こんにちは、DX攻略部のトーヤです。
今回は、Salesforceをクラウド基盤とした、プロジェクト・コラボレーション基盤であるCORRESSAについて解説していきます。
CORRESSAはプロジェクト指向のコラボレーションツールであり、コレスポンデンス、図書管理、ファイル共有といった機能を有しています。
プロジェクト管理ツールを探している方は、ぜひご覧ください。
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CORRESSAとは?
CORRESSAとは、株式会社シーエムプラスが提供しているプロジェクト・コラボレーション基盤です。プロジェクトに関わる企業間のコミュニケーションを円滑化できます。
Salesforceのクラウド基盤「Salesforce App Cloud」のOEM製品となっています。
Salesforceでは他社がアプリを開発、そして拡販することのできる「OEMパートナー・プログラム」を提供している。
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複数の企業に伝達すべき情報を確実に伝え、納期の遅延やコストの上昇につながる設計変更や作業の手戻り、トラブルを予防します。
実際のプロジェクトで頻発する課題を乗り越えてきたプロジェクト・マネージャーの知識や秘訣が盛り込まれています。
CORRESSAの特徴
まずは、CORRESSAの特徴についてご説明します。CORRESSAはクライアントの視点に立って業務を進めていくサービスであり、以下の5つの特徴を持ちます。
- プロジェクト指向
- 関連情報を一元管理
- 必要十分な機能
- 高い安全性
- 時間や場所にとらわれない
プロジェクト指向
CORRESSAは、複数の企業間でのプロジェクト型のビジネスに適したシステムとなっています。搭載されているコレポン機能やドキュハン機能を活用してビジネスを進められます。
プロジェクト向けのコミュニケーションスペースを提供し、自社と他社との間のコミュニケーションを正確かつ安全に行えます。また、海外プロジェクトにも対応しています。
プロジェクトごとに独立した情報管理を行い、プロジェクトスペース(共有エリア)でプロジェクト関連の情報を共有できます。
コレポンを使用して、社内外のステークホルダーとの間で作成される関連文書を、ドキュハン機能を通じてプロジェクトに適した形で発行、記録、管理するシステムも提供されています。
関連情報を一元管理
CORRESSAに備わっているコレポン&ドキュハン機能を使用することで、プロジェクトに関連する情報をすべて一元的に管理できます。
プロジェクトごとに切り替えて使用するため、画面に表示される情報はそのプロジェクトに関するものになります。
プロジェクトに関わる企業やグループ、メンバーを事前に登録し、そのプロジェクトのメンバーだけがアクセスできるため、情報の漏洩や混入のリスクを軽減します。
さらに、ドキュハンを使用することで、プロジェクトの公式図書を一元的に管理することも可能です。
必要十分な機能
CORRESSAは「Salesforce App Cloud」のクラウド基盤上に開発されており、システムの構築が不要で、一つのプロジェクトからすぐに利用を開始できます。
プロジェクトが増えたり規模が拡大したりした場合でも、迅速に対応できます。
短い期間での導入が可能で、必要な機能を最低限に絞りつつ、手頃な価格で提供されています。
高い安全性
事前に登録したプロジェクト関連の企業やグループ、メンバーだけがCORRESSAにログインできるため、誤送信や情報の漏洩などの情報セキュリティ事故を防ぐことができます。
さらに、ログイン時のIP制限や2段階認証などのセキュリティ対策の実施もできます。
時間や場所にとらわれない
CORRESSAは、実績と信頼性の高い「Salesforce App Cloud」上で開発された統合アプリケーションです。
いつでもどこからでもアクセス可能で、安定した動作と強固なセキュリティを維持しながら、システムの構築が不要で即座に導入できます。
CORRESSAの機能
CORRESSAには、大きく3つの機能があります。それが、コレスポンデンス機能と図書管理機能、そしてファイル共有機能です。それぞれの機能についてご説明します。
コレスポンデンス機能
コレスポンデンス機能、通称コレポン機能とは、プロジェクト内のコミュニケーションに関する処理について、完璧かつ正確な記録を保持する機能です。
各ユーザーは、自分が割り当てられた複数のプロジェクトを切り替えながら、自社や他社との情報交換を行うことが可能です。
コレポンタイプに応じたワークフローを複数設定できます。また、受信側からの返答メッセージにもワークフローが適用され、承認されたものだけが送信されるシステムです。
社外の企業から受け取ったコレポンや自社が送信したコレポンに関連するアクションを、社内のユーザーに割り当てて作業指示を出すことができます。
図書管理機能
図書管理機能、通称ドキュハン機能とは、実体のない文書を登録し、それが完成文書になるまでの単一または複数のファイルを含むドキュメントセットを管理する機能です。
CORRESSAのドキュハンでは、作成すべきプロジェクト図書のリストをインポートし、作成、修正、発行を一元的に管理することが可能です。
図書の種類、番号、WBS、状態、発行日、作成者、版数、カスタム属性などの属性を管理し、図書タイプの番号体系に応じた発番設定機能も備えています。
また、登録したプロジェクト図書の進行状況をタイムリーにプログレスチャートで確認できます。
ファイル共有機能
CORRESSAのファイル共有機能は、プロジェクトや業務内の特定部署間でのファイル共有をサポートしています。
プロジェクトや業務に関連する参考文書や前のフェーズの完成文書、既存の図面などを共有するための共通の場所を、該当するプロジェクトや業務内で提供しています。
コレスポンデンスや図書管理と同じく、特定のプロジェクトに設定された企業のみがアクセスできる保存領域を提供し、そのプロジェクトに関わらないユーザーはアクセスできません。
対象プロジェクトについても、共有アクセス権限を細かく設定でき、セキュアなファイル共有を実現します。
CORRESSAの導入方法
CORRESSAを導入するには、公式サイトから希望のユーザライセンスを選択し、トライアルに申し込みましょう。
基本ユーザライセンスにはsalesforce.comのライセンスも含まれていますが、アプリケーションの追加開発には、標準のsalesforce.comライセンスも購入する必要があります。
また、Salesforce用アプリケーションは以下のサイトからインストールできます。
まとめ
今回は、CORRESSAについて解説してきました。
CORRESSAは、複数の会社間でのプロジェクト型ビジネスに最適であり、プロジェクトに関する情報を一元管理できます。
また、Salesforceのクラウド基盤上のアプリケーションであるため、いつでもどこでも、安全に利用できます。
プロジェクトベースのビジネスをしている方は、CORRESSAを導入してみてはいかがでしょうか。
また、現在DX攻略部ではSalesforceの導入支援を行っております。こちらもあわせてご活用ください。
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