上で利用することができます。
多くの企業に選ばれ、同種のサービスにおいて国内シェアNo.1を誇ります。
種々のクラウドサービスと連携させることによって、クラウドサービス上で利便性の高いスムーズな帳票運用が実現できます。
利用している業務システムからの帳票出力のほか、SalesforceやServiceNowユーザー向けのサービスモデルもあります。
2026年4月に大型アップデート
2026年4月の最新アップデートにより、製品ラインナップとブランドの整理統合が行われました。
これにより、従来のWeb API版はシンプルな「SVF Cloud」へと名称が統一され、よりシームレスに各種クラウドサービスや自社開発システムとWeb API経由で連携できるようになっています。
また、ドキュメント管理ソリューションも「SVF Archiver」などのSVFブランドに集約され、帳票の「作成・出力・配信・保管」というライフサイクルを一元管理するデータインフラとしての価値を高めています。
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SVF Cloudの特徴
まずはSVF Cloudの特徴についてご説明します。SVF Cloudにはいくつかのモデルがありますが、すべてのモデルに共通する特徴は以下の通りです。
- 簡単な帳票開発
- 豊富な出力形式
- 高いセキュリティ
簡単な帳票開発
一般的なシステム開発において、帳票のレイアウトを1箇所修正する(例えば、ロゴの位置を変える、注意書きを一行追加するなど)だけでも、プログラムの書き換えと再テストが必要になり、多大な時間と外注コストが発生していました。
SVF Cloudでは、専用のWebデザイナーだけでなく、普段使い慣れているMicrosoft ExcelやWordをそのままデザインテンプレートとして活用できます。
ノンプログラマーであっても、画面上の指示に従ってデータを流し込みたい位置を設定するだけで、プロレベルの美しい帳票を数分で設計・修正できます。
これにより、現場の法改正対応やビジネスプロセスの変化に即座に追従することが可能になります。
豊富な出力形式
SVF Cloudは、電子ファイル出力や社内プリンターでの印刷に加えて、電子保管やFAX、メール、クライアント印刷制御などの数多くの出力形式を選択できます。
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PDF出力:改ざん防止やパスワード暗号化、電子署名を付与したセキュアなPDFの自動生成。
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Excel / Word出力:出力後に現場で微調整を加えたい業務に最適なオフィスファイル形式での書き出し(2026年現在、Experience Cloud等の外部ポータル経由での出力精度も向上しています)。
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直接印刷(ペーパー出力):「SVF Cloud Agent」をローカルPCや各拠点のプリントサーバーに常駐させることで、Webブラウザからのボタンクリック一つで、オフィスのプリンターや複合機から直接、トレイ指定や両面印刷などをコントロールして一括印刷できます。
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クラウド配信・電子保管:連携製品である「SVF Transact」や「SVF Archiver」と組み合わせることで、顧客へのWeb配信から電子帳簿保存法に対応した長期保管まで自動でシームレスに行えます。
豊富な出力形式を選べるため、帳票出力を最適化することが可能です。
高いセキュリティ
SVF Cloudはさまざまな情報セキュリティ認証を受けており、セキュリティにおいて高い信頼性があることが証明されています。
帳票データはセキュアな通信で連携され、利用中のシステムからシームレスな帳票出力ができます。
また、利用状況やプリンター稼働状況をログとして保管しており、証跡管理も行えます。
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SVF Cloud for Salesforceとは?
SVF Cloudにはいくつかのモデルがあると述べましたが、この記事では特にSalesforceユーザー向けのSVF Cloud for Salesforceについてご紹介します。
SVFとSalesforceを連携させるアプリケーション
SVF Cloud for SalesforceとはSVFをSalesforceと連携させて利用するためのアプリケーションです。
SalesforceのAppExchange(アプリストア)において、長年にわたり圧倒的な人気を誇る定番アプリであり、2026年3月に発表された「Best Hit App Ranking 2025」の大企業部門でも上位入賞を果たしています。
SalesforceやForce.com上のアプリケーションからさまざまな帳票の設計と出力ができます。また、Salesforceモバイルアプリからの出力にも対応しています。
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SVF Cloud for Salesforceの特徴
ここではSVF Cloud for Salesforceの特徴をご説明します。SVF Cloud for Salesforceの主な特徴は以下の通りです。
- Salesforceとの高い親和性
- 帳票設計の簡単さ
- さらなる連携
Salesforceとの高い親和性
Salesforceのネイティブアプリケーションとして動作するため、ユーザーはSalesforceの画面から離脱することなく、いつものページレイアウト上に配置されたボタンをクリックするだけで、一瞬でPDFプレビューや印刷を実行できます。
また、複雑な関連オブジェクト(親オブジェクト、子オブジェクト、さらにその先の孫オブジェクトまで)のデータを自在に引っ張ってきて、1枚の帳票にまとめ上げることができます。
開発者が複雑なApexコードやSOQLクエリを記述する必要はありません。
帳票設計の簡単さ
導入後の設定手順は、以下のシンプルな3つのステップで完了します。
- データの選択:印刷ボタンを作成したいSalesforceのオブジェクトと、帳票で使用したい項目(カラム)を画面上で選ぶ。
- レイアウトの設計:Excel、Word、または専用デザイナーツール上に、STEP1で選択した項目をドラッグ&ドロップで配置する。
- ボタンの生成:PDF出力や直接印刷などの出力パターンを選び、Salesforceの画面に配置するための印刷ボタンを自動生成する。
この3ステップにより、要件定義から実運用までの開発リードタイムを、従来の数分の一以下に圧縮できます。
2026年現在のさらなる連携
SVF Cloud for Salesforceではさらなる連携を行うことで、デジタル化をさらに加速させることが期待できます。
たとえば、ウイングアークのドキュメントソリューションを活用することにより、Salesforceを主軸としたよりいっそうの業務改革につなげることが可能です。
2026年現在の特筆すべき進化として、Salesforceの次世代AIエージェントである「Agentforce」とのシームレスな統合が挙げられます。
AIチャットアシスタントとの対話を通じて、例えば『〇〇様宛の見積書を作成してPDFで送付して』と指示を出すだけで、裏側で自動的にSVF Cloudが呼び出されます。
そして、最新の商談データが美しくレイアウトされたPDFとして即座に生成、顧客へ配信されるといった「AI主導の帳票オートメーション」が実用化されています。
さらに、パートナーや顧客が利用するポータルである「Experience Cloud(旧Community Cloud)」からも、ExcelやWordレイアウトの帳票を高い再現性でPDFとしてダウンロードできるよう制限事項がアップデートされ、活用の幅が大きく広がっています。
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SVF Cloud for Salesforceの機能
次に、SVF Cloud for Salesforceで使える主な機能をご紹介します。SVF Cloud for Salesforceには以下のような機能が搭載されています。
- 帳票設計
- 帳票出力
- 運用管理
帳票設計
ノンプログラミングでありながら、高度な表現力が保証されています。
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改ページ制御:明細の行数に応じて自動的に改ページを行い、合計欄を必ず最終ページの最下部に配置するような日本特有の制御。
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バーコード・QRコード生成:レコード内のテキストデータを元に、郵便バーコードやJANコード、QRコードを帳票内に自動生成。
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動的画像配置:担当者ごとの印影画像や製品写真を、Salesforceのデータと連動して動的に切り替えて表示。
帳票出力
現場の多様なワークフローに合わせて、出力方法を選択できます。
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単票出力:開いているレコード詳細画面から、そのレコードのデータを即座に帳票化。
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一括出力(バッチ出力):リストビューで選択した複数の商談や請求データから、一括で数百件のPDFを結合出力、または個別のPDFとしてZIP圧縮して保存。
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スケジュール実行:毎日夜間に、その日成約した商談の帳票を自動で生成し、保管するなどのバックグラウンド処理。
運用管理
システム管理者向けの機能も充実しています。
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Sandbox連携:開発用の環境(Sandbox)と本番環境(Production)の間で、設計した帳票定義を安全かつスムーズに移行・同期させる機能。
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ライセンス・出力ポイント管理:2024年から2026年にかけてエンタープライズプランなどの細かな改訂が行われ、総レコード上限の拡大や、チームごとのポイント消費状況(出力枚数)のリアルタイム監視機能が強化されています。予期せぬポイント切れによる出力停止リスクを未然に防ぎます。
このようにSVF Cloud for Salesforceの機能は多彩な機能にあふれています。
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SVF Cloud for Salesforceの利用方法
SVF Cloud for Salesforceは、公式サイトから申し込みを行い、アプリをインストールすることで利用することができます。
料金体系は初期費用と月額料金となります。無償でのトライアルもできるため、気になる方は機能を試してみることもできます。
導入後は印刷ボタンを生成するオブジェクトと帳票で扱う項目を選び、設計画面で紐づけします。
出力パターンを選んで最後に印刷ボタン作成を押すと、Salesforceからの利用設定が完了します。
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まとめ
今回は、SVF CloudとSVF Cloud for Salesforceについて解説してきました。
SVF Cloud、およびSVF Cloud for Salesforceは、変化の激しい2026年のビジネス環境において、バックオフィス業務の効率化とデータ活用を加速させるための必須のアドオンサービスです。
SVF Cloud を使うと、帳票の設計と出力をより簡単に行うことができるようになります。
また、SVF Cloud for Salesforceを導入することにより、Salesforceを使って簡単に帳票を作ることができます。
帳票設計の手間やコストを削減したい方や、Salesforceを活用した帳票サービスを導入したい方は、ぜひSVF Cloud for Salesforceの導入を検討してみてください。
また、現在DX攻略部ではSalesforceの導入支援を行っております。こちらもあわせてご活用ください。
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