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Salesforceで利用可能なフィールドサービス業務最適化ツール「ServiceMax」を解説

こんにちは、DX攻略部です。

今回は、「ServiceMax」と「Salesforce」の連携について解説していきます。

現在職場で、作業の工程に限界を感じていませんか

そんな方におすすめなのが、今回紹介する「ServiceMax(サービスマックス)」です。

今回この記事では、ServiceMaxの紹介や「Salesforce」との連携方法・連携させることでできることなどを解説していきます。

ServiceMax(サービスマックス)とは?

ServiceMaxは、フィールドサービス業務(顧客の拠点で自社製品に対して行われる作業)の最適化・高度化を実現する、クラウドサービスのために設計されたソフトウェアです。

ServiceMaxを活用することで、エンドツーエンドのフィールド・サービス業務を最適化できます。

最適化できる範囲は、スケジュール管理機能・作業指示・設置基盤の設計・円滑なコミュニケーション構築など多岐に渡ります。

ServiceMaxの特徴

ここでは、ServiceMaxの特徴を解説していきます。

  1. 高度なスケジューリング機能と派遣機能
  2. 作業指示管理機能
  3. フィールドサービスアプリ
  4. ServiceMax Engage
  5. 円滑なリアルタイムコミュニケーション

    高度なスケジューリング機能と派遣機能

    ServiceMaxのスケジューリング機能は、自社の技術者とパートナー会社の技術者双方のスケジュールを管理できます。

    管理は複雑なものではなく、ドラッグ・アンド・ドロップで簡単に操作できるディスパッチコンソールです。

    作業指示が複数ある場合の同時設定や、複数のサイトを訪問する長時間の派遣スケジュールの自動設定にも対応しています。

    また、納品した機器やサイトにトラブルが発生し顧客だけでは問題が解決しない場合、技術者を問題解決のため派遣しなければならないケースもあります。

    その場合は、派遣機能のディスパッチ機能で、問い合わせ内容を解決できる最適な技術者を最適なタイミングで派遣できます。

    高度なスケジュール機能で業務効率化・派遣機能で迅速に問題解決をできる担当者を派遣できることで、初回解決率の向上、障害復旧時間を短縮します。

    作業指示管理機能

    ServiceMaxの作業指示管理機能は、不具合が発生した場合でもデータを基に診断を行い、自動で作成される詳細な作業指示を技術者に送信します。

    これにより、技術者は送信させた指示に従って作業することが可能で、迅速な問題解決や故障も未然に防ぐことができます。

    フィールドサービスアプリ

    ServiceMaxが提供するフィールドサービスアプリは、業界標準モバイルフレームワークを基盤に開発されたアプリです。

    このアプリは、生産性向上に役立つ多彩な機能を色々なデバイスで実行できます。その機能の一例は以下です。

    1. 常時アクセスが可能
    2. PC・スマホ・タブレットなどのデバイスで実行可能
    3. インターネットにアクセスできない環境にも対応
    4. 複雑な作業指示の遂行
    5. 作業完了報告書の作成
    6. 作業の見積・部品・製品の料金計算

      フィールドサービスアプリを活用することで、日々の業務を円滑化します。

      ServiceMax Engage

      ServiceMax Engageとは、サービスを提供する機器の所有者とオペレーターを繋ぎ、顧客体験価値と資産データの品質を向上させる、直感的なターンキーモバイルアプリケーションです。

      サービスを提供する機器の所有者側は、提供した顧客にサービスプロセスを関与することを望んでいます。

      ここをオペレーターと繋ぐことで、サービスの利用状況を把握し、サービスの開始時や利用時にきめ細かな対応を提供することで、顧客満足度を高めることができます。

      なお、提供された側は資産データの品質と完全性を向上させ、サービスプロバイダーの生産性と機器の稼働時間に貢献できます。

      円滑なリアルタイムコミュニケーション

      円滑なリアルタイムコミュニケーションを実現させるために、「ServiceMax Zinc」という機能があります。

      技術者が作業を迅速かつ正確に行うためには、問題解決に必要な人や情報にリアルタイムにアクセスできる環境が必要です。

      Zincのリモートサービス機能により、部署間で使用するテキスト・音声・ビデオ・写真・コンテンツの共有、現在地共有・1対1で通信も可能です。

      この機能で、修理時間の短縮や顧客満足の向上を可能にします。

      「Salesforce」との連携方法

      ServiceMaxと Salesforceとの連携方法については、以下の通りです。

      1. AppExchangeをクリックし、左上の青字の「今すぐ入手」を選択する
      2. 「今すぐ入手」→「すべてのユーザのインストール」を選択する
      3. インストールが確認できたら、指示通りに連携や設定をしていく

      上記手順通りに連携をしていけば、簡単に連携できます

      Salesforceと連携させるとできること

      ここでは具体的に、ServiceMaxと Salesforceを連携させることでできることについて解説します。

      完全な機器の情報管理

      顧客に納品した製品のデータを的確に管理し、その製品に紐づく保証・契約情報を駆使したパフォーマンス分析を行うことができます。

      これにより、メンテナンスコストを削減し機器の稼働を最大化します。

      業務プロセスが構築済み

      ServiceMaxは、業界の最善の方法や最良の事例に基づいた構築済みの業務プロセスを活用しています。

      そのため、最初から構築する必要がないため、導入にかかる費用を削減できます。

      生産性の向上を実現

      Salesforce上で稼働する上で、顧客の契約状況や設置機器の管理・作業指示や部品管理・スケジュール管理や履歴データの分析など、一連のサービス業務を可視化します。

      また、モバイル対応により、あらゆる情報にその場でアクセスができ、リアルタイムに情報を把握できます。

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      まとめ

      ここまで、ServiceMaxとSalesforceの連携について、解説してきました。

      ServiceMaxでは、高度なスケジュール管理や派遣による業務効率化・作業指示機能による業務の円滑化、リアルタイムコミュニケーションが実現できる点を解説してきました。

      現在、業務工程で改善や効率化したい方は、ServiceMaxの活用をおススメしています。

      Salesforceと連携させることで、さらに一連のサービス業務を可視化することもできるため、この機会に活用を検討してはいかがでしょうか。

      なお、現在DX攻略部では、Salesforceの導入支援(「値引き交渉」や「初期導入支援」など)を行っております。

      導入を検討されている方は、ぜひDX攻略部にお任せください。

      DX攻略部のSalesforce導入/運用支援
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      DX攻略部ではSalesforceの導入/運用/開発を支援しております。初期導入をご希望の場合は、Salesforceの割引交渉を含めた支援も可能ですので興味がある方はチェックしてみてください。

      また、DX攻略部ではSalesforceで連携できる他のツールについても多数紹介しています。

      本記事内でもいくつか紹介しておりますので、気になった記事はそちらも合わせてご一読ください。

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