こんにちは、DX攻略部のトーヤです。
今回は、サブスクリプションビジネスを成功に導くための販売・請求管理システムであるScalebaseについて解説していきます。
Scalebaseを導入すると、管理業務を効率化したり、価格設定の継続的な変更が容易になったりします。
また、Salesforceと連携させることでSalesforceのデータを基に見積もりを作成することも可能です。
この記事では、Scalebaseの機能やSalesforceと連携させてできることについてご紹介します。
サブスクビジネスを行っている方や検討している方は、ぜひご覧ください。
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Scalebaseとは?
Scalebaseとは、アルプ株式会社が提供している販売・請求管理システムです。複雑な契約情報を適切に管理し、全ての持続的な収益ビジネスの成長を促進します。
利用することで、サブスクや従量課金制のビジネス業務を効率化できます。サブスクリプション業務の効率化を徹底し、ビジネスの柔軟性を向上させ、収益成長を支援します。
売上管理と請求業務の効率化、事業の透明性を高めるレポート作成、そして価格設定の変更を容易にする環境整備など、バックオフィスの基盤として企業の成長を支えます。
従来の販売管理の仕組みと異なり、顧客や商品との接点を柔軟に構築することで、新しいビジネスモデルを素早くかつ低コストで実現し、事業成長の基盤となります。
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Scalebaseでできること
まずはScalebaseによってできることをご紹介します。Scalebaseを導入すると、主に以下のようなことができます。
- 販売や請求の管理業務を効率化
- 販売状況の可視化
- 提供価値の定期的な見直し
販売や請求の管理業務を効率化
受注から会計までを接続し、販売条件、請求サイクル、契約サービスの組み合わせ、および変更履歴など、各顧客に適用されるすべての契約情報を管理します。
契約情報に基づいて、従量料金の自動計算、請求書の作成と送信、および決済システムとの連携を行い、請求業務の効率化に寄与します。
販売状況の可視化
契約および請求情報を基にして、MRRや解約率などの可視化、そして新規契約のリストアップなどを円滑に実行します。
営業部門が使用するSFAやCRMとは対照的に、経営やバックオフィスが処理する正確なデータは、会計処理や事業計画の策定などに活用できます。
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提供価値の定期的な見直し
商品マスタは様々な料金設計に対応し、柔軟な契約管理を可能としています。これにより、新しいサービスやプランの販売や価格戦略を円滑に展開できます。
改定時の手間のかかる変更作業や費用から解放され、売上拡大に向けた販売方法や料金体系の継続的な見直しが可能となります。
Scalebaseの機能
Scalebaseで使える主な機能についてご紹介します。Scalebaseでは、継続課金ビジネスにおける受注後の一連の業務を効率的に処理するための機能を備えています。
- 契約管理
- 商品マスタ管理
- プライシング
- 請求管理
- Scalebaseペイメント
- 分析レポート
- API・システム連携
契約管理
プラン変更や更新などの履歴を1つのタイムラインに記録します。また、個々の顧客に合わせて異なる契約情報を時系列に沿って正確に管理し、個別の割引適用などの特別な対応も行います。
Scalebaseの契約管理では、顧客情報に商品(マスタ)を割り当て、契約開始日などの必要事項を入力するだけで、簡単に設定できます。
顧客ごとの個別設定や契約変更の履歴にも対応し、サブスクリプション契約を正確に管理します。
商品マスタ管理
Scalebaseで利用する商品マスタとして、各プランやオプションに関連する表示価格や契約期間などの「標準の販売条件」を管理します。
作成した商品マスタは、契約管理時に顧客情報と結び付けて活用します。
商品マスタはいつでも作成や追加が可能です。そのため、新しいサービスやオプションを提供する際も容易に対応でき、事業の拡張性を確保します。
プライシング
Scalebaseでは、従量課金や日割り、値引きなど、さまざまなプライシングに対応しています。これにより、毎月の請求金額の計算やプランの改定時の管理における課題を解決します。
課金モデルの柔軟性が、販売戦略に基づいた価格設定戦略と、契約や請求の管理の効率化を実現します。
また、プライシングモデルと組み合わせることで、キャンペーンや個別の割引など、さまざまな販売手法に適応します。
請求管理
Scalebaseでは、契約情報に基づき、毎月の請求データを自動的に生成します。従量課金や日割りなどの複雑な料金計算も正確に処理されます。
サブスクビジネスにおいては、請求のタイミングや金額を誤ると、信頼が損なわれ、顧客離れの原因となることがあります。そのため、ミスなく効率的に請求業務を行う体制を構築することが重要です。
Scalebaseを導入することで、請求業務におけるミスをなくし、担当者の負担を大きく軽減することができるようになります。
Scalebaseペイメント
Scalebaseペイメントとは、クレジットカード支払いや口座振替システムとの連携に対応した請求書発行システムのことです。
法人向けビジネスの主要な支払い手段である請求書の発行や送付に加え、クレジットカードや口座振替などの決済システムとの連携も行い、決済情報を統合的に管理するペイメントシステムとして、資金回収を支援します。
ScalebaseペイメントをScalebaseと連携することで、Scalebaseの請求書の発行およびペイメント管理機能として活用できます。
分析レポート
Scalebaseで管理される契約情報や実際の請求情報を元に、MRRや解約率などのビジネス指標を自動的に計算します。主要な指標はダッシュボードで確認でき、データ集計にかかる負担を大幅に軽減します。
契約や請求情報に基づいて計算されるため、CRMやExcelでの集計とは異なり、信頼性の高い数字を算出できます。
高信頼性のデータは、事業報告や施策策定に利用できるだけでなく、請求予実表などの業務レポートにも適用可能です。
API・システム連携
Scalebaseでは、他のシステムとのデータ連携により、契約や請求の管理業務をスムーズに行うことができます。業務の効率化のみならず、Scalebaseで取り扱うデータを最大限活用できます。
顧客や契約情報を取り込み、請求書や仕訳データを自動生成することで、手入力や転記ミスなどから解放され、契約や請求の管理業務を効率化します。
APIを使った連携やサービス間の自動連携、CSV連携に対応しています。
Scalebase Connect for Salesforceでできること
Scalebaseは、Scalebase Connect for SalesforceというアプリケーションによってSalesforceと連携させて利用できます。
連携により、SalesforceとScalebaseがリアルタイムに同期します。
Scalebase Connect for Salesforceを使用すると、Salesforceの商談や取引先情報を基に見積もりを作成でき、Scalebaseへの契約や顧客情報の登録が容易になります。
案件獲得後の顧客や契約管理、請求書の作成や送付、入金管理など、あらゆる事務処理や社内オペレーションの自動化を推進し、複雑な契約に素早くかつ容易に対応できるようになります。
Scalebase Connect for Salesforceの導入方法
Scalebase Connect for Salesforceを導入するには、以下のサイトからSalesforce用アプリケーションをインストールする必要があります。
「今すぐ入手」をクリックするとインストールが開始します。画面に表示される指示に従ってインストール作業を進めてください。
まとめ
今回は、Scalebaseについて解説してきました。
Scalebaseを導入することで、販売管理や請求管理などの業務を効率化できます。
Salesforceとの連携により、Salesforceのデータを基にした見積もり作成も可能となります。
サブスクビジネスを行っている方や考えている方で、Salesforceを活用した業務効率化がしたいという方は、ぜひScalebase Connect for Salesforceの導入をご検討ください。
また、現在DX攻略部ではSalesforceの導入支援を行っております。こちらもあわせてご活用ください。
DX攻略部ではSalesforceの導入/運用/開発を支援しております。初期導入をご希望の場合は、Salesforceの割引交渉を含めた支援も可能ですので興味がある方はチェックしてみてください。