SAP ERPとSalesforceをリアルタイム連携！「Overcast」について解説

こんにちは、DX攻略部のトーヤです。

今回は、Salesforceビジネスユーザ向けのSAP連携クラウドパッケージソリューションであるOvercastについて解説していきます。

OvercastはSalesforceネイティブのクラウド連携サービスであり、SAP、Oracle、Microsoftなどのオンプレミスで運用されるアプリケーションに迅速かつ容易に接続します。

この記事では、Overcastの特徴や導入するメリットについてご紹介します。

Overcastが気になっている方は、ぜひご覧ください。

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Overcastとは？

Overcast公式サイト

OvercastとはVigience Co., Ltd.が提供するSalesforceネイティブのクラウド連携サービスです。Salesforceをお使いのSAP、Oracle、Microsoftなどのオンプレミスアプリケーションに迅速かつ容易に統合します。

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SAP ERP、およびその他のシステムと連携し、Salesforceを使用して見積もりから顧客サービスまでのプロセスを完全に管理できます。

また、高度なプログラム自動生成機能とUI作成ツールを使用して、SAP以外のバックエンドシステムともコーディング不要で連携可能です。

ミドルウェアではなく、オンプレミスのデータやプロセスにアクセスするためのレイヤーとして機能するSalesforceアプリとなっています。

Overcastの特徴

まずはOvercastの特徴についてご紹介します。Overcastには、Salesforce連携に関するあらゆるニーズに対応する一つの完全なソリューションとして、以下のような特徴があります。

すべての連携パターンに対応

Overcastを使うと、高度な連携を数日内に実現可能で、専門家の介入や大量の手書きコードは不要です。SAP APIをリアルタイムで呼び出せます。

通常、バックエンドのSAPとSalesforceは同じマスターデータを共有し、適切なデータ連携を確立する必要があります。

受注履歴などの詳細なレポートを取得する場合や、アプリ内に追加情報を表示したい場合は、Overcastのリアルタイム連携や、OvercastのSalesforce Connect APIがおすすめです。

基本的なデータ連携が完了次第、ビジネスプロセスの連携も始められます。

SAP側の作業はゼロ

Overcastは、SAP ERPの30,000を超える標準API（BAPI、RFC）と独自に開発したBAPI・RFCをすぐに活用できる点が強みです。

また、SAPのテーブルはリアルタイムで複製やアクセスが可能です。すべての操作はポイント＆クリックだけで行えます。

SAP側での作業は一切不要で、SAP Netweaverも必要としません。すべてをSalesforceで処理することが可能です。

セキュアな接続

Salesforce.comと利用中のオンプレミスシステムは、セキュアなサイト間VPNを利用して接続できます。これにより、安心して接続可能です。

さらに、OvercastのSecure Agentを使用して安全なゲートウェイを設置することも可能です。

新しいポートをファイアーウォールに追加せずに済み、基本的な接続を確立するための時間を節約できます。

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完全自動の技術連携

オンプレミスシステムとSalesforceの連携はすべて自動化されており、OvercastがAPIメタデータを解析してデータタイプとプロトコルを変換します。これにより品目リストの連携が実現します。

これは正しいBAPIを選ぶ簡単な作業で5分以内に完了します。複雑なSAPビジネスオブジェクト（ヘッダー、アイテム、スケジュール、テキスト）が１つのトランザクションとして登録されます。

ドラッグ＆ドロップマッピング

データがSalesforceに複製された際、対応するSalesforce標準オブジェクトにマッピングされるようになっています。

これはOvercastの「オブジェクトマッピング」機能や、標準のSalesforceツール（Process Builder、APEXコードなど）を利用することで可能です。

「Integration Object Viewer」を使用すると、連携のテスト、テストデータの保存、連携の実行、レスポンスのモニタリングが行えます。

スケジュール、トリガ、マニュアルで実行

Overcastのデータ同期シナリオは手動で実行することができ、定期的な実行（例えば１時間ごと）も設定可能です。さらに、特定のトリガーイベントでの実行も可能です。

新しいアカウントが保存された場合、単一のビジネスオブジェクトまたはすべてのビジネスオブジェクトが複製されます。

Overcastを導入するメリット

Overcastでは、ほとんどの連携プロセスは自動化されており、Salesforce-SAP連携の要件の80%は追加設定が不要です。

主要な連携プロセスはOvercastを通じて完全に自動化されています。残りの部分もポイント＆クリックで対応可能で、コードは必要ありません。

SAPやSalesforce、ミドルウェアでの大量の手書きコードは不要で、連携に関わるビジネスロジックは全てSalesforce内で管理されます。

リアルタイムとデータ同期を組み合わせたシンプルなアーキテクチャにより、開発、サポート、メンテナンスの労力を大幅に削減できます。

Overcastの導入方法

Overcastを導入するには、サービスを契約し、以下のサイトからSalesforce用アプリケーションをインストールする必要があります。

インストールはこちら

「今すぐ入手」をクリックするとインストールが開始します。画面に表示される指示に従ってインストール作業を進めてください。

また、サービスを契約する前にOvercastデモを申し込むこともできます。実際に機能を試したい方は、以下よりデモの依頼をしてください。

デモの申し込みはこちら

まとめ

今回は、Overcastについて解説してきました。

Overcastを導入することで、SalesforceにおいてさまざまなSAP連携機能を利用できるようになります。

Overcastが気になっている方は、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

また、現在DX攻略部ではSalesforceの導入支援を行っております。こちらもあわせてご活用ください。