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Snowflakeパートナーとは?種類とできることを初心者向けに解説

こんにちは、DX攻略部のkanoです。

「Snowflakeを導入したいけど、導入先を探す判断材料が欲しい」

「Snowflakeコンサルを依頼する際に、その企業がSalesforceパートナーとなっていたがどういった資格なのかわからない」

Snowflake導入の成否は「どのパートナーに、どこまで任せるか」を早い段階で言語化できるかで大きく変わります。

要件が固まっていない段階で発注すると、後から設計や運用ルールの手戻りが増え、費用と期間の説明が難しくなりがちです。

この記事では、Snowflakeパートナーの種類と役割を整理したうえで、意思決定に必要な判断軸(効果、期間、体制、リスク、費用)に落として「失敗しにくい選び方」をまとめます。

読み終える頃には、自社がまず比較すべき候補と、見積もり比較に必要な前提が明確になります。

そして、DX攻略部では、Snowflake×Streamlitを活用した統合BI基盤構築支援サービスを行っています。

記事の内容を確認して、Snowflakeを自社に活用してみたいと考えた方は、下記のボタンをクリックしてぜひDX攻略部にご相談ください!

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Snowflakeパートナーの全体像

Snowflakeは公式のパートナーネットワークを通じて、サービス企業、テクノロジー企業、クラウド事業者、そしてMarketplaceの提供者と連携しています。

企業はこのエコシステムから必要な支援を選び取り、短期間で成果を出しながら長期の運用と拡張性を確保できます。

重要なのは「自社の課題を言語化し、誰に何を頼むか」を明確にすることです。

Snowflakeパートナーを知るために、その全体像から確認していきましょう。

Snowflake Partner Networkとは

Snowflake Partner Networkは、導入や移行を伴走するサービスパートナーと、Snowflakeと深く連携するソフトウェアやSaaSを提供するテクノロジーパートナーを中心に構成されています。

クラウド事業者との連携や、データやネイティブアプリを配布するMarketplaceまで含めて、データ活用の全工程をカバーするのが特徴です。

パートナーを活用するメリット

Snowflakeパートナーを活用することは、どういったメリットがあるのでしょうか?

そのメリットは、短期的には、設計ミスや移行の手戻りを防ぎ、初期学習コストを抑えられるという点です。

また、中長期的には、チューニングやコスト最適化、セキュリティや監査対応、AI連携などの継続課題に専門知見を注入できます。

社内にノウハウを残す設計にすれば、外部依存を減らしながら内製化の速度も上げられます。

筆者
最終的には内製化できるのが1つの目標といえるでしょう。
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パートナーの種類と役割

Snowflakeのパートナーは大きく四つに整理できます。

区分 主な役割 向く状況(例) 最初に確認すること(例)
サービスパートナー 要件整理、設計、移行、運用設計、ガバナンス整備 新規導入で社内経験が薄い、短期で成果が必要 成果物の一覧、運用ルール(権限・監査・コスト)の範囲
テクノロジーパートナー 連携ツール提供(ETL/ELT、カタログ、BI、監視など) ツール連携を早く進めたい、運用を自動化したい 監査ログ、権限スコープ、サポート範囲、運用負荷
クラウドパートナー 基盤(AWS/Azure/Google Cloud)との親和性、統制との整合 既存クラウド標準や認証基盤に合わせたい 認証連携、監査、ネットワーク要件、リージョン方針
Marketplace/Powered by データやアプリの配布、外部共有、収益化 社外共有やデータ提供を事業化したい 契約・課金モデル、更新頻度、サポート、責任分界

違いを理解し、組み合わせて使うと効果が高まるので、自社に合ったパートナー探しに役立ててください。

サービスパートナー

Snowflakeのサービスパートナーは、要件定義、アーキテクチャ設計、データモデル設計、移行計画、PoC、本番化、運用設計、ガバナンス整備まで幅広く支援します。

アセスメントの段階で現状資産とスキルの棚卸しを行い、段階移行のロードマップを引くのが一般的です。

社内にデータ基盤の経験者が少ない場合や、短期間で成果を示す必要がある場合に特に有効です。

テクノロジーパートナー

テクノロジーパートナーは、ETLやELT、ストリーミング、データカタログ、メタデータ管理、ワークフローオーケストレーション、BI、MLOps、監視可観測など、Snowflakeと連携するツール群を提供します。

ネイティブ連携に対応する製品を選ぶと接続や権限設定が簡素化され、運用負荷も下げられます。

同カテゴリで複数候補があるなら、Partner Connect対応の有無や管理者体験、監査ログの扱いも比較軸にします。

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クラウドパートナー

SnowflakeはAWS、Azure、Google Cloudの上で動くサービスです。

どれを選んでもSnowflake自体の使い勝手は大きく変わりませんが、周辺のつながり方に違いがあります。

既存資産と社内標準に合わせること 既に使っているクラウドと認証基盤に合わせると、運用や監査がシンプルになります。

既にAWSやAzure、GCPで本番運用しているという場合は、原則はそのクラウドを選ぶとよいでしょう。

ID連携や監査の仕組みが共通化でき、運用が簡単になるからです。

グローバル展開や災害対策を重視したい場合は、複数リージョンや将来的なマルチクラウドも選択肢です。

ただし最初は一つに絞り、運用を安定させてから拡張するのが現実的です。

Marketplace提供者とPowered by Snowflake

自社データやネイティブアプリをMarketplaceで提供すると、社外との安全な共有や収益化が可能です。

契約形態や課金モデル、データ更新頻度、サポート体制を早期に設計すると運用が安定します。

自社プロダクトにSnowflakeを組み込む「Powered by」モデルは、開発速度とセキュリティ水準の両立に有効です。

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認定とティアの仕組み

Snowflakeはパートナー企業をティアで格付けし、実績やスキルを可視化しています。

上位ティアは高度な案件経験や体制を持ち、複雑な要件への対応力が期待できます。

Snowflakeの認定やティアがどういったものなのかについて解説しますので参考にしてみてください。

ティアの意味

一般に上位ティアほど大規模移行、業界固有要件、厳格なガバナンス案件への実績が豊富です。

2025年はプログラムの刷新が進行中で、しばらくは新旧の表記が併存する可能性があります。

ティアや受賞歴は有力なシグナルですが、それだけで決めると「何を、どこまで、いつまでに」やるのかが曖昧になりがちです。

そこで、提案依頼(RFP)では成果物と合格基準を先に固定し、各社の提案を同じ条件で比較しましょう。

最低限そろえるのは「成果物一覧」「体制と役割分担」「費用が増える条件」「運用ルール(権限・監査・コスト管理)の範囲」です。

筆者
ティアはランクのような雰囲気で捉えるとイメージしやすいです。

認定に関わる評価指標の例

Snowflakeパートナーとして、認定を受けるための条件はあるのでしょうか?

パートナーとして認定されるためには、企業としてのデリバリー認定や顧客事例、再現性の高いパターンや加点対象の実績、トレーニング体制の有無などが評価されます。

併せて在籍エンジニアの個人資格保有状況は、チームの技術力を推し量る目安になります。

Snowflakeコンサルを依頼する際の参考になるので、Snowflakeパートナー認定を受けているかどうかを確認するのも1つの判断基準です。

スペシャリゼーションとアワード

業界別や領域別のスペシャリゼーションは、得意分野を見極める手がかりです。

毎年のアワード受賞歴は顧客満足やデリバリー品質のシグナルになりますが、実務での再現性が確認できる具体的な成果物やベストプラクティスの提示があるかも重視しましょう。

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Partner Connectの使い方

Partner Connectは、対象ツールの試用作成とSnowflakeへの統合を簡易化する仕組みです。

導入前の実測を素早く回し、比較検討のスピードを上げられます。

連携ツールの探し方

連携ツールの探し方は、Partner Connectのテクノロジー一覧でカテゴリとネイティブ連携の可否を確認します。

要件に対して複数候補がある場合は、提供する権限スコープ、監査ログの出力、運用自動化の選択肢、サポートの応答速度を比較しましょう。

ワンクリック連携の進め方

Partner Connectからツールを選択し、試用アカウントを作成してSnowflakeに接続します。

初期設定で作成されるロールやオブジェクトの扱い、ネットワークポリシー、データの格納場所を事前に決めると、検証から本番への移行が容易になります。

無償トライアルと検証の注意点

無償トライアルは「機能があるか」ではなく、「本番運用に耐えるか」を短期間で見極める場にすると投資判断が楽になります

合格基準は、性能だけでなく、権限設計、監査ログ、障害時の切り分け、費用の増え方(どの操作でコストが上がるか)まで含めて置きましょう。

ここが曖昧だと、導入後に追加費用や追加作業が発生しやすくなります。

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企業の目的別の選び方

同じSnowflake活用でも、狙いによって頼るべき相手や組み合わせは変わります。

まずは目的を明確にし、選定基準を合わせましょう。

Snowflakeパートナーの企業目的別の選び方について紹介します。

新規導入やモダナイズ

新規導入を考えている場合、内製の設計経験が限られ、最初のアーキテクチャ品質が将来の運用コストや拡張性に直結することになります。

そのため、上位ティアのサービスパートナーを軸に選ぶことをおすすめします。

また、短期間で標準的なデータパイプラインと権限モデルを整えたいという理由の場合は、ネイティブ連携に対応したETLやワークフロー、データカタログのテクノロジーパートナーを選びましょう。

セキュリティ統制と監査証跡を早期に固めたいという理由で、既存のID基盤や監査の仕組みと親和性が高いクラウドを選ぶのが安全です。

さらに、コストの見える化を早く実現し初期の試行錯誤を最小化したいという理由で、Partner Connect対応製品から開始し、運用管理がシンプルな構成を優先します。

最終的には、目的の優先度を明文化し、標準ロール設計とデータ分類ポリシーを定義し、3〜6か月の合格基準を合意できる相手を選ぶというのが一連の選定基準のおすすめになります。

筆者
モダナイズとは、特にIT分野では、古くなった情報システム(レガシーシステム)を、現在の技術やニーズに合わせて最新の状態に改変・刷新することを指します。

旧データウェアハウスからの移行

旧データウェアハウスから移行する場合は、業務影響を最小化しながら段階移行を進めることになるため、移行実績が豊富なサービスパートナーを選びます。

また、既存エンジンのSQL方言やバッチ資産を効率良く置き換えたい場合は、移行自動化に強いテクノロジーパートナーがおすすめです。

失敗時のロールバック手順と責任分担まで明確化できる相手を選ぶと、もしものときのトラブルを回避できます。

データ共有やMarketplace活用

顧客やパートナーに安全にデータを提供し収益化したいという理由で、Marketplaceとガバナンス設計をリードできるサービスパートナーを選びましょう。

配信の自動化と利用計測を仕組み化したいという目的がある場合、メタデータ管理やカタログ、課金連携に強いテクノロジーパートナーが的確です。

AIや機械学習の活用

近年はAIを活用する場面が増えてきています。

Snowflakeの場合も同様で、そういった目的をメインとする場合もSnowflakeパートナー選びが重要です。

AIや機械学習を勝つようする場合、モデルの実運用まで見据えて短期間で成果を出すために、MLパイプラインとMLOpsに強いサービスパートナーを選ぶと良いでしょう。

これは機械学習を作って終わりにせず、データの取り込みから学習、デプロイ、監視、再学習までを一気通貫で設計し、実装し、運用を軌道に乗せられる支援会社のことです。

チームが自走できるように手順書やテンプレート、運用ルールを残し、教育まで行いたい、という目的を持つ場合にもおすすめのパートナーになります。

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よくある誤解と落とし穴

Snowflakeパートナーに関する誤解や落とし穴となる部分についてもまとめました。

小さな見落としが後のコスト増やセキュリティリスクにつながります。

よくある誤解を事前に潰しておきましょう。

SnowPro資格と認定パートナーの違い

SnowProは個人のスキル認定で、企業のパートナー認定とは別物です。

企業選びでは、個人資格の数だけで判断せず、デリバリー体制や再現性のある実績、サポート品質を総合評価します。

連携の互換性とサポート範囲

一覧に載っていないツールでも標準接続で使える場合がありますが、全機能の互換性が保証されるわけではありません。

PoCで要件を満たせるか、監査や運用の観点まで検証します。

コスト最適化とガバナンスの見落とし

ワークロード分離、権限設計、タグ付け、監査ログ整備、アラート設計を初期から織り込みます。

意思決定としては、最初に「誰が見てよいか(権限)」「何が起きたか追えるか(監査)」「いくらまでなら許容か(コスト)」の3点を最小ルールで固定すると失速しにくくなります。

これらを後回しにすると、利用が広がるほど手戻りが増え、結果的に費用と期間の説明が難しくなります。

可視化や異常検知の自動化を後回しにすると、利用が広がるほど手戻りが増えます。

契約を結ぶ際に様々な場面を想定した契約を結ぶようにしましょう。

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2025年の最新動向

Snowflakeは定期的にアップデートを行っており、2025年も部分的に変更が加えられる場合があります。

その中で、2025年はプログラム刷新でティア構造や育成施策が強化され、パートナーの差別化が進んでいます。

AIとアプリ開発領域の需要増に伴い、データ共有やアプリ配信のユースケースが加速していることが関係しているようです。

Snowflakeパートナーの2025年の最新動向についても確認しておきましょう。

パートナープログラムのアップデート

認定やスキル要件の見直し、学習プログラムの拡充、共同販売や共同検証の強化などが進行しています。

選定時は最新のティアと提供範囲、得意領域の更新有無を確認しましょう。

直近のアワードと注目企業

地域や領域ごとの受賞歴は、品質や顧客満足の実績を示します。

新旧プログラムの移行期は、受賞歴と現行の提供範囲が一致しているかも確認すると安心です。

AIとアプリ開発領域のトレンド

生成AIやリアルタイム分析の活用が広がり、ガバナンスとセキュリティの重要性が一段と増しています。

データ最小化や監査容易性を意識した設計が評価される傾向です。

筆者
今後もAIの活用の幅はどんどん広がっていくことが予想されます。

まとめ

Snowflakeのパートナーは「サービス」「テクノロジー」「クラウド」「Marketplace」の4つに分けて理解すると整理しやすく、導入から運用、AI活用、データ提供までを支えます。

企業向けのティアは実績や体制の指標であり、個人資格とは目的が異なる点に注意しましょう。

2025年はプログラム刷新期のため、各社ページの最新表記と提供範囲を確認しつつ、Partner Connectで早期に検証を回すのが近道です。

選定ではティア、業界実績、連携の深さ、運用支援、セキュリティ、費用モデルを軸に比較し、自社に最適なパートナーを見つけましょう。

最後に、パートナー選定で迷ったら「目的(最初のユースケース)」「成果物」「合格基準」「役割分担」「費用が増える条件」の5点だけ先に揃えましょう。

これだけでも見積もり比較ができ、社内説明が一気に楽になります。

自社の状況に合わせて最小構成と比較前提を整理したい場合は、現状ヒアリングのうえで優先順位と進め方を1枚にまとめて提示できます。

Snowflakeの導入は敷居が高いと感じている方も、Snowflakeパートナーと連携し、企業のDX化を推進してください。

そして、DX攻略部では、Snowflake×Streamlitを活用した統合BI基盤構築支援サービスを行っていますので、Snowflake導入を検討している企業様はぜひDX攻略部にご相談ください!

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